医学のたまご の商品レビュー
ジーンワルツの後に読了。曽根崎理恵の息子、薫の話。父、伸一郎の言葉が深い。後半はなかなかおもしろかった。
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中学生が医学部の研究室に入ることになってしまうという、そのいきさつは面白いものの、中学1年生だというのに、同級生に英語論文を読めるほどに英語が得意な子や、専門家も真っ青の医学オタクがいるという設定には無理がありすぎて苦笑した。 しかし、そのあたりの点は目を瞑るとしてなかなか面...
中学生が医学部の研究室に入ることになってしまうという、そのいきさつは面白いものの、中学1年生だというのに、同級生に英語論文を読めるほどに英語が得意な子や、専門家も真っ青の医学オタクがいるという設定には無理がありすぎて苦笑した。 しかし、そのあたりの点は目を瞑るとしてなかなか面白い話であった。生命科学の研究者はどんな仕事をしているのか、垣間見ることができよう。 ところで、この話のネタは、数年前現実に大阪大学で起こった論文捏造事件ではないかと推察する。その事件の当事者であった学生とは少なからず縁があったのだが、事件後、どのような顛末になったかまったく情報が入ってこないのが不気味である。 もしかしたら本書はその事件を取材した著者が、かなりドキュメンタリーに近い形で書いたものなのでは・・・とも思った。 いや、というよりも、そうであって欲しいと願うものである。
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横書き左開き(と言うのかな?)は、ちょっと読みにくかった。 でも、話の雰囲気には合っていたので良いかー。
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悪い教授を懲らしめる。痛快な小説である。 潜在能力試験で全国1位をとってしまったがために大学の政治に利用されてしまう。 自分のミスを中学生にすべてなすりつける、とんでもない教授だ。 そんな教授も薫の父伸一郎の前では為す術がなかった。 こんな教授が世の中にたくさんいないこと...
悪い教授を懲らしめる。痛快な小説である。 潜在能力試験で全国1位をとってしまったがために大学の政治に利用されてしまう。 自分のミスを中学生にすべてなすりつける、とんでもない教授だ。 そんな教授も薫の父伸一郎の前では為す術がなかった。 こんな教授が世の中にたくさんいないこと願うのみだ。 本著は言葉がわかりやすく、中高生でも十分読めるものだ。 ちょっと気になったのが中学生にしては発想が少し幼稚という気がした。 中学生なんてこんなもんだったかなあ。
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ジーンワルツ、マドンナヴェルテに、比べると少し落ちるかも… 原因は、私がカオルとゆう人物に期待し過ぎたためである。 しかし、期待しすぎたことに気づいてからは面白く感じられた。
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「ジーン・ワルツ」の14年後ぐらいの話。場所は東城大学。主人公は、曾根崎薫。ゲーム理論の第一人者の伸一郎とクールウィッチィ理恵の息子の話だ。 薫は、中学生。ポップで軽い感じは、もしかして、あの人の子供??とおもってしまったりもする。でも、伸一郎にも山咲さんにも愛されて育っているよ...
「ジーン・ワルツ」の14年後ぐらいの話。場所は東城大学。主人公は、曾根崎薫。ゲーム理論の第一人者の伸一郎とクールウィッチィ理恵の息子の話だ。 薫は、中学生。ポップで軽い感じは、もしかして、あの人の子供??とおもってしまったりもする。でも、伸一郎にも山咲さんにも愛されて育っているようだ。ところどころ、伸一郎とのメールのやり取りが出てくるけれども、そのやりとりが何とも温かい気がする。 本編は、医学部の何ともドロドロとした事情なんだけれども、ここまでひどいことはないと思うが(思いたいが)、かなりリアルに描かれていると思う。特に、論文のインパクトファクターの話、先を越されるからとりあえず通りやすい雑誌に・・・というのは当たり前の話だ。ドロドロ感は読んでいてつらいものがあるが、実験をして論文を出すという現実はよく書かれている。この本は医学を志す人に向けた児童書でもあるけれど、科学を勉強する人、あるいは、今現在卒業研究をしている大学生も読んで損はないのではないかと思う。 また、ストーリーとは別に、伝えたいたくさんの台詞が詰まっている。そのひとつひとつがとてもいいものなので、それを読むだけでも違うと思う。
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中学生でも読めるけど、深い物が込められてる本。 ゲーム理論を少しかじれるかな。 最後に狡猾な?大物をやっつける中学生、見ててウキウキした。
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父親は世界的なゲーム理論学者だけど、自分はごく普通の 中学2年生である”僕”曾根崎薫。 学力テストで日本一の成績を取ってしまったことから、 スーパー中学生として、東城大学の医学部に医学生として 研究に参加することになってしまいます。 しかも偶然にも、世紀の大発見をしてしまったよう...
父親は世界的なゲーム理論学者だけど、自分はごく普通の 中学2年生である”僕”曾根崎薫。 学力テストで日本一の成績を取ってしまったことから、 スーパー中学生として、東城大学の医学部に医学生として 研究に参加することになってしまいます。 しかも偶然にも、世紀の大発見をしてしまったようで・・・ 現役の病理医でありながら、医療サスペンスのベストセラーを 書く著者が、中高生向けに書いた、医学ミステリです。 横書きなことも特徴的。 中学生としてはノホホンとしてややお調子者の部類に入る薫が、 大人の汚い世界でいいように踊らされているのを読者は 「危なっかしい」と思いながらも見守ってしまう。 もともと、著者の作品はご都合主義かな?と思えるものが多い と思っていたので、中高生向けに書いたものの方が、しっくり くる気がしました。 『バチスタ』シリーズに出てくる医師や看護士が登場するのは、 ファンならば嬉しいかも。
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2010/06/22 再読 「マドンナ・ヴェルデ」を踏まえて再読すると、伸一郎氏のパパ振りにビックリ(笑) 世間一般的な、父息子の関係とはちょっと違ってても、いい親子関係結んでるよなー あんな息子に尊敬されてる父親いないよ、いまどき。 設定、ストーリー展開は、まるで漫画やな・・・...
2010/06/22 再読 「マドンナ・ヴェルデ」を踏まえて再読すると、伸一郎氏のパパ振りにビックリ(笑) 世間一般的な、父息子の関係とはちょっと違ってても、いい親子関係結んでるよなー あんな息子に尊敬されてる父親いないよ、いまどき。 設定、ストーリー展開は、まるで漫画やな・・・だけど、とても気持ちよく、感動さえ持って読める。最後はちょっと・・いや、かなりじーんと来たよ。 そして・・・桃倉氏・・・オトコマエだ!
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あの人が、あんなことに、登場人物が後の作品出てきたりと海堂ワールドをみていくにあたり外せないと思います。もちろんストーリーも面白い!! わりとスラスラ読めていける方だとお見ます。
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