食堂かたつむり の商品レビュー

小川糸【著】

2025/04/02

久しぶりの小川糸さん。
あっという間に終わってしまった感じがする。エルメスの事にちょっと引っかかった。でも小川糸さんの小説の雰囲気が大好き。

2025/03/30

料理の描写が丁寧でお腹が空く。ほっこりする食堂のシーンが続き、終盤のエルメスのシーンとの落差。リアルさに思わず目を背けたくなったけど、ありきたりだが命の大切さを改めて思う。料理を捨ててはいけない、という言葉が頭に残った

2025/02/21

うーん、薦められて読んだが、都合の良い話が続き、感情移入できない。出てくる食事に思いと手が混んでいるのはわかるが、、

2025/02/10

美味しそうな料理と料理に込められた様々な思い。作ってもらった料理にもっと感謝し、作る時は大切な思いを込めて作りたいと思った。
倫子が手紙を読んでいる時、自分の母はこれまでどういう思いで育ててくれたのかと想像すると涙が出そうになった。これまで沢山の愛を注いでくれ、見えないところでも支えてくれていたことへ感謝しかない。家族への感謝も同時に感じることができた。

2025/01/24

この本は小川糸さんのデビュー作だと聞き、必ず読まなければと思いました。
ぬか床以外全部失ってしまった倫子が1日人組限定の｢食堂かたつむり｣を開くことになる話です。食べ物って普段から何気なく食べてるけど作ってくれている人の努力とかもあるしかけがえのない動物の命もあるのでやっぱりいただきます、ごちそうさまでしたは大切だと思いました。
特に心に残ったのは豚さんをお肉にする場面です。○○がお肉になるまで〜みたいな動画は見たことがあったけどやっぱり1番本がリアルに感じたな。豚が抵抗しているのとかを見ると少し悲しかったけどそのおかげでいまの私たちの命があるので残さずしっかり食べたいと思いました。

2025/01/15

はじめての小川糸さん作品でした。
料理の描写がとても分かりやすく素敵で、目の前で見ているようでした。
エルメスの料理のシーンは、涙しながら読みました。
色々な人間関係や悩みを、料理を通して少しずつ変化していく様子にとても共感しながら読みました。

2025/01/11

針と糸を読んで､小川糸さんの本をもっと読みたくなってしまった。どれから読もうか凄く迷ったけど（食堂かたつむり）にして正解だと思った。著者の母への思いや食への拘りが伝わって後半涙無しには読めない作品でした。大好きな作家さんが又1人増えました。

2025/01/09

小川糸の食堂かたつむりを読みました。
アパートから、外国人の彼が現金から部屋のもの全てを持っていなくなってしまうと言う設定です。
普通いなくなるにしても、日本人なら本人だけと言うのは多いのですが、外国人だからでしょうか？
無一文になって母親の元に戻り、食堂かたつむりを開くのですが幸せになると口コミで広がっていきます。
料理の事が詳しく書いてあり、こんなに料理ができたら面白いだろうなと思いながら読んでいました。
主人公の倫子とおかんの関係は、ツバキ文具店の先代と鳩子の関係に似ていると思いました。
とても面白くて一気に読んでしまいました。
DVDも借りてきたので、見るのが楽しみです。

2024/12/25

都会で、トルコ料理店でのアルバイトをおえ、家に帰ると、同棲していたインド人の恋人が家財道具を ほぼ全て持ち出したせいで、何も無かった。
そのショックで声が出なくなってしまった主人公。

しかたなく10年ぶりに実家に帰省した主人公。
ペットの豚とともに過ごす母親に頼んで物置小屋をリフォームし、「食堂かたつむり」を開店した。
衛生面を考慮して坊主になり、今までの経験をいかして色々な料理をつくった。

クレームや嫌がらせもあったが、偶然「食堂かたつむり」で食事をした人の願いが全員叶ったことから、一気に人気になった。

翌年の春頃、主人公の母親が久々に再会した初恋の人と結婚することになった。(主人公は、精子提供でうまれた。母親は、未婚。)
母親の希望で、ペットの豚で世界の料理をつくった主人公。
しかし、母親は、結婚前から がん治療のせいで、主人公の料理を少ししか食べられなかった。

結婚して数週間後に、母親が亡くなってしまった。
落ち込んで、インスタントばかり食べ、食堂を臨時休業中の主人公のもとに、家の窓ガラスに ぶつかって亡くなったハトがいた。
母親の言葉を思い出し、ハトを調理することに。
できた料理が、おいしくて、やっと声をだすことができたという物語だった。

最初は悲惨だった主人公に幸せが訪れて良かったと思った。
今後、食堂かたつむりが どうなるのか楽しみだ。

2024/11/13

恋人に振られ、声を失った主人公。実家に戻り、1日１組限定の食堂を始める。命あるものを食べると言うことを考えさせられたが、全体を通してほっこりとした展開でよかった。