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しゃぼん玉 の商品レビュー

4.1

311件のお客様レビュー

  1. 5つ

    91

  2. 4つ

    138

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2015/08/01

面白かった。 強盗を繰り返していた少年が突然老婆と出会い、 変わっていく。 23年間?人の温かみに触れてこなかった少年が、 恋愛も含めてはじめて経験する。 おすすめ。

Posted byブクログ

2015/05/17

人に勧められて読んだけど、良かった。 機能不全の家庭が人の人格形成にどう影響するか、 そこからの立ち直りにどんなプロセスが必要か ここまで極端な例ではないまでも自己の体験と照らして考えながら読み進められた。 アミー小さな宇宙人を読んで進みすぎた都市化が人の心にもたらす害の部分を考...

人に勧められて読んだけど、良かった。 機能不全の家庭が人の人格形成にどう影響するか、 そこからの立ち直りにどんなプロセスが必要か ここまで極端な例ではないまでも自己の体験と照らして考えながら読み進められた。 アミー小さな宇宙人を読んで進みすぎた都市化が人の心にもたらす害の部分を考えたあとだけに、田舎のあたたかさみたいなものを感じる。 同時にどんな人にも完璧な子育てなんてできないから、どこかで補ってくれる人に出会えるかどうか、自分がどれだけ気付けるかってとても大事なことだなぁ としみじみ。

Posted byブクログ

2015/03/06

荒んだ生活をしていた青年が山間の村で過ごすことになり、と言った更生story。 山の生活は生き方を良い方に変える魔法みたいなものがあるのだろうか。 片や山の生活から脱出したいと願う人も少なくないだろう。いずれにしてもシャボン玉から脱出できたのは幸いである。

Posted byブクログ

2015/02/02

読みやすい文体の中に胸に響く言葉がいくつもあった。登場人物たちの言葉がまるで自分に言われているようで背筋が伸びる思いがした。読み進めながら、しゃんとしようという気持ちになれる。

Posted byブクログ

2015/01/18

人生を投げ捨て刹那的に生きる青年が、山深い村で優しさに触れていく。自分の痛みを自覚し、他人の痛みを知る過程は美しかった。陰りも含めた全てを受けとめてくれたばぁちゃんは偉大だ。先の読めるストーリーだったけど感動。 2015.1.12

Posted byブクログ

2014/12/15

しゃぼん玉 / 初出 小説トリッパー 2003年冬季号~2004年秋季号 解説 (北上次郎) 『しゃぼん玉』 2004.11 朝日新聞出版刊 文庫化 カバー装画 石井麻耶 装幀 新潮社装幀室 印刷 錦明印刷 製本 錦明印刷

Posted byブクログ

2014/11/12

ひょんなことから、老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返す「翔人」と田舎に住むおばあさんが一緒に生活する事になる。そこでの生活を通じて、だんだんと人間らしさを取りもどす様子に、おもわず応援してしまった。

Posted byブクログ

2014/09/23

主人公がクソ野郎すぎて 腹は立つわ胸糞悪いわで もうほんとうざい!! んです、途中までは。 ところがそんな彼(主人公)も ド田舎での人々の優しさに触れて 少しずつ変わっていきます。 ベタなのかもしれない だけど最後は涙目になってました。 素敵な話です。

Posted byブクログ

2014/09/03

親の愛情を受けずに育ち、通り魔やひったくりを繰り返し逃亡中の青年が、過疎化した村に迷い込み老人たちと触れ合ううちに更生していく話。 こないだ観たスンホの映画『おばあちゃんの家』とか吉田修一の『悪人』を思い出した。最後は泣けるけど読後感は意外とすっきり。

Posted byブクログ

2014/09/02

これは、ずっと手元に置いておきたいと思える、私にとっては大切な一冊。 犯罪を犯した少年が逃亡先で出会った町の人々の人間味に触れ人間の心を取り戻し、更生にむかうお話。 あらすじだけを聞くと、ありふれた感動物のように聞こえますが、沢山の魅力がつまっています。 まずは、ありふれたス...

これは、ずっと手元に置いておきたいと思える、私にとっては大切な一冊。 犯罪を犯した少年が逃亡先で出会った町の人々の人間味に触れ人間の心を取り戻し、更生にむかうお話。 あらすじだけを聞くと、ありふれた感動物のように聞こえますが、沢山の魅力がつまっています。 まずは、ありふれたストーリーであるからこその読みやすさ。 そして、登場人物が素敵。しかし、ただ単にいい人達、悪い少年。ではなくて、本当の素の人間らしさ・ズルさ・汚さが見え隠れする場面があるからこそ、共感し親近感が生まれます。 そして、ラストも最後の最後まで書かれていないんです。もう少し読ませて泣かせてくれたら、どんなにスッキリすることか…お涙頂戴物ではないことは明らかです。 読後感を例えるならば、心地よい眠りから覚めたような名残惜しさや思い出して心が温かくなるような。

Posted byブクログ