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MAMA の商品レビュー

4

125件のお客様レビュー

  1. 5つ

    41

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

    31

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2024/01/13

人喰いシリーズ2作目。 前作に続き愛のある話でした。 今作はどちらかというと親子愛? 落ちこぼれ魔術師のトトが魔物の封印を解いてしまい、その母親として契約者になるお話。 不相応な力を手に入れて成り上がると言ってしまえばそれまでなんだけども、 よくあるキラキラした物語ではなかった...

人喰いシリーズ2作目。 前作に続き愛のある話でした。 今作はどちらかというと親子愛? 落ちこぼれ魔術師のトトが魔物の封印を解いてしまい、その母親として契約者になるお話。 不相応な力を手に入れて成り上がると言ってしまえばそれまでなんだけども、 よくあるキラキラした物語ではなかったかな。 トトの両親が離れてもしっかりとトトのことを愛しているという描写があってよかった。 ANDは後日談といった感じのエピローグ。 登場人物たちの先に幸があらんことを。

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2024/01/17

魔術の才のなかった少女と人喰いの魔物の出会い。「貴方のママになってあげる」愛を求めたものが愛を捧げる相手と出会う絆の物語。 物語世界に耽溺する悦び。それが紅玉ファンタジーの味わい方でしょう。堪能しました。添えられた短編で味わいが一層際立ちます。

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2021/07/26

優しさってなんだろうねって。 憎しみにも負けない愛とか。 というより、絆がほしいんじゃないかと。 トトとホーイチ、ミレイニアとダミアン。 親子と兄弟。優しさって寂しさからくるのかもね。

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2021/09/12

『MAMA』読了。 最後に読んだのがいつなのか分からないくらい前に読んだ本。久しぶりにライトノベルを読んだ。 多分10代前半ぐらいに読んだと思うけど、王族とか魔法とか、なんでか分からないけどファンタジー要素に憧れみたいなのあるよね笑 いい意味で違う世界に浸れたわ。絵がとても素敵で...

『MAMA』読了。 最後に読んだのがいつなのか分からないくらい前に読んだ本。久しぶりにライトノベルを読んだ。 多分10代前半ぐらいに読んだと思うけど、王族とか魔法とか、なんでか分からないけどファンタジー要素に憧れみたいなのあるよね笑 いい意味で違う世界に浸れたわ。絵がとても素敵でした。。。 主人公の女の子が魔術師一族の落ちこぼれであったけど、人喰い魔物と母子関係の契約を結んだ結果、なんか色々あって結果的に魔術師にならないで外交官になったくだりが好き。 なんかね、落ちこぼれで人より劣っている所があっても、違う分野で本領発揮できたらすごくいいよねって思ったよ。 家に沢山あったライトノベルを売ったり譲ったりしたにも関わらず、いまだに家にあるってことは、その当時は余程感動したんで残しておこうと思ったんだろうね。きっと。 2021.3.17(3回目)

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2017/04/02

落ちこぼれで一人ぼっちの女の子と、封印されていた人喰いの魔物が出会う話。 なんか淡々としていて、あんまり感情が動かされなかったように思いました。 ティーランから戦いかたを習うシーンは格好よかった。

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2016/09/10

 確かに感動的ではあるのだが、突き抜けていないせいでハマりきれなかった名作。  前半部分は話のテンションが低過ぎて感情移入できなかったのが残念。内容的には強大な魔物の母親になろうとして孤軍奮闘する印象的な話であるのだが…。後半は呪われた石を手にしてしまった泥棒と偽妹との話。良い話...

 確かに感動的ではあるのだが、突き抜けていないせいでハマりきれなかった名作。  前半部分は話のテンションが低過ぎて感情移入できなかったのが残念。内容的には強大な魔物の母親になろうとして孤軍奮闘する印象的な話であるのだが…。後半は呪われた石を手にしてしまった泥棒と偽妹との話。良い話ではあるが何分にも短すぎるのと本編のおまけ的要素として書かれていたことで物足りなかく感じてしまう。

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2016/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

母子とは言いつつトトとホーイチは恋愛に発展するんだろうなあ~と思っていたけれど、最後までこの二人はあくまでも「母子」を貫いてくれて、いい意味で覆された。その母子の形も、トトとホーイチの共依存ともいえるもので切ない。最後の最後でホーイチの愛が無償の愛とも呼べるものに昇華されていた…と認識してる。 異国の少年は、後々ストーリーに関わってくると思ったらそんなことなくて少し残念だった。 トトが自分のエゴを認識して涙を流すところがすごく好き。 終盤で、トトの味方だと多くの人間が現れてくれたところ。もう少し本編でその人たちの想いが見れるようにしてほしかったとも思うし、トト自身が自分にはホーイチしかいないと縛りつけていたことから、周囲の優しさに気づかないようにしていた、という件で解消されているようにも思う。 本当の母子として再びであった二人、トトが我が子に再びホーイチと名付けるシーンは感慨深かった。 いつものようにテンポが良くて読みやすく、面白かった。

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2015/08/03

海沿いの王国ガーダルシア。トトと呼ばれる少女は、確かな魔力を持つ魔術師の血筋サルバドールに生まれた。しかし、生まれつき魔術の才には恵まれなかった。ある日トトは、神殿の書庫の奥に迷い込んだ。扉の奥から呼ばれているようなそんな気がしたから。果たしてそこには、数百年前に封印されたという...

海沿いの王国ガーダルシア。トトと呼ばれる少女は、確かな魔力を持つ魔術師の血筋サルバドールに生まれた。しかし、生まれつき魔術の才には恵まれなかった。ある日トトは、神殿の書庫の奥に迷い込んだ。扉の奥から呼ばれているようなそんな気がしたから。果たしてそこには、数百年前に封印されたという人喰いの魔物が眠っていた。トトは魔物の誘いにのった。魔物はその封印から解き放たれ、トトは片耳を失った。そして強い魔力を手に入れた―。これは、孤独な人喰いの魔物と、彼のママになろうとした少女の、儚くも愛しい歪んだ愛の物語。

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2015/05/07

ずいぶんと前に読んで、細かいところは全く覚えていないのだけれど、でも。 強い力を持ったモノが自分を愛してくれるというのは。 そのモノを身のうちに秘め従えるというのはとてつもなく気持ちの良いことだよなと。そんな可愛らしさの欠片もないことを思ったことは覚えている。

Posted byブクログ

2015/04/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とある国の落ちこぼれ魔術師「トト」。 彼女が迷い込んだ先は人食いの魔物を匿っている先。 褐色の肌。目元には三連のホクロを持つ魔物。 そこでトトは耳を喰われた。 が、引き換えに聞いた事のない国の言葉でも話せるという力を手に入れる。 そして、その人食いの魔物に「ホーイチ」と名付ける。 ホーイチはトトにママになって欲しいと使い魔になる。 トトはホーイチのママになった。 年を重ね外交官として働くことになったトト。 トトは「天国の耳」という二つ名を持った。 ティーランという姫様はトトを気に入って。 人目がないときは普通に話すことを進言。 トトも、ティーランも人から狙われる位置にいることは変わらない。 ある日、城下の市で奴隷商と対峙するゼクンと会う。 そしてポツリとホーイチは言う「ボクはアイツが嫌いだ」と。 トトはホーイチを封印して、城を抜け出した。 ゼクンはトトを探し出して「守りたい」と申し出る。 トトが何者かを知っていても尚、トトを愛した。 トトは拒否するが、ゼクンは食い下がり、魔術師たちの攻撃を受けてもトトを守る。 そのて、ホーイチが「勝負をしよう」と。 ホーイチはトトに両耳を返し、「名を一つ、これからの未来を全て キミにあげる」と。 一つの約束をして。 ボクが死んだら、ボクを思って泣いてくれるかい? と。 ホーイチは、トトはゼクンが死んだらもっと泣くと。 だから勝負だと。 勝ったら喰らう。負けたら君なってしまうと言いながら。 優しいホーイチは負けてしまう。 が、ゼクンと一緒になったトトは子供を授かる。 授かった子供は 褐色の肌、目元には三連のホクロ。 紛れもなくホーイチ。そしてトトとゼクンの子供だ。 トトは本当のママになった。 話後半はティーラインのお話。 ダミアンは泥棒を生業としていた。 侵入したのはティーラインの小部屋。 そこで盗もうとした耳飾り。ティーラインは『本人に返して』とダミアンに頼む。 ダミアンは耳飾りを持ち、城を後にして… 血の繋がらない妹ミレイニアと一緒に耳飾りを返しに行く旅に出る。 この二人は孤児院に預けられていた。 そして同時に抜け出した仲だ。 ダミアンはアベルダインの母の思いを追体験する。 それを全体験をした後、トトの住む家にたどり着く。 その時出会ったのはトトの息子である ホーイチ だ。 ホーイチは自分の生まれる前の話だと、人喰いの魔物時代の話をする。 それはダミアンの中で繋がった。 人だった時代のアベルダインとその母。 母を失い、そして自ら喰われ魔物になったアベルダイン。 再度死して生まれ変わりトトの本当の息子になったホーイチ。 ティーラインに乗せられる形となったが、耳飾りは無事にホーイチの手に渡ったのだ。 ダミアンとミレイニアはそのまま旅を続けるのだろう。 同じ惹かれ合うモノ同士として。

Posted byブクログ