MAMA の商品レビュー
せつない・・・。 ホーイチがせつなすぎてぎゅっとしたいです。 アニメとかになったら演出がすばらしかったらかなりいいと思います。
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新書購入 ファンタジー。 人食いの魔物の母親になった少女トトの話。 少女の両親は魔法使い。 その一族の中で、おちこぼれ。さいなまれる劣等感。 彼女は魔法の才のない自分を両親がよそへやろうとしているのではないかと疑い、結局、人食いの母となることで、両親を彼女が先に切り捨...
新書購入 ファンタジー。 人食いの魔物の母親になった少女トトの話。 少女の両親は魔法使い。 その一族の中で、おちこぼれ。さいなまれる劣等感。 彼女は魔法の才のない自分を両親がよそへやろうとしているのではないかと疑い、結局、人食いの母となることで、両親を彼女が先に切り捨ててしまう。 何もかも失った彼女は、人食いに依存する。 人食いもまた彼女に依存する。 そうして歪な愛情と、強い独占欲で二人は結ばれて成長する。 読ませる話でしたねー。 先が気になったのは久しぶりです。 王道なのです、これは。 名前の付け方に若干、センスのなさを覚えますが、まあ……。タイトルの付け方も、なんかなんかアレですが。 仕方ないですかね。 人食いに「ホーイチ」。 母に「トト」。(父が、トトだよねー。。読み方として。
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紅玉ブームで久しぶりに読み返し。切ない。ホーイチは恋や愛を知らなかったから、彼が抱く感情の名前が分からなかったんだね……人喰いの魔物でありながら20年近くもひとりの少女トトを慈しみ寄り添った彼の心は魔物ではなく、人を愛するただの男であったのだけれど。母と子という名を付けたトトとホ...
紅玉ブームで久しぶりに読み返し。切ない。ホーイチは恋や愛を知らなかったから、彼が抱く感情の名前が分からなかったんだね……人喰いの魔物でありながら20年近くもひとりの少女トトを慈しみ寄り添った彼の心は魔物ではなく、人を愛するただの男であったのだけれど。母と子という名を付けたトトとホーイチは、その感情の本当の名を知るすべがなかったのかもしれない。 互いが互いだけを求めている心の在り方は確かに歪んでいたかもしれない。ただその気持ちに名をつけることなく、母は子を守り、子は母を守り抜き、新しい愛を生んだ。美しく儚く、優しい物語でした。
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海沿いの王国ガーダルシア。トトと呼ばれる少女は、確かな魔力を持つ魔術師の血筋サルバドールに生まれた。しかし、生まれつき魔術の才には恵まれなかった。ある日トトは、神殿の書庫の奥に迷い込んだ。扉の奥から呼ばれているようなそんな気がしたから。果たしてそこには、数百年前に封印されたという...
海沿いの王国ガーダルシア。トトと呼ばれる少女は、確かな魔力を持つ魔術師の血筋サルバドールに生まれた。しかし、生まれつき魔術の才には恵まれなかった。ある日トトは、神殿の書庫の奥に迷い込んだ。扉の奥から呼ばれているようなそんな気がしたから。果たしてそこには、数百年前に封印されたという人喰いの魔物が眠っていた。トトは魔物の誘いにのった。魔物はその封印から解き放たれ、トトは片耳を失った。そして強い魔力を手に入れた――。これは、孤独な人喰いの魔物と、彼のママになろうとした少女の、儚くも愛しい歪んだ愛の物語。第13回電撃小説大賞“大賞”受賞『ミミズクと夜の王』の紅玉いづきが贈る、二つ目の“人喰い物語”。
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人食い三部作の二作目です。 号泣しました。 不器用な2人がお互いを支えあい、 唯一無二の存在になっていく様子が良いです。
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紅玉さんの二冊目の本。 もうすっかりファンになってしまいましたが、どちらかというとみみずくの方が好きだったなあ。 ホーイチがいい子すぎてもう・・・
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
気づいたら読み終わっていたという感じです そしておもしろかったw 読んでいてトトの気持ちが痛いほどわかりました。 ホーイチとトトの不思議な関係。 ママになりきろとしてなれなかったトト 魔法や魔物なのファンタジー系のものが存在する世界ですが その辺りには深く触れずキャラクターの心情を主に描写しています そして最後に語られることのなかったホーイチ…曰く少年の過去の話がまた違う二人の主人公によって明らかになります 生まれ変わったホーイチも登場 おまけのように短い話なのですが、ページ数以上に楽しめました
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良かった。良かったんだけど、うーん惜しい。すごく惜しい。 良いところにたどり着くまでが長かった気がする。私的には。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-576.html
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紅玉いづきさん2冊目。 落ちこぼれの魔法使いの女の子が、孤独な魔物のママになろうとする話。 彼女の描く人間の冷たさと暖かさの配合が好きなんだけど 愛のチープさを知りつつ人を愛せる人だからなのかも。 こなれてない、自分を駆り立てる人が作るものは強いなあ ティーランかっわいいしか...
紅玉いづきさん2冊目。 落ちこぼれの魔法使いの女の子が、孤独な魔物のママになろうとする話。 彼女の描く人間の冷たさと暖かさの配合が好きなんだけど 愛のチープさを知りつつ人を愛せる人だからなのかも。 こなれてない、自分を駆り立てる人が作るものは強いなあ ティーランかっわいいしかっけえ。晩餐会で惚れた。 挿絵はもっと「これだ」っていう雰囲気の絵柄がある気もしつつ これくらい振り幅があってイメージ固定されない方がいい気もしている。 「AND」というもう一つの話が「MAMA」と絡むんだけど 別視点から同じエピソードを捉える時の絡み具合は これくらいがいいな、と思う。 「またこのシーンか!」とか「偶然起き過ぎだろ!」とかないやつ。 それでいてお互い素晴らしい補完っぷり。
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これは落ちこぼれの魔術師トトと人喰いの魔物との物語。 魔物に両耳を奪われてしまったトトだが、孤独な魔物のママになろうとする。 「トトにはあなただけ…」「…ボクにもきみだけだよ」 ラストは涙が止まらなかった。
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