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男の作法 の商品レビュー

3.8

187件のお客様レビュー

  1. 5つ

    42

  2. 4つ

    64

  3. 3つ

    45

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    2

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2024/12/17

新婚夫婦が飛行機内で人目を憚らずベタベタしたり、ホテルのタオルを持ち帰ったり、というエピソードが紹介されていた。今でいう、外国人エピソードみたいで笑えた。日本人だから…てのは幻想なんだなぁと感じた。一昔前の人々も今とまったく変わらないことで悩んでいたことがわかり、興味深かった。

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2024/09/12

かなり昔のおじさんが書いたエッセイだから 男尊女卑とかすごそうだなって思いながらも 読んでみたら思ったより全然大丈夫だし普通に面白いし勉強になった 嫁姑仲良くするために平等に接する 時間厳守のため会合があるときは遅れないために仕事しない 幼児体験大事、両親円満にやっていれば悲し...

かなり昔のおじさんが書いたエッセイだから 男尊女卑とかすごそうだなって思いながらも 読んでみたら思ったより全然大丈夫だし普通に面白いし勉強になった 嫁姑仲良くするために平等に接する 時間厳守のため会合があるときは遅れないために仕事しない 幼児体験大事、両親円満にやっていれば悲しいことがあっても明るく吸収できる、逆だと人生成功しても幼児体験のくらいイメージが残ってしまう 例外はあるけど大滝おいてその人の幼児体験が一生涯つきまとう 昔はチップがあった タクシーで余分に払う そうすることによって1日いい運転ができる、次のお客にいい接客できる みんながそうすることでよくなる 飲食店で混んできたらまだ話してたりしてもパッと出る、公衆電話でも誰か待ってたらすぐ切る 周りをみる 若いうちにいろんなことに首を突っ込んでおく 好きなことは多い方が気分転換も上手くできる、他の人の気持ちがわかる

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2024/02/27

2回目。箸休め的につい読んでしまう。古い本なので、もちろん時代錯誤な所もあるが、今読んでも粋だなぁと思う。また数年後に、きっと読み返すと思う。

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2023/11/06

昭和世代、こうありたい、しかし叶わぬ令和時代。学ぶところ多々あり、実行出来ぬ事ほとんど、でも夫婦と親子の関係は同じはず。作法を心得にして暮らしてみよう。

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2023/10/09

著者が冒頭に注意書きしているようにこれは過去の男の作法であり、池波正太郎の男の作法である。 参考程度にとどめたい。 天ぷら屋では出されたらすぐに食べるという点については納得した。 料理を目の前にして駄弁ってるのは確かに料理人に対して失礼だ。 クラブやバーでの遊び方とかは江戸っ...

著者が冒頭に注意書きしているようにこれは過去の男の作法であり、池波正太郎の男の作法である。 参考程度にとどめたい。 天ぷら屋では出されたらすぐに食べるという点については納得した。 料理を目の前にして駄弁ってるのは確かに料理人に対して失礼だ。 クラブやバーでの遊び方とかは江戸っ子ならではで、こういった大人の遊びには憧れがあるけど 田舎暮らしには真似できないんだよな。 人生観や仕事観に関してはやっぱり昭和的な内容で、多少頷ける部分もあったけど時代による価値観は全然違うんだなと思った。 あまり若いうちに読むとまにうけてしまうから、ある程度分別のつく用になってから読むのが良い。

Posted byブクログ

2023/06/25

若い頃に読んで、最近浅草に縁があり再読。以前読んだ時には、池波正太郎、かっこいいな、との印象が強かったのですが、再読してびっくり。以前とは感じ方が全然違っている自分に驚きました。 当時50代後半、もちろん大作家。若い人に教えている形式ではあるけれど、今読むとだいぶ偉そう。 そして...

若い頃に読んで、最近浅草に縁があり再読。以前読んだ時には、池波正太郎、かっこいいな、との印象が強かったのですが、再読してびっくり。以前とは感じ方が全然違っている自分に驚きました。 当時50代後半、もちろん大作家。若い人に教えている形式ではあるけれど、今読むとだいぶ偉そう。 そして、女性への表現の仕方も、何となくモヤモヤとして良くも悪くも昭和的であり、時代は変わったんだなぁとしみじみしてしまった。女性蔑視ではない。もちろん。だけど、何かはっきりと男性と女性とでは区切られている感じ。 若い時に読んだ時にはただカッコよさしかなかったのになぁ。年齢と時代が変わって、読んだ感想がガラッと変わったということか。 池波正太郎も男の作法を女性が読むとは思っていなかったかもしれないなぁ。 ただ、お寿司、天ぷら、蕎麦の食べ方をこの本で知り、いつか池波正太郎のように小粋な飲み方をしたいなぁと思う気持ちだけは今も昔も変わらずでした。

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2023/06/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・顔…人間とか人生とかの味わいというものは、理屈では決められない中間色にあるんだ 男の顔をいい顔に変えて行くということが男をみがくことなんだよ ・目…何の利害関係もない第三者の目に映った自分を見て、普段なかなか自分自身ではわからないことを教えられる、それが旅へ出る意味の一つですよ ・旅行…やっぱり求心力というのは大事なものだね、何かこうしたいと思ったら絶えずそのことを思っていれば、何かにつけてそのことを目指して、無意識のうちに少しずつ段取りを進めていくからね、だから自然にそうなるということになるんだよ ・靴…人間というのはやっぱり、一つまいた種がいろいろに波及して行くわけだよ、外にも波及して行くし、自分にも波及してくる ・そば…唐辛子をかけたかったら、そばそのものの上に、食べる前に少しずつ振っておくんだよ、それでなかったらもう、唐辛子の香りなんか消えちゃうじゃないか ・ネクタイ…自分のおしゃれをする、身だしなみをととのえるということは、鏡を見て、本当に他人の目でもって自分の顔だの躰だのを観察して、ああ、自分はこういう顔なんだ、こういう躰なんだ、これだったら何がいいんだということを客観的に判断できるようになることが、やはりおしゃれの真髄なんだ やっぱり映画を観るとか、小説を読むとか、いろんなものを若いうちに摂取していれば、自然にそういう感覚というのは芽生えてくるわけですよ いろんな面で自分というものを自分で見つめて、客観視することができるようにする訓練、これが大切なんだよ ・本…本をたくさん読んでいくうちにね、おのずから読みかたというものが会得できるんですよ、ここは大事なところ、ここは斜めに読んでいってもかまわないところと、おのずと勘でわかっちゃう ・てんぷら…てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、親の敵にでも会ったように揚げるそばからかぶりつくようにして食べなきゃ、てんぷら屋のおやじは喜ばないんだよ ・わさび…刺身の上にわさびをちょっと乗せて、それにお醤油をちょっとつけて食べればいいんだ、そうしないとわさびの香りが抜けちゃう ・カレンダー…余裕を持って生きるということは、時間の余裕を絶えずつくっておくということに他ならない ・クセ…すべて五分五分という考えかた、これがやっぱり大事なんだとぼくは思うね ・約束…自分の人生が一つであると同時に、他人の人生も一つである、だから時間がいかに貴重なものかということを知っていれば、他人に時間の上において迷惑をかけることは非常に恥ずべきことなんだ ・週刊誌…将来の自分を高めていくための何かほかのものにふり向けてやっている人と、放縦に躍り狂ってセックスしたりしている人との差は、必ず数年のうちに出てきちゃう

Posted byブクログ

2023/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まずは作者の池波正太郎さんのプロフィールは、 1923-1990年を生き抜いた浅草生まれのチャキチャキの江戸っ子である。 下町、下谷西町小学校を卒業後、 株屋に勤めて、 戦後に下谷区の役所に勤務。 長谷川伸さんの門下に入り、 新国劇の脚本、演出を担当し、 後に直木賞を受賞し、 【鬼平犯科帳】などの膨大な作品群を発表している。 そんな昭和のダンディーな男である、 池波正太郎さんの会話形式のエッセイ本。 この本には昭和の日本人の漢の作法が 十二分に詰まっている。 経歴からしても、お堅いお役所勤めをしていた池波さんの視点は実に面白い。 ビジネスマナーというよりは 男のマナーを教えてくれている本作。 あとがきの解説に常盤新平さんがおっしゃっていたけど、この本を20代、いや30代でもいいから出会っておきたかったと。 まさに自分は昭和生まれで平成を生き抜いてきた30代後半の男である。 そんな自分に池波さんは本を通じて、 昭和の粋な、みんなが憧れた漢の作法を教えてくれているのだ。 本作は寿司や天ぷら、鰻の食べ方から スーツの着こなし方、仕事のあり方 まで ありとあらゆる日常シーンで 池波さんならこう考える! というのを余す事なく指南してくれる。 以下は読書中に響いたメモです。 ↓↓↓ 余裕を持って生きるということは 時間の余裕を絶えずつくっておくということ すべて五分五分という考え方 人間の一生は半分は運命的に決まっているかもしれない。だけど残りの半分はやっぱりその人自身。 磨くべきときに、男を磨くか、磨かないか、 結局はそれが一番肝心。 人間は死に向かって生きてるということ。をたまに思い出す。 仕事、金、時間、職場や家庭 あるいは男と女のさまざまな人間関係、 それから衣食住の全てについていえることは 【男のみがき砂として役立たないものはない!】 うん、むちゃ響いた! たぶん亡くなった自分の父親も 昭和なダンディーな人だったから こんな思考も持っていたのだろうと思うと、 お父さんからの教訓にも聞こえる。 定期的に読み返して男の作法で 自分を磨きたい! そんな良作でした!!!

Posted byブクログ

2023/03/03

食のパートは興味深い記述が幾つかあったが、それ以降はもう全然お話にならない。「最近の若者は情けない」「男が女みたいになってきた」「女を大学へ行かせるとダメになる」などなど、説教臭いクソジジイの戯言が延々と続き感動的なまでにうんざりさせられる。何しろ天下の池波正太郎、大作家独自の視...

食のパートは興味深い記述が幾つかあったが、それ以降はもう全然お話にならない。「最近の若者は情けない」「男が女みたいになってきた」「女を大学へ行かせるとダメになる」などなど、説教臭いクソジジイの戯言が延々と続き感動的なまでにうんざりさせられる。何しろ天下の池波正太郎、大作家独自の視点からの様々な“男の作法”なるものを期待したが、どれだけページをめくっても出てくるのは100万回聞いたような凡庸で陳腐な家父長制的な昭和のつまらない理屈ばかり。何せどれもこれもそこら辺の爺さんでも言えるようなこと。鋭い切り口も、ハッとさせられるような気づきも、目の覚めるような表現もない。徹頭徹尾、「昔は良かった」「俺は正しい」が口癖のジジイが昭和の腐ったはらわたをぶちまけ続けるような平々凡々な愚痴、苦言、説教。こんな下らない男の作法などさっさと絶滅することを切に願う。

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2022/12/30

昭和56年に上梓された本書の巻頭で、当時でも「現代の男たちには実行不可能でありましょう」と池波さんは言う。もう40年以上経た21世紀のいまでも、食文化に対する著者の考えは通用すると思う。鮨、天ぷらに鰻。どれも粋に食べられる男になりたい。日本建築、それも引き戸の有効性は池波さんが言...

昭和56年に上梓された本書の巻頭で、当時でも「現代の男たちには実行不可能でありましょう」と池波さんは言う。もう40年以上経た21世紀のいまでも、食文化に対する著者の考えは通用すると思う。鮨、天ぷらに鰻。どれも粋に食べられる男になりたい。日本建築、それも引き戸の有効性は池波さんが言うとおりだ。そしてまた、死を意識した生き方は、現代人にこそ必要なのではないだろうか。

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