1,800円以上の注文で送料無料

料理人 の商品レビュー

3.7

68件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    21

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2009/11/12

 田舎町にやってきて、その土地の半分をもつ家にコックとして雇われた男が…。  もう、滅茶苦茶面白い。  強烈なキャラクターで、周りをいつの間にか従わせ、環境を変えていくコンラッド(コック)がとにかくすごいのだ。 美食という欲望に溺れていく人間の描き方もいい。  かなりブラックなん...

 田舎町にやってきて、その土地の半分をもつ家にコックとして雇われた男が…。  もう、滅茶苦茶面白い。  強烈なキャラクターで、周りをいつの間にか従わせ、環境を変えていくコンラッド(コック)がとにかくすごいのだ。 美食という欲望に溺れていく人間の描き方もいい。  かなりブラックなんだけど、読後感は全く不愉快じゃない。  お勧めです。

Posted byブクログ

2009/11/14

古い一族の屋敷に料理人として現れたコンラッド。一族と村人の胃袋を支配し徐々に彼らを従えていく。 市川図書館  2009年10月5日読了

Posted byブクログ

2009/10/04

表紙が変わったんだー。 実は2冊持ってます。 あんまり何度も読んでボロボロになったのでもう一冊買ったら 翻訳が微妙に変わってるの。 新しい方が書体も字の大きさも読みやすいんだけど 古い方の翻訳のが好きなので結局ボロボロのを読んでます。

Posted byブクログ

2009/10/07

田舎の金持ち一家が、ある日現れた名コックによって徐々に美食の世界にとらわれていく…。 オチは読めてしまうけれど、展開はダーティかつスピーディで面白い。 ラストは不気味さが漂う。

Posted byブクログ

2012/07/31

ブラックユーモアがわかりにくい、最後まで行かないとただの意地悪な奴の話かと思う。「ショコラ」のブラック版みたいでした。2009/3/23

Posted byブクログ

2016/08/05

何をどう書いてもネタバレになりそうで、何とも推薦しにくい作品なのですが、本好きの人には是非一度読んで頂きたい作品。 「奇妙な味のミステリー」、「ファンタジー・ホラー」、「ピカレスク」、分類さえも出来ませんが、ともかく悪魔的、不気味、奇妙、残酷、執着に満ちた作品です。 ちなみに著者...

何をどう書いてもネタバレになりそうで、何とも推薦しにくい作品なのですが、本好きの人には是非一度読んで頂きたい作品。 「奇妙な味のミステリー」、「ファンタジー・ホラー」、「ピカレスク」、分類さえも出来ませんが、ともかく悪魔的、不気味、奇妙、残酷、執着に満ちた作品です。 ちなみに著者ハリー・クレッシングは変名で、多くの人がロアルド・ダールでは無いかと推測しているようです。

Posted byブクログ

2009/10/07

ある小さな村に恐ろしく腕の立つ料理人がやってくる。 彼の作った料理を食べると、太っていた人は食べれば食べるほど痩せていき、病気の人はすっかり健康になる。 彼は何の目的で、この村にやってきたのか・・・? 美味しそうな料理の数々とともに、ちょっとぞっとする後味の小説。

Posted byブクログ

2009/10/04

 結構どんどん読めたな。  結局、何だったのか…よく分からなかったけど、  太りたくない、  贅を尽くすのは…食でなくていい、って思ってしまいましたが。

Posted byブクログ

2012/05/01

正体不明?ながら、密かに、緩やかに重版を重ねている作品。 料理好きな私に相方がプレゼントしてくれたのですが、ものすごい暗いところから始まったので、少々嫌な気分になりつつ、途中の展開はとてもおもしろい! ただ、料理自体に関する細かな記述はほとんどないため、料理好きの人はちょっとガ...

正体不明?ながら、密かに、緩やかに重版を重ねている作品。 料理好きな私に相方がプレゼントしてくれたのですが、ものすごい暗いところから始まったので、少々嫌な気分になりつつ、途中の展開はとてもおもしろい! ただ、料理自体に関する細かな記述はほとんどないため、料理好きの人はちょっとガッカリ、かも。 逆に好きじゃない人は関係なく楽しめます。

Posted byブクログ

2009/10/04

残酷な童話をユーモアで仕上げた感じです。冷静に読めば残虐で横暴で策略に富んだストーリーなんですが、読んでる最中は「これを笑えないなんて変なのかな」と妙に自分の理性が信じられなくなる。しかも結婚式で終わるかと思ったら、その後のコンラッドがなかなか興味ぶかい。身から出たサビ、なんて教...

残酷な童話をユーモアで仕上げた感じです。冷静に読めば残虐で横暴で策略に富んだストーリーなんですが、読んでる最中は「これを笑えないなんて変なのかな」と妙に自分の理性が信じられなくなる。しかも結婚式で終わるかと思ったら、その後のコンラッドがなかなか興味ぶかい。身から出たサビ、なんて教訓ではないでしょう。どっちかといえばそれこそが本当にコンラッドが望んだことなのでは。

Posted byブクログ