医学のたまご の商品レビュー

海堂尊【作】

2010/03/28

友だちが助けあって権力に立ち向かうところが、いいな～と思いました。
父親が助けてくれるところも、ちょっとあれですが、まあ、中学生だし、頼れる親がいるというのは、いい家だなあと。。
「世の中で一番大変なのは、ゴールの見えない我慢だ。」とありました。
本当にそうだと思います。

2012/09/07

横書きはビックリしたけど、すごく馴染んでました。
いつもは医療用語や難しい言葉が多い海堂さんの小説だけど、
これは中高生向けに書いたというだけあって、フリガナも多いし、
私がわからないことは薫くんも分からないから（笑）
説明も多くて分かりやすかったです。
でも、かといって内容が薄いと言うわけじゃなくて、
医療に対する海堂さんの思いがつまっていました。

タイトルにもなっている、パパの言葉がすごく好きです。
最後もスゴく爽やかな気持ちになれました。

それにしてもアツシくん大きくなったな〜（笑）
「〜であります」口調が可愛らしかったのに、
何だか瑞人くんに見えた！　

2010/01/21

これを読んで人生が変わる子がでてくるかもしれない。
矛盾とか中途半端さとかそれをさしひいても
出てくる少年少女に負けてらんないって思う人がいたら
いいなと思う。

2010/01/19

内容は面白かったです。
ストーリーの面白さで勝負の作家なんだと思います。
随所で出てくる心に響く言葉もすてきでした。

ただ、季節感の描写が少ないため、前のシーンからしばらく時間が経ったというのに気づくことができず、何度か読み戻ることがありました。
そのへん工夫して書いてくれたら、読みやすくなったんじゃないかと思います。

横書きというのもなかなか斬新でした。

2010/01/18

僕は曽根崎薫、14歳。歴史はオタクの域に達しているけど、英語は苦手。愛読書はコミック『ドンドコ』。ちょっと要領のいい、ごくフツーの中学生だ。そんな僕が、ひょんなことから「日本一の天才少年」となり、東城大学の医学部で研究をすることに。でも、中学にも通わなくちゃいけないなんて、そりゃないよ……。医学生としての生活は、冷や汗と緊張の連続だ。なのに、しょっぱなからなにやらすごい発見をしてしまった(らしい)。教授は大興奮。研究室は大騒ぎ。しかし、それがすべての始まりだった……。ひょうひょうとした中学生医学生の奮闘ぶりを描く、コミカルで爽やかな医学ミステリー。

ラストが爽快、スカッとします。

2010/07/10

YA向けで、とても読みやすい。
スラスラ読めつつ、衝撃の展開。
桜宮サーガが見事に描かれた作品。
これだから、海堂尊はやめられない！！

2010/01/16

[2010.1.16]ストーリーがテンポ良く進んで、最後にキレイに纏め上げるのはさすが海堂氏。登場人物それぞれ味があって、良く知る人物も出てきて楽しめました。

2010/01/16

中学生の曽根崎薫は、ある日テストで全国一番になってしまったことで、大学の医学部で勉強することになってしまう。実はそのテストの内容を父親が知っていて、息子にたまたま教えてしまったせいなのだが・・・。歴史オタクなだけで、英語はもちろん医学だって勉強できっこないはずのカオルに、教授は次々と無理難題をふっかける。クラスメイトや医学生の力を借りつつ乗り越えたカオルだったが、ある日突然大問題が発生。彼の行った(ことになっている)実験の結果が誤りだったのだ。父親の助けも借りつつ、カオルは奮闘する。

医学部が舞台となっており、問題の中心となるのも病気に対する医療研究です。・・・と思いきや、別にそんな堅い話ではない。むしろ、普通の人々にもかなり読みやすいようにはなっている。大学の中での現実としてみるには、少々ひどいでは済まされないような事態もある。そんな恐ろしい場所に飛び込んだ中学生の気持ちは、絶対ビクビクもの。父親も遠い場所だし、よく乗り切ったなあという感はします。各章の言葉に重みがありますよね。最期には、カオルが自身の道を堂々と切り開いていく明るい未来が望めました。

2010/01/10

やっぱり悪は滅びる、ではなく、心がなく
自分の私利私欲に走っただけの人間は全てを手にはしない。
勧善懲悪とはならなかったけど、裏表紙の、
スーパー高校生・佐々木くん、薫、院生の「もぐら」さんこと桃倉さんの、
三人揃っての「ハイパーマンバッカス・リターンズ２」の決めポーズで
胸がスッとした感を味わえる。
もぐらの桃倉さんの、研究者としての選択、
一見冷淡そうに見えるスーパー高校生・佐々木くんの
秘めたる思いも明らかになって。

2010/01/07

中高生向きに書いてあるだけあって、読みやすく
すぐ読み終わっちゃいます。
でも、大人が読んでも引き込まれちゃいます。
それにしても、ここまで登場人物が繋がると
いうのもおもしろい。
まんまと戦略にはまってる。