MAMA の商品レビュー
人喰いのお話2作目。実は気付いていないだけで人は決して独りではないのだと、そう思える作品でした。誰かを大切に思うことができるということは素晴らしい。
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ミミズクよりも先に読みました。 読後、なんだか足りない感じ… と思いつつ、何度も何度も読んでしまいました。 とても良かったです。
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これが愛の話とは言えません。いや、愛なんですけれども哀なんです。 今作では人喰いの魔物“ホーイチ”と落ちこぼれのサルバトーレ(魔術師の一族)の親子関係が描かれます。それが悲しいのなんのって……。流石紅玉さん、不幸の中に愛情を(哀情?)を紡ぐその作風は二作目ながら存在します!! そ...
これが愛の話とは言えません。いや、愛なんですけれども哀なんです。 今作では人喰いの魔物“ホーイチ”と落ちこぼれのサルバトーレ(魔術師の一族)の親子関係が描かれます。それが悲しいのなんのって……。流石紅玉さん、不幸の中に愛情を(哀情?)を紡ぐその作風は二作目ながら存在します!! そして対になる中編『AND』も所収されています。こちらでは家族でない家族の話が描かれます。けれど、こっちの方が家族っぽい愛情を感じるのは何故でしょうね……?
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紅玉いづきさんの作品は痛くて綺麗です。 これを最初に読んだら、少し短いけれど切なくていいなって程度だったかもしれません。やっぱりミミズクが良すぎて期待しすぎたかなー。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2年前に読んだのは覚えていましたが、星四つつけていてどんな内容だったかさっぱり覚えてなくて再読しました。 可読性はあるんですが、内容が濃いわけではないです。 落ちこぼれの魔法使い少女がいて、魔物のいる神殿の奥に行って耳を喰われ、十年以上その魔物を使い魔としてそばに置き、魔物から喰われたその耳が異国の言葉も理解することから、ヘブンズイヤーとして外交官の仕事してたら、ヘブンズイヤーを持った少女を尊師として候補にあがったために、自分を守るはずの一族が襲撃してくる。それを守るのは使い魔の役目なのに、旅人が少女を守るといい、魔物はその旅人と一体となった。 そしてその旅人と結婚した少女が生んだのは、依然魔物の姿だった肌の濃い褐色の男の子だった。 精神論を端折ったらざっとこんな感じです。 付録のANDはまだ読んでないです。
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ミミズクで作家さんを好きになり、読ませていただきました。途中から悲しくて…。やはり童話っぽいお話ですね。
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初読のべにたま作品。表紙買いした訳では無いと言えば嘘になる。 ホーイチは優しい子。べにたま作品は優しさでいっぱいですね。 ミミズク読後に再び読んだらまたその楽しさもありました。
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トトとホーイチの特異な繋がりがとても引き込まれた。そこへゼクンという存在が現れ、関係が変容しそうになるのを恐れてトトはホーイチを取ろうとする。トトとホーイチの絆が歪んだものであったというのが突きつけられるような物語だと思った。それなのに独特の優しい雰囲気があるのが、とても好きだっ...
トトとホーイチの特異な繋がりがとても引き込まれた。そこへゼクンという存在が現れ、関係が変容しそうになるのを恐れてトトはホーイチを取ろうとする。トトとホーイチの絆が歪んだものであったというのが突きつけられるような物語だと思った。それなのに独特の優しい雰囲気があるのが、とても好きだった。 終わりが少しもやっとして感じた。 評価が厳しめなのは、作者さんならもっと別の終わり方を考えられたのではないかと思ったため。
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ラベンダー色の瞳の落ちこぼれ魔術師・トトが耳と身代わりに手に入れたのは最強の使い魔。 お互いに「この人しかいない」って思い続けていた所から、状況が変わるまで、それにどう決着をつけるかまでがストレートに描かれていて、読みやすかったです。
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なんとなーく予想出来たラストだったけど、やっぱり切ないなぁ… どっちが大切かなんて選べないよ(T ^ T)
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