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しゃぼん玉 の商品レビュー

4.1

311件のお客様レビュー

  1. 5つ

    91

  2. 4つ

    138

  3. 3つ

    53

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    2

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2022/11/08

しゃぼん玉とお話の内容がピンと来なかったけど最後の方でそういうことかと思った。主人公がなかなか改心できずどうなるかとハラハラしたけど最後の最後でホッとした。褒めてもらえることって大切。

Posted byブクログ

2022/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

序盤は割と退屈でなかなかページが進まなかった。曲がりなりにも大学受験しているのに宮崎が四国だと思ってる設定は少し無理あるんじゃない?と思ったり、隙あらば金を取って逃げようとする主人公に苛立ったりした。後者に関しては後から振り返れば、しょうがないとも言えるのだけど。 後半は一気に読んだ。平和にのんびり暮らしていそうなお婆さんにも「弁慶の泣きどころ」があるようにみんなそれぞれの苦悩がある。お婆さんも主人公を必要としていたと思う。ラストとエピローグは泣ける。 タイトルのしゃぼん玉の意味は後半で分かる。

Posted byブクログ

2022/10/28

じーーーんとした。 何年か前に読んでもう一回読み返した。あったまった。 婆ちゃんもシゲ爺も、だいすきになった 原田マハさんの、生きる僕らと似てる部分があるとかんじた

Posted byブクログ

2022/10/14

通り魔や強盗傷害を繰り返している若者。 自分は生涯、しゃぼん玉のように、ただ漂って生きていく。そして、いつか、どこかで弾けて消える。それだけの存在のはずだ。 こんな若者が、犯罪を犯したあと、ある山あいの田舎町で、老婆やまちの老人たちと触れ合い、ついには、自分がしゃぼん玉でなくなる...

通り魔や強盗傷害を繰り返している若者。 自分は生涯、しゃぼん玉のように、ただ漂って生きていく。そして、いつか、どこかで弾けて消える。それだけの存在のはずだ。 こんな若者が、犯罪を犯したあと、ある山あいの田舎町で、老婆やまちの老人たちと触れ合い、ついには、自分がしゃぼん玉でなくなるまでを描く。 じんと熱くなるよい小説です。

Posted byブクログ

2022/08/30

罪を犯し続け、ふわふわと流され彷徨うしゃぼん玉は、一体どこで弾け割れてしまうのか。田舎での生活を経て、自責の念と向き合いつつ果たしてどう歩んでいくのか… 最初から主人公がそこまで悪人に感じられず「人の根底は善」、これが作品の根幹だったのかなぁ どうにも予定調和な感じの周囲の人...

罪を犯し続け、ふわふわと流され彷徨うしゃぼん玉は、一体どこで弾け割れてしまうのか。田舎での生活を経て、自責の念と向き合いつつ果たしてどう歩んでいくのか… 最初から主人公がそこまで悪人に感じられず「人の根底は善」、これが作品の根幹だったのかなぁ どうにも予定調和な感じの周囲の人の良さやラストの展開 田舎はピュアで都会は汚い そんな見方な感じが伝わってきて、あまり飲み込めなかった。

Posted byブクログ

2022/07/23

いずみと境遇は似てないけれど、 いずみに心を寄せて、 ばあちゃんはシゲ爺に心を寄せて、 思いやりや優しさに触れられたお話だった。 〜〜〜〜 みんな一生懸命に生きようとしてるけど、 ボタンの掛け違いってなぜ起きるのだろうか。 私もその可能性はあるなと考えたら少し暗い気持ちに...

いずみと境遇は似てないけれど、 いずみに心を寄せて、 ばあちゃんはシゲ爺に心を寄せて、 思いやりや優しさに触れられたお話だった。 〜〜〜〜 みんな一生懸命に生きようとしてるけど、 ボタンの掛け違いってなぜ起きるのだろうか。 私もその可能性はあるなと考えたら少し暗い気持ちになってしまった。 でも、シゲ爺が言うようにやり直そうと思えばやり直せるし、 そこでストップをかけてくれる人が心にいるって強いんだな。 私も、ストップをかけてくれる人を大切に、 恥じないように生きよう?

Posted byブクログ

2022/05/06

現実はこんなにうまいこといかないでしょうよ、頭がおかしいやつはおかしいままでよっぽど更生なんてしない……と、思いつつ、だからこそフィクションの世界でこれを読めることがよかった。とてもよかった。こんなにうまいこといくことがあればいいなと、そういう希望を持てる物語だった。

Posted byブクログ

2022/04/25

旨いなぁと想う。乃南アサを読んでいれば間違いないと感じるし、まだまだ未読の本がある事がとても嬉しい。ストーリー展開、登場人物のキャラ立ち、そしてその人物達の配置・・・どれもが無駄なく、その完璧さに驚いてしまうのだ。 女性や老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返し、頼れる人が誰...

旨いなぁと想う。乃南アサを読んでいれば間違いないと感じるし、まだまだ未読の本がある事がとても嬉しい。ストーリー展開、登場人物のキャラ立ち、そしてその人物達の配置・・・どれもが無駄なく、その完璧さに驚いてしまうのだ。 女性や老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返し、頼れる人が誰もいない、ただ逃げるしかない伊豆見翔人。彼が宮崎県の山深い村で、老婆と出会ったことがきっかけとなり、そこの村人たちとの関係が深まっていく。 翔人のことを老婆の孫と勘違いした村人たち。村では若者は珍しく、重宝がられ、皆あれこれと世話を焼きはじめ、山仕事や祭りの準備にも翔人をかり出すようになっていく。 でも読者には翔人は既に罪を犯しているという事実を分かって読み進める。ただ翔人の自堕落で猛り狂った心を村人たちは優しく包み込んでいく。そこがなんだか切ない。

Posted byブクログ

2022/03/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

犯罪を犯してしまった青年が 行き着いた宮崎県の椎葉村での暮らしで 更生するお話 あらすじは短い言葉で表せられるけど 話の中身でとてもリアルに感じられた。 スマの元に帰ってくる最後のエピローグはグッとくる。 九州が舞台だから親近感が湧くなぁ。

Posted byブクログ

2022/04/14

窃盗を繰り返してきた伊豆見は、温かい人に触れることで冷え切り荒んだ気持ちが和らいでいくが、ふとした瞬間に現れる黒い心と葛藤しながら日々を過ごす。周りの環境が人を良くも悪くも変えてしまう。でも温かく見守ってくれる人が1人でもいるなら、まだやり直せる。

Posted byブクログ