乳と卵 の商品レビュー
所々表現が生々しくて気持ち悪い。周りが見えなくなっている人物描写も気持ち悪い。特に「あなたたちの〜」の女性にはぞくっとしてしまった。だらだらと続く文も苦痛だった。でも、「乳と卵」の「未視感」の描写はすごくよかった。分かる分かるよくぞ書いてくれた、という感じ。とりあえず作者の感性が...
所々表現が生々しくて気持ち悪い。周りが見えなくなっている人物描写も気持ち悪い。特に「あなたたちの〜」の女性にはぞくっとしてしまった。だらだらと続く文も苦痛だった。でも、「乳と卵」の「未視感」の描写はすごくよかった。分かる分かるよくぞ書いてくれた、という感じ。とりあえず作者の感性がすごいということはよく分かりました。
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「ワタクシ率〜」は全然読めなかったのですが この「乳と卵」はスムーズに私の中に入ってきました。 見解がかなりわかれる著書ですが私は意外にもOKでした。 最初は特徴的な文体に違和感を感じつつも、 なかなか読点で終わらない文章が徐々に馴染んでいく感じ。 そして奇妙な着眼点が自分の普段...
「ワタクシ率〜」は全然読めなかったのですが この「乳と卵」はスムーズに私の中に入ってきました。 見解がかなりわかれる著書ですが私は意外にもOKでした。 最初は特徴的な文体に違和感を感じつつも、 なかなか読点で終わらない文章が徐々に馴染んでいく感じ。 そして奇妙な着眼点が自分の普段のそれと似ている感じで 一気に引き込まれてしまいました。 小説を読んでいて地味に笑ってしまった作品は初めて。 ツボにはまるかはまらないか、私ははまってしまいました。
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カテゴリに迷いましたが、自分のセクシャリティと重ねて読んでいたのでセクシャリティのカテゴリにしました。 自分にとっての<女>は散々ブログに書いたので詳細な感想ははしょりますが、 感覚に同感する箇所が多く、この作家の別の作品も読んでみたいと思いました。 (10,03,15)
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西の方の言葉で、テンポ良く文章が進んでいきます。 あっという間に読み終えました。 読み終わった後、 乳と卵という題名、ああそういうことなのか、と言う気持ちと、 テンポ良く読めてとてもすっきり、という気持ちで、 なんだかすがすがしい気分になります。 とても読みやすい本です。 女...
西の方の言葉で、テンポ良く文章が進んでいきます。 あっという間に読み終えました。 読み終わった後、 乳と卵という題名、ああそういうことなのか、と言う気持ちと、 テンポ良く読めてとてもすっきり、という気持ちで、 なんだかすがすがしい気分になります。 とても読みやすい本です。 女性とは、こうも美にこだわるのか。 そして素の女性は、こんなにも美にこだわらないのか。
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これから大人になる女の子の体や心への戸惑いが切なかった。納得できないこと、うまく表現できないこと、その潔癖さ、昔の自分にも多少そんなところがあったな・・・・。
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全編通してよどみない大阪弁で綴られている新感覚の私小説。 最初感じた読みづらさはしだいに小気味良いリズムになっていく。 (関西弁が苦手な人にはきついかもしれません) 大阪漫才のような笑いのセンスを盛り込みながら テーマの‘乳’と‘卵’にしっかりと焦点を合わせている。 08...
全編通してよどみない大阪弁で綴られている新感覚の私小説。 最初感じた読みづらさはしだいに小気味良いリズムになっていく。 (関西弁が苦手な人にはきついかもしれません) 大阪漫才のような笑いのセンスを盛り込みながら テーマの‘乳’と‘卵’にしっかりと焦点を合わせている。 08'芥川賞受賞作。
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何を書いてよいかわからんけど、書く。というか私は、「わたくし率〜」の方が、好き。これは酷く大人しい作品な気がして、温度がなんだかあわなくて、私にはよくわからない。でもそれは批判なんかじゃなく、作家の思考回路は好き。これからもこのひとの作品は読んで行きたいと思う。 作品のトピック...
何を書いてよいかわからんけど、書く。というか私は、「わたくし率〜」の方が、好き。これは酷く大人しい作品な気がして、温度がなんだかあわなくて、私にはよくわからない。でもそれは批判なんかじゃなく、作家の思考回路は好き。これからもこのひとの作品は読んで行きたいと思う。 作品のトピックとしては、 卵子と精子 生理。 子供ができるのは。 豊胸手術。 生まなければええやんか、という緑子の日記。 で、一種の通過儀礼作品とも読める。 でも、されども、しかしながら、引っ越しの時に足に刺さった針とか、ドレッシングを流す意味とか、ところどころに解釈できない出来事もあって、(なんでその描写が必要なの?意味は何?)それはまだ私の課題。きちんと読解できてないのだと思う。
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ま、これを読むための「わたくし率」だったのですが。 わたくし率よりは読みやすく、分かりやすかったです。 でも、これっきり、かなー。ぁ、ヘブンは読みたい。
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芥川賞に激しく納得!!の衝撃的な作品。 女性しか知らない感覚を鋭くえぐりだしているので男性にはちょっとつらいのかも。まぁ、私が面白かったんだからそんなことはどうでもいいのです♪ 思春期特有の緑子の苦悩には多少、身に覚えがあり、ひとつひとつの「厭」なことが、ぐっさぐさと心に刺さ...
芥川賞に激しく納得!!の衝撃的な作品。 女性しか知らない感覚を鋭くえぐりだしているので男性にはちょっとつらいのかも。まぁ、私が面白かったんだからそんなことはどうでもいいのです♪ 思春期特有の緑子の苦悩には多少、身に覚えがあり、ひとつひとつの「厭」なことが、ぐっさぐさと心に刺さってきました。 ラストの感情がぶつかりあうシーンはものすごい迫力で、なのにどういうわけか、泣けてきました。読後は爽快。 とにかくすごい作家さん、発見しちゃった!!嬉しくてにやけちゃう。
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最初読みにくさはあったけど その読点の少なさに スムーズに言葉にできないもどかしさを感じた。 すごく良かった。
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