食堂かたつむり の商品レビュー
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食べる人を想って作る料理は人の心を動かす力があるのだと感じました。 私自身食べられればいいやと適当に済ませてしまう事も多いので、相手の事をよく考えて丁寧にご飯を作ろうと思わされました。 恋人の失踪で何もかも失ってしまった主人公ですが結果として、大事なものを見つける事ができ、不運や災難も人生において大事なキッカケになるのかもしれないと感じるお話でした。
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#48奈良県立図書情報館ビブリオバトル「おいしい本」で紹介された本です。 2014.11.15 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=955871707760604&id=100064420642477
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食堂かたつむり 小川糸 ∞----------------------∞ 最終的に食べ物を粗末にしちゃいけない、命を大切に、というお話だった。 自分のために一生懸命にメニューを考えて、良い材料を揃えて、心を込めて作ってくれる。 おばあちゃんに料理習ったからってそんな簡単にできるものじゃないとは思ったけど、食堂かたつむりはとても魅力的で、絶対行きたくなるお店だった。 エルメスの解体は辛かった。でもそのつもりで飼ってたんだよなぁ。食べ物を粗末にしちゃいけないっていうのは、こうやって学んで行くべきなんだろうけど、意外と学ぶ機会ってないんだよね。料理に余すとこなく使って成仏させるというのは、食育としてもとてもいい事なのではと思う。 ちょっと「銀の匙」思い出した。 2024/09/23 読了(図書館)
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人の心の温かさ、自然の豊かさ、食事の大事さ、全てが詰まっている本。読みかけ時は、何度もキッチンへ向かいたくなった。何年も前に読んだが、今でも料理をする時、嫌な事を考えないようにしながら作っている。
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ある日帰ったら恋人と住んでいた部屋はからっぽだった。声も出なくなってしまった主人公は唯一残っていた祖母の形見のぬか床と一緒に、故郷の村に帰る。けして仲良くないおかんに頭をさげ、敷地内の物置小屋を改装して「食堂かたつむり」を始めるが… 終盤はやはり泣きそうになってしまったが、とこ...
ある日帰ったら恋人と住んでいた部屋はからっぽだった。声も出なくなってしまった主人公は唯一残っていた祖母の形見のぬか床と一緒に、故郷の村に帰る。けして仲良くないおかんに頭をさげ、敷地内の物置小屋を改装して「食堂かたつむり」を始めるが… 終盤はやはり泣きそうになってしまったが、ところどころ書かなくても当然いいようなどうでもいいこと(切った髪の毛は一体どうしたのか…まさかそのまま放置なんてことはないだろうけど…)が気になって集中できなかったところもある。 今夜は豚肉じゃなくて鶏にしようと思う。
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小川糸さん、初めて読みました。 この『食堂かたつむり』がデビュー作なんですね。 一緒に暮らしていた彼が、ある日突然、家財道具一式と共に消えてしまう。合鍵を置いて。 ショックで声が出なくなってしまった主人公の倫子。故郷に戻り「食堂かたつむり」というお店を開店させます。お客様は1日...
小川糸さん、初めて読みました。 この『食堂かたつむり』がデビュー作なんですね。 一緒に暮らしていた彼が、ある日突然、家財道具一式と共に消えてしまう。合鍵を置いて。 ショックで声が出なくなってしまった主人公の倫子。故郷に戻り「食堂かたつむり」というお店を開店させます。お客様は1日1組。倫子ちゃんの作る料理を食べると奇跡が起こる…? といった内容ですが…。 正直、わたしはあまり好きじゃないかなぁ。 いい話だと思いますよ。感動するところがあるのもわかるんですが…。 結構出てくる、直接的な表現も嫌だし、ペットとして飼っているエルメスという豚…事情があるにせよ、自分で解体して血一滴も残さず料理にするって…窓にぶつかって死んでしまった鳩をも大切な命って言って作る「野鳩のロースト」 ごめんなさい!!怖かったです。 ただ、丁寧に生活するってのは共感できます。 きちんと食材も大事にって大切なことですもん。きちんと本を見て丁寧にお料理したくなっちゃいます。 たぶん… ★ザクロカレー ★ジュテームスープ は、作らないかな ٩( ᐛ )و
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小川糸さんの作品はツバキ文具店、キラキラ共和国に続いて3作目。 ツバキ文具店、キラキラ共和国でも思ったけど、主人公の仕事は金銭的に成り立たないのではないかということが終始気になりました。 あと後半のエルメスを食べてしまうところは、ちょっと感情がついていけませんでした。銀の匙というマンガで飼育していた豚を食べるというエピソードはあり、似たようなエピソードではありましたがそれは受け入れられました。でも、エルメスはもともと食べるつもりがなくてペットとして接していたのだから、たとえ食肉用の豚でも無理。 最後の最後は感動的でしたが、全体を通して好みではなかったです。
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読みやすく、1日で読めた。主人公が話せなくなってしまうので、その分心情描写や情景描写が豊かだった。特に料理の部分の描写が細かく、主人公の料理にかける想いが伝わってきた。
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小川糸さんは、食べ物を美味しそうに表現するなぁという印象があったものの、代表作とも言えるこの本は始めて。 野草やジビエにも精通していらして、命をいただくということをお若い頃から大切にしていらしたのだなと思う。 25歳で店を作るところから一人で切り盛りするという設定はちょっと無...
小川糸さんは、食べ物を美味しそうに表現するなぁという印象があったものの、代表作とも言えるこの本は始めて。 野草やジビエにも精通していらして、命をいただくということをお若い頃から大切にしていらしたのだなと思う。 25歳で店を作るところから一人で切り盛りするという設定はちょっと無理があるかな…とは思ったけれど、それはそれでおとぎ話。 生きることと、食べることは同じくらい大切だからこそ、何をどうやって食べるかが命の源になっているというメッセージを受け取った。 エルメスも野鳩も感謝を込めて食べたからこそ、永遠の命となり倫子の声となったのだろうな…
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お客さんの願いに寄り添った料理を提供して、お客さんも食べることで幸せを感じ帰っていくいい話だと思った。私も食堂かたつむりでご飯食べたいって思った。母親からの手紙も涙した。でも豚も鳩も料理して食ってなかなかリアルでなんじゃこりゃって思った。でも面白かったです。 ↓忘れちゃうので内容書きます。 トリコ料理店でアルバイトをしていたりんごは、同棲していたインド人彼氏に逃げられ、15歳の時に出た実家へ戻ることになった。そこで食堂かたつむりを開店する。食堂かたつむりはお客さんの要望に合わせた料理を提供する。様々な悩みを抱えたお客さんに料理を提供することで、その悩みがいろんな形で解決していった。そんな時、ずっと仲が悪かった母親から急にがんを患い、診察してくれた医師が初恋の人だったと打ち明けられる。…
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