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MAMA の商品レビュー

4

125件のお客様レビュー

  1. 5つ

    41

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

    31

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2011/11/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

同じファンタジー。同じ「人喰い物語」。 どうしてこんなにも空気を変えてこられるのか! と驚嘆の念を感じるばかりです。ミミズクと夜の王、毒吐姫と星の石。どこか暗闇を感じさせるところは共通しているのだけれど、まとっている雰囲気がまるで違う。もちろんこれも好きです! 人の心に触れてくる。――というか、人が目をそむけていたり、置きっぱなしにしておいたものを、そっと差し出してくるのが紅玉さんの作品なのかなと思いました。 人喰いの魔物のママとなった落ちこぼれの少女トト、互いに互いが全てだった二人の関係は、望む望まぬにかかわらず、トトの周囲の人々によってほころびを見せていきます。 互いの存在を賭けたホーイチとゼクンの勝負、どちらもトトを想うがゆえのその勝負の前に、ホーイチとトトが交わす会話に泣きました。 ――イエスと言って。いいよと答えて。 そうしたら、ボクの心をひとつ、持っていっても、構わないから―― 感想を書いていると胸が詰まります。喉の奥が苦しくなります。 そんな物語に、ありがとうございましたを言いたくなるのです。

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2011/11/04

いろいろな愛の物語。 どこか悲しいのに優しい気持ちになれる、まさにおとぎ話。 綺麗な文章も好きです。

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2011/10/10

一人で完結していない世界の美しさ。 恋人でも友達でも家族でもない、もしくはその全てである関係に引き付けられます。

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2011/09/26

紅玉さんで初読みしたのはこの物語だったり。 これは泣いた。泣けた。 哀しみと淋しさがいつまでも胸に残るお話。

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2011/09/16

「ミミズクと夜の王」書いた人。 いいね。 表紙カッコイイね。 キャラクタがよくできてるかな。 ファンタジ。 MAMA

Posted byブクログ

2011/09/13

ホーイチがとても良い味を出してると思う。彼は魔物でありながらトトという幼い少女を母として、彼女の従僕でありながら命令ではなくお願いを聞き、彼女を最後まで想って散っていった。ホーイチの不器用さが愛おしい。

Posted byブクログ

2011/09/04

ホーイチがトトを思う気持ちもゼクンがトトを思う気持ちも同じだけれど、トトからの気持ちは違っていた気がします。 最後に3人が家族になれたことを嬉しく思います。

Posted byブクログ

2011/08/28

二人の関係性を何と呼んだらいいのでしょう。主従?家族愛?運命? 本題とは違うけど、強くあろうと努力する(でちょっと才能のある)女の子が好き。 この人の本の登場人物はけなげ。いじらしい!

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2011/07/05

『ミミズクと夜の王』のシリーズ第2作、というので購入。独自の世界観は前作同様で引き込まれる。ラノベにしておくのがもったいないほどの表現力と語彙力は魅力的。 同時収録された「AND」も「MAMA」をつなぐ重要な作品だと感じた。 次は『雪蟷螂』も楽しみ

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2011/06/29

ホーイチ大好きです。 電撃マガジンに掲載された本編+続編を描いた短編の二本立て。 「ミミズクと夜の王」とのリンクは、聖騎士(新婚当初)が少し登場してトトと(惚気)話をするだけ。 本編の気になるその後が描かれていて大満足。

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