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食堂かたつむり の商品レビュー

3.6

936件のお客様レビュー

  1. 5つ

    171

  2. 4つ

    315

  3. 3つ

    265

  4. 2つ

    85

  5. 1つ

    17

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お腹すいた~

恋人と声を同時に失い、ぬか床ひとつ持って故郷に戻った主人公。彼女が開いた「食堂かたつむり」、お客は一日一組のみ。たった一組のために供される料理には、なにやら不思議な力があるようで……?

abtm

2024/05/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お客さんの願いに寄り添った料理を提供して、お客さんも食べることで幸せを感じ帰っていくいい話だと思った。私も食堂かたつむりでご飯食べたいって思った。母親からの手紙も涙した。でも豚も鳩も料理して食ってなかなかリアルでなんじゃこりゃって思った。でも面白かったです。 ↓忘れちゃうので内容書きます。 トリコ料理店でアルバイトをしていたりんごは、同棲していたインド人彼氏に逃げられ、15歳の時に出た実家へ戻ることになった。そこで食堂かたつむりを開店する。食堂かたつむりはお客さんの要望に合わせた料理を提供する。様々な悩みを抱えたお客さんに料理を提供することで、その悩みがいろんな形で解決していった。そんな時、ずっと仲が悪かった母親から急にがんを患い、診察してくれた医師が初恋の人だったと打ち明けられる。…

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2024/01/20

温かい気持ちになる本。 食事を作る時は明るい気持ちで。暗い感情はそのまま味に出るそう。 メニューをたくさん知ってると、料理の幅が広がって楽しそうだなぁ。外食で各国の料理を楽しむのもいいけど、どこかで料理を学んでみたいと思った。

Posted byブクログ

2024/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人と交流しながら料理を作るお話。 じわっと温かくなるようなお話で好みでしたが、エルメスを食べてしまうシーンは辛くて受け入れられず。

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2024/01/03

彼氏に捨てられ声が出なくなった主人公は田舎の実家に帰り、 倉庫を改造して「食堂かたつむり」を始める話。 大きく盛り上がるわけでもなくサラッと読めました。 1組ずつ予約制で客ごとにメニューを考える食堂を経営するというのは、よっぽど値段をあげないと難しいのではないだろうか。 最後...

彼氏に捨てられ声が出なくなった主人公は田舎の実家に帰り、 倉庫を改造して「食堂かたつむり」を始める話。 大きく盛り上がるわけでもなくサラッと読めました。 1組ずつ予約制で客ごとにメニューを考える食堂を経営するというのは、よっぽど値段をあげないと難しいのではないだろうか。 最後の母親とはわかり合ってほしかったです。 梟のオチは少し笑えました。

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2023/12/31

トラブルなどで傷ついて疲れている時に読むと癒される本。 主人公は冒頭で、同棲していたインド人の恋人に店の開店資金として貯めていた数100万円、家財道具一式を持ち逃げされてしまう。おまけにそのショックで話すことができなくなってしまう。 仕方なく山と海の近い田舎の故郷に帰る。折り合い...

トラブルなどで傷ついて疲れている時に読むと癒される本。 主人公は冒頭で、同棲していたインド人の恋人に店の開店資金として貯めていた数100万円、家財道具一式を持ち逃げされてしまう。おまけにそのショックで話すことができなくなってしまう。 仕方なく山と海の近い田舎の故郷に帰る。折り合いの悪い母親と母親の飼っている豚の面倒を見る条件に、離れで食堂かたつむりを始める。 無一文で帰ってきた主人公が離れを食堂にするために、冷蔵庫やオーブンを購入したり、シャンデリアやテーブルを譲ってもらい、地場産のこだわりの食事を提供する。(調味料などは取り寄せたりもする) 母親からの借金と中古品の融通や手作り、熊さんの協力という資金源と節約方法だけど、材料費もかかるし、この開店資金は相当なものだと思う。おまけに客は1日限定1組で客数でも稼げない。おかんはとても裕福なのか?めっちゃ赤字じゃないか? お話だから料理人の夢を描いたとも言えるけども、少しそこが気になった。

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2023/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

声を失った主人公が人のためにご飯を作る。相手を観察し、その人のためだけのご飯。母との確執がありながら、途中で母の病気がわかり、母のためにご飯を作る。確執がありながらも母への想いに気づけたこと、母を失ったあと母からの思いやりを知るあたりがよかった。

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2023/11/28

以前読んだ本に、「誰かのために料理をすることは幸せ」のようなことが書かれていた。しみじみと、自分のためだけだったら手抜きや、お惣菜で済ませて、味気ないご飯を食べるんだろうなと思ったら、家族がいて、家族のためにと思ったら、忙しくても気持ちを込めて料理するんだろうなと思う。それが当た...

以前読んだ本に、「誰かのために料理をすることは幸せ」のようなことが書かれていた。しみじみと、自分のためだけだったら手抜きや、お惣菜で済ませて、味気ないご飯を食べるんだろうなと思ったら、家族がいて、家族のためにと思ったら、忙しくても気持ちを込めて料理するんだろうなと思う。それが当たり前で気付かないだけで、それは幸せなことだと思う。 相手のためにと思う気持ちと、食材を大事にしながら料理をする主人公がとても良かった。 おかんとの確執。おかんの人生や思いを知らずに過ごしてきて、コミュニケーション不足が引き起こした親子の亀裂だと思う。娘だからこそ話さなくてはならないことがあると思うし、娘に嫌われた理由をちゃんと知るべきだと思う。どんなに娘を思っていても言葉で伝えなければ、やっぱり伝わらないなと思う。もっと早く知れたら、親子の関係性はずいぶん違ったものになったと思う。でも、戻ってきた娘、料理人として頑張る娘の料理を食べることができたこと、死後娘への思いを残せたことは良かったなと思う。

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2023/11/25

感想を書く前にいろんなレビューを見たら、極端に二分していた。 すごく良かったっていう人と最悪だったって言う人。映画にもなっていたから、面白い本ではあると思う。 私は、結構好きだったけどw 一気に読んでしまったしw 人の気持ちは、毎日変わっちゃうし、受け取り方も今日と明日でも違った...

感想を書く前にいろんなレビューを見たら、極端に二分していた。 すごく良かったっていう人と最悪だったって言う人。映画にもなっていたから、面白い本ではあると思う。 私は、結構好きだったけどw 一気に読んでしまったしw 人の気持ちは、毎日変わっちゃうし、受け取り方も今日と明日でも違ったりするのかな。 倫子の生き方は嫌いじゃないし、おかんの不器用さも受け入れ慣れる。エルメスの食されるところもありかもしれないけど、嫌な人もいる。 人って難しいなw

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2023/10/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オカンのキャラ設定がなかなか強烈だった。 嘘か本当か、水鉄砲ベイビーの話も衝撃だったが、ふくろう爺の真実と、たまたま死んだ鳩の調理とで、話として決着がつき、ハッピーエンドで、食堂かたつむりで食事をした後のような、とてもすっきりほっこりした読後感だった。 披露宴の料理は凝りすぎていて何が何だか分からなくなってきた。サンドイッチ事件だけは、やり方も理由も短絡的すぎて解せない。

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