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父の詫び状 の商品レビュー

4.4

68件のお客様レビュー

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2009/10/27

高校時代の国語の師が日記でよく紹介していたので興味を持って手に取った一冊。 30年前の文章とは思えないほどびっくりするくらいスラスラ読めるエッセイ集。 昭和の家族の姿が快活でユーモアが散りばめられた文章で描かれている。 各章のまとめに書かれている哀愁を含んだ美しい回顧の言葉がこ...

高校時代の国語の師が日記でよく紹介していたので興味を持って手に取った一冊。 30年前の文章とは思えないほどびっくりするくらいスラスラ読めるエッセイ集。 昭和の家族の姿が快活でユーモアが散りばめられた文章で描かれている。 各章のまとめに書かれている哀愁を含んだ美しい回顧の言葉がこの本をただのエッセイ集でなく歴史に残る本たらしめているのだろう

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2009/10/16

かなりの記憶力で幼少のことがつづられています。 右手が不自由で左手で書いたことがよかったのかもしれません。 じっくり思い出しながらかけたのでしょう。

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2009/10/08

2009.08.07 話が二転三転…、電車で数ページずつ読むならともかく、腰を据えて真面目に読もうと思ったら退屈極まりない 黒柳さんの留守電の話だけは笑えた

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2010/03/01

家にあった 発表は78年 この本を、小学生のときに読めと学校で言われたが、当時読んでもよくわからなかったのではないか。 昭和の色濃い雰囲気の中に哀愁が感じられる。 ユーモアのある、素敵な人だったであろう 作者の向田氏がお亡くなりになっているだけに、いっそう。 ねずみ花火、と...

家にあった 発表は78年 この本を、小学生のときに読めと学校で言われたが、当時読んでもよくわからなかったのではないか。 昭和の色濃い雰囲気の中に哀愁が感じられる。 ユーモアのある、素敵な人だったであろう 作者の向田氏がお亡くなりになっているだけに、いっそう。 ねずみ花火、という章が好き。

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2009/10/04

 個人的には向田邦子の文章がもっとも好きだ。誰かが「いきなりきて名人である」と評していた。至言。文章は飛躍が多くて、最後に帳尻合わせをするパターンが多い。しかし、文章自体はきわめて洗練された「普通」なのだ。  自分も、向田邦子のような文章が書けるようになりたいと思っている。

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2009/10/04

戦前,戦後の,私が見たはずもない昭和の風景, 家族のたわいない会話,情景,人々。 なのにどこか懐かしい。 向田邦子の本は初めて読んだのだけれどとても良い文章を書く人で, 短いページの中で展開される情報量は多弁で, なのに最後はすっきりまとまっている。 おもしろくてかなしくて,...

戦前,戦後の,私が見たはずもない昭和の風景, 家族のたわいない会話,情景,人々。 なのにどこか懐かしい。 向田邦子の本は初めて読んだのだけれどとても良い文章を書く人で, 短いページの中で展開される情報量は多弁で, なのに最後はすっきりまとまっている。 おもしろくてかなしくて,なつかしい本でした。

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2010/10/25

とても頭のいい人だと思う。 ひとつのテーマのなかで次々話題が変わるのに、最後は落ちつくべきところへ落ちつく感じが、読んでいて気持ちいい。

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2009/10/04

エッセイが好きでよく読みますが、個人的にこれを超えるエッセイ・随筆はなかなかないです。 表題の通り著者のお父さんのエピソードが多いのですが、まあとにかくいろいろ滑稽で、可笑しいんです。 でもこれが愛でなくてなにが愛でしょう。

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2009/10/07

ユーモアであふれ、思わず笑ってしまうことが何度もあった作品だが、不思議と読後感は「おもしろかった」とはならなかった。戦争のある時代に生まれた人たちの文章は、少し影があり私達が知らないことをたくさん知っているのだと思う。

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2009/10/07

2008.09.01. 何度も読む。何度読んでも、薄れず色褪せず、いい。戦前の家族の風景というのが、ありありと目の前に浮かぶ。特に、今はもうなくなってしまった偉大なる父の姿が。

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