不機嫌な職場 の商品レビュー
3流、5流、いや8流の今の僕の会社にはこの本のワーストケースが沢山ある。 でもでもしかし、この本で指摘のないような潜在的なワーストケースって、実態にはもっともっとあるワケで、 そこに切り込んでないのが残念で、新書としてもやや浅い印象を受ける。 僕の言う基礎的ワーストケースの背景...
3流、5流、いや8流の今の僕の会社にはこの本のワーストケースが沢山ある。 でもでもしかし、この本で指摘のないような潜在的なワーストケースって、実態にはもっともっとあるワケで、 そこに切り込んでないのが残念で、新書としてもやや浅い印象を受ける。 僕の言う基礎的ワーストケースの背景には 才能もなく、情熱の充てどころを間違えている中途半端なマネジメントによる混乱、に起因するもので 結局は経営レベル・マネジメント層のバカさ加減が巻き起こしている悪しき諸行、という点です。 淡水魚と海水魚の区別くらいマネジメント層が付けなければ、お魚は、一つの水槽で息苦しく、結果どっちも苦労する、という訳なのです。 あとは好例としての企業の試みのケースを挙げている項があったが、 サイバーエージェントのアマアマなガス抜き制度なぞ、読んでいて僕には反吐が出るほど気持ちが悪くなった。
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自分の職場や自分自身の仕事の仕方を振り返りながら読むことができた。悪い事例を挙げてあるのを読んでは、「あるなぁ、こんなの」とため息をついたり、良い事例から納得させられたりしながら楽しく読める。
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不機嫌な職場、ギスギスした職場とは「一人ひとりが利己的で、断続的で、冷めた関係性が蔓延しており、それがストレスになる職場」のこと、と定義されている。本書は、4人の共著であるが、人事系のコンサルタントの方が多く、日ごろ、コンサルタント業務で接する企業にこういう職場が多くなっているの...
不機嫌な職場、ギスギスした職場とは「一人ひとりが利己的で、断続的で、冷めた関係性が蔓延しており、それがストレスになる職場」のこと、と定義されている。本書は、4人の共著であるが、人事系のコンサルタントの方が多く、日ごろ、コンサルタント業務で接する企業にこういう職場が多くなっているのではないだろうか、というのが問題意識の出発点なのだろうと思う。本書では、不機嫌な職場が発生する原因の分析や、対策の考察、実際に協力関係がうまくいっている企業の実例紹介などで構成されている。が、一読、分析も浅いし雑な印象を持つ。正直、学生の論文レベルの本、という印象を受けた。
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現代の職場がぎすぎすしている原因をわかり易く解説。新興企業が会社の風通しをよくするために行っている実践例は、すごく斬新。ただし、古い企業で同じ事を当てはめられるかは疑問。 昔の日本企業は「のりしろ」があって、人間関係が良かった。その反面、無駄や口だけで出世する社員もいた。 今、効...
現代の職場がぎすぎすしている原因をわかり易く解説。新興企業が会社の風通しをよくするために行っている実践例は、すごく斬新。ただし、古い企業で同じ事を当てはめられるかは疑問。 昔の日本企業は「のりしろ」があって、人間関係が良かった。その反面、無駄や口だけで出世する社員もいた。 今、効率化を求めた結果、そうしたデメリットはなくなったが、個人主義に走り他人はどうでもいいという「タコツボ化」が進んでしまった。 どちらがいいというものではなく、解決策を見出さなければいけない。 自分自身も他人に「効力感」を与えられているだろうかと反省。 本書は問題点をわかり易く解説してくれているが、具体的な解決策は抽象的な一般論に終始しているのが残念。 ちょっと、学術論文っぽい。
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?いま、職場で何がおきているのか ・気がつくと、同じ仕事を三年も繰り返している ・この仕事がわかるのは自分だけになってしまった ・これだけ自分は忙しい思いをしているのに、誰もわかってくれない ・グローバル化、ダイバーシティ、こういった言葉に踊らされて、今の組織の状態を理解すること...
?いま、職場で何がおきているのか ・気がつくと、同じ仕事を三年も繰り返している ・この仕事がわかるのは自分だけになってしまった ・これだけ自分は忙しい思いをしているのに、誰もわかってくれない ・グローバル化、ダイバーシティ、こういった言葉に踊らされて、今の組織の状態を理解することなく、多様性を拡大させていないか ?何が協力関係を阻害しているのか ・役割構造、評判情報、インセンティブの3点からなるフレームワーク ・実は、日本企業の大きな特徴は、この仕事の範囲の『緩さ・曖昧さ』にある [デメリット] 1、最低限の仕事の成果が担保されない 2、生産性への悪影響 成果主義の根本の一つは、『成果』を定義すること それはつまり仕事の定義を明確にするということだ 組織のタコツボ化 インセンティブ構造の変化 インセンティブ 「人に何かの行動をおこさせるための外的な刺激と、その刺激によって引き起こされる動機の変化の状態」 ?協力の心理を理解する ■社会的交換理論 「人や組織の関係を、有形無形の資源のやり取りとみなすこと」 ・個別性と具体性 ■二者の社会的交換 「交換が生じるために重要なのは、客がジュースを買う時には、現在持っている自分の資源の価値よりも、店からもらうジュースという資源の価値の方が高いと思っていることだ」 ・裏切りの問題 ・能力への信頼と意図への信頼 ?協力し合う組織に学ぶ ・特に、上司が出来る人であるほど、その上司が壁になって昇格できない人 ?協力し合える組織を創る方法 ・何か一つ必殺技のボタンがあって、そのボタンを押しさえすれば問題が解決する、というものではない ・「三年くらいかかった」 ・「共有化」とは、全員が納得して「ハラに落ちている」状態である 発言や提案を真面目に取り上げる 何には、そう言っておきながら、出てきた提案を一蹴しておしまい、あるいは否定的な見解え返すという場の運用も見かける ・「特定の人にしかわからない」状態を作らない ・仕事に余裕がある時に、自分の仕事の手順書マニュアルを作成するという習慣 ・プロというのは、「それしか知らない人」のことではない。 「その仕事を(顧客にとって)最高パフォーマンスで提供できる人」
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職場の問題に関する1冊! 1章では、今職場で何が起きているのか? と題し、実際の職場で起きている問題について提起 1.直接対話しない 出社後は、挨拶もせずにまっすぐPCに向かい、黙々と仕事を始める。 気がつくと、隣の席の人にもメールで返事。 2.新しいことに参加してく...
職場の問題に関する1冊! 1章では、今職場で何が起きているのか? と題し、実際の職場で起きている問題について提起 1.直接対話しない 出社後は、挨拶もせずにまっすぐPCに向かい、黙々と仕事を始める。 気がつくと、隣の席の人にもメールで返事。 2.新しいことに参加してくれない 新プロジェクトが発足しても、自分の業績に直接関係ないことには協力しようとしない。 3.部門間の連携ができていない 自分のことばかり 相手の都合などお構いなし 4.キャリアアップが難しくなる 入社後のOJT後は、3年間放置。 いつの間にか、その業務について知っているのは自分だけ。 そろそろ、次のポジションにチャレンジしたいが、飼い殺し 5.契約社員や派遣社員は仲間ではないのか? 会社は正社員とバッジの色などで区別 社員だけでつるむ などなど・・・ どうでしょうか? ドキッとするくらい、現状でおきていることでは? この本では、これらの問題を分析するとともに、うまく行っている企業を事例としてあげ、 それらの解決方法(のヒント)を示してくれます。 内容もまとまっていて、資料価値もあると思います。 (めずらしく)お勧め!
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5月7日読了。気になっていた一冊。 テリトリーを決めたタコツボ職場ではいけないと思うが・・・やや現実離れした議論も多かったというのが率直な感想。確かに応答・反応が効力感を引き出すのは事実。ただ、その状態をどのようにして作るかについては・・・やや切り込み不足の感かな。 バグシ...
5月7日読了。気になっていた一冊。 テリトリーを決めたタコツボ職場ではいけないと思うが・・・やや現実離れした議論も多かったというのが率直な感想。確かに応答・反応が効力感を引き出すのは事実。ただ、その状態をどのようにして作るかについては・・・やや切り込み不足の感かな。 バグジーとかサイバーエージェントのような組織であれば可能でも、こうめちゃんのような職場では・・・。
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馬ニンジン…自分の会社も。。。 仕事や職場そのものがニンジンとならなきゃってことですよね。宗教的要素が組織には必要なのかもしれない。
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身につまされる・・・イタイ。読み進められん!!と思って他のは前半で、後半は3企業の紹介にとどまり、そんな表面的によくみえるようにつくられた事例はつまらんのだ。
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【購入目的】自分が所属しているプロジェクトが炎上していた時に起きていたことを分析してみたかったから 【購入理由】人事コンサルティングの専門家だけではなく、社会心理学の研究者も執筆陣にいるので、アカデミックな分野からも知見を得られるのではないかと思ったから 【書評・感想】 プロジ...
【購入目的】自分が所属しているプロジェクトが炎上していた時に起きていたことを分析してみたかったから 【購入理由】人事コンサルティングの専門家だけではなく、社会心理学の研究者も執筆陣にいるので、アカデミックな分野からも知見を得られるのではないかと思ったから 【書評・感想】 プロジェクト遂行上のイシューとしては直接的に扱われることのない、個人の言葉、態度という形で表出する「問題」をイシューとして言上げしている稀有なビジネス書だと思う。 「不機嫌な職場」を打開するためには、まず、自分が、自分の周りの人に対して、誠意ある態度で接していくことから始めなくてはならない。 たとえ、周りの人に理不尽なことを言われたりされたりしても、自分の目の前の人を尊重するということをやめたら、「不機嫌な職場」からは抜け出すことができない。他人に対して敬意をはらう、他人を尊重するということは、自分の置かれた状況がどんなに悲惨なものになったとしても、絶対に忘れないようにしようと思う。
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