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しゃぼん玉 の商品レビュー

4.1

315件のお客様レビュー

  1. 5つ

    92

  2. 4つ

    140

  3. 3つ

    54

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    2

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2014/11/12

ひょんなことから、老人だけを狙った通り魔や強盗傷害を繰り返す「翔人」と田舎に住むおばあさんが一緒に生活する事になる。そこでの生活を通じて、だんだんと人間らしさを取りもどす様子に、おもわず応援してしまった。

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2014/09/23

主人公がクソ野郎すぎて 腹は立つわ胸糞悪いわで もうほんとうざい!! んです、途中までは。 ところがそんな彼(主人公)も ド田舎での人々の優しさに触れて 少しずつ変わっていきます。 ベタなのかもしれない だけど最後は涙目になってました。 素敵な話です。

Posted byブクログ

2014/09/03

親の愛情を受けずに育ち、通り魔やひったくりを繰り返し逃亡中の青年が、過疎化した村に迷い込み老人たちと触れ合ううちに更生していく話。 こないだ観たスンホの映画『おばあちゃんの家』とか吉田修一の『悪人』を思い出した。最後は泣けるけど読後感は意外とすっきり。

Posted byブクログ

2014/09/02

これは、ずっと手元に置いておきたいと思える、私にとっては大切な一冊。 犯罪を犯した少年が逃亡先で出会った町の人々の人間味に触れ人間の心を取り戻し、更生にむかうお話。 あらすじだけを聞くと、ありふれた感動物のように聞こえますが、沢山の魅力がつまっています。 まずは、ありふれたス...

これは、ずっと手元に置いておきたいと思える、私にとっては大切な一冊。 犯罪を犯した少年が逃亡先で出会った町の人々の人間味に触れ人間の心を取り戻し、更生にむかうお話。 あらすじだけを聞くと、ありふれた感動物のように聞こえますが、沢山の魅力がつまっています。 まずは、ありふれたストーリーであるからこその読みやすさ。 そして、登場人物が素敵。しかし、ただ単にいい人達、悪い少年。ではなくて、本当の素の人間らしさ・ズルさ・汚さが見え隠れする場面があるからこそ、共感し親近感が生まれます。 そして、ラストも最後の最後まで書かれていないんです。もう少し読ませて泣かせてくれたら、どんなにスッキリすることか…お涙頂戴物ではないことは明らかです。 読後感を例えるならば、心地よい眠りから覚めたような名残惜しさや思い出して心が温かくなるような。

Posted byブクログ

2014/08/07

表4の解説には「心理サスペンス」ってあるけど、 サスペンスかなぁ。 田舎って、いいとこばかりじゃなくて、 排他的だったりするとこもあるわけだけど、 そんな細かいことはいい。 スマじょうに出会えてよかった。 人生は捨てたもんじゃない。 希望も絶望も裏表。

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2014/08/07

ぼうは、ええ子。 じんわり響いてくる本。 柔らかくて温かくてまっすぐな村の人々に囲まれて、罪を犯した不良少年が改心する話 と書くと安っぽく聞こえるしストーリーは正直安っぽいのだけど 人々の触れあいの描写が温かくてリアルですき。 方言も効いてる気がする。

Posted byブクログ

2014/08/02

通り魔や強盗傷害を繰り返してきた翔人は、逃げ込んだ山奥で偶然老婆を助ける。それ以来老婆の家に世話になり、隙を見ては金品を奪って逃げようと思っていた翔人だが、老婆と触れ合い、周りの老人たちから頼りにされるうちに、考えが変わり始めていた。そんな時、通り魔の被害にあった女性と出会いーー

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2014/07/07

迷う子どもたちには、温かくて強い大人が必要だ。 私も含め、大人の力が弱くなっていると考えさせられる…

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2014/05/27

小金欲しさにひったくりを繰り返す主人公。 将来の事、今現在の事すら考えるのが面倒で、 色んな事や人に向き合わずに逃げていたのに、 田舎の山道でスマじょうと出会った事から、 変わっていく主人公に涙。 村の人達の関わり方が、主人公に馴染んで変えていく過程に感心。 無条件にではなく、本...

小金欲しさにひったくりを繰り返す主人公。 将来の事、今現在の事すら考えるのが面倒で、 色んな事や人に向き合わずに逃げていたのに、 田舎の山道でスマじょうと出会った事から、 変わっていく主人公に涙。 村の人達の関わり方が、主人公に馴染んで変えていく過程に感心。 無条件にではなく、本心から「ぼうは、いい子」と言ってあげる事は、子供にとって大事だなと改めて思いました。 久々に良い本に出会えた!

Posted byブクログ

2014/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ひったくり・コンビニ強盗を繰り返していた伊豆見が、宮崎の山奥で出会ったスマ婆ちゃんと暮らすようになり、やがて自分の居場所を見つけて行く。スマ婆ちゃんや村人の方言が心地好い。 無気力に生きてきた伊豆見が更正していく姿は、思わずこちらも応援したくなる。「ぼうは、ええ子」と頭を撫るスマ婆ちゃんに涙!欲を言えば、伊豆見家の話をもう少し掘り下げて欲しかったかな。 設定・ストーリー自体はよくある感じなものの、乃南アサさんの文章力で引き込まれていく。

Posted byブクログ