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君のためなら千回でも(上) の商品レビュー

4.3

37件のお客様レビュー

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2009/12/14

アフガニスタンが舞台のあまり読んだことの無い話。ただ、テーマは普遍的な人間同士の関係であり、スゴ本でも絶賛されてたとおり、期待を裏切らない内容であった。  人を裏切ることをテーマ(これだけではないが、)にした既読の本は、「1974年」「君達はどう生きるか」など今のところ外れがない...

アフガニスタンが舞台のあまり読んだことの無い話。ただ、テーマは普遍的な人間同士の関係であり、スゴ本でも絶賛されてたとおり、期待を裏切らない内容であった。  人を裏切ることをテーマ(これだけではないが、)にした既読の本は、「1974年」「君達はどう生きるか」など今のところ外れがない。  邦訳の旧題は「カイトランナー」であるが、「君のためなら千回でも」という原作に忠実な訳のほうがしっくりくる。

Posted byブクログ

2009/10/25

かつて繁栄していたアフガニスタンで、主従関係でもあり親友でもあったアミールとハッサン。しかし12歳の時に起きた事件が二人を引き離し、さらにアフガニスタンの情勢は悪化し、アミールはアフガニスタンを脱出し、アメリカに渡る。 そして月日は流れたとき、突然かかってきた一本の電話が、アミー...

かつて繁栄していたアフガニスタンで、主従関係でもあり親友でもあったアミールとハッサン。しかし12歳の時に起きた事件が二人を引き離し、さらにアフガニスタンの情勢は悪化し、アミールはアフガニスタンを脱出し、アメリカに渡る。 そして月日は流れたとき、突然かかってきた一本の電話が、アミールを戦地アフガニスタンへと引き戻した・・・。 刻々と悪化するアフガン情勢も、登場人物たちの苦しみも、読むのがつらい小説。でもどちらも目を背けてはいけないし、実際のところ面白くて目が離せない。 名作です。 こういうエンターテイメントと社会問題を同時に扱った小説や映画がもっとあると、人々が社会に興味を持ちやすくて良いよね。映画を観てから本を読んだ方が、情景が頭に浮かべやすいので良いと思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

アフガニスタン、戦火、 離ればなれになってしまう、幼い二人の友情の物語です。 いままで政情の不安定な国には行ったことありませんが、 もっと自分のとこ以外の国も知らなきゃいけないなと、そう思わせてくれました。 ちなみにコレを読んで、芝居を一本書きました。 そして、そんなこと以上...

アフガニスタン、戦火、 離ればなれになってしまう、幼い二人の友情の物語です。 いままで政情の不安定な国には行ったことありませんが、 もっと自分のとこ以外の国も知らなきゃいけないなと、そう思わせてくれました。 ちなみにコレを読んで、芝居を一本書きました。 そして、そんなこと以上に、幼い、友達以上の素敵な関係の二人に降り注ぐ運命が過酷で泣けます。 とてもスリリングで面白い作品だと思いました。

Posted byブクログ

2009/10/04

舞台はアフガニスタン。裕福な家庭の息子アミール、そしてアミールの家で働く心優しい父と純粋な息子ハッサンの悲しい物語。 宗教や人種問題、格差などいろいろと考えさせられます。 本当の幸せってなんだろう。。。

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2009/10/07

珍しく洋モノを読んでミタ。 映画見損ねたノデ。 アフガン侵攻によって引き裂かれたハッサンとアミール。 差別・戦争・友情。 重たかったけど。マァ。良かったカナ。

Posted byブクログ

2009/10/04

いい話っていう噂だったから買って読んでみた。 重いっていうか、重い。主人公を2度ほど氏ねって思った。

Posted byブクログ

2009/10/07

2人の少年のお話です。舞台は1960年代の平和なアフガニスタン(ここでタイトルにもなっている伝統的なお正月の凧揚げが出てきます)から1973年のクーデター、ソ連によるアフガニスタン侵攻、ムジャヒディンの台頭、タリバン時代、2001年のアメリカによる空爆と、たった3〜40年の間にこ...

2人の少年のお話です。舞台は1960年代の平和なアフガニスタン(ここでタイトルにもなっている伝統的なお正月の凧揚げが出てきます)から1973年のクーデター、ソ連によるアフガニスタン侵攻、ムジャヒディンの台頭、タリバン時代、2001年のアメリカによる空爆と、たった3〜40年の間にこれほどめまぐるしく環境が変わるなんて、自分が教科書やニュースで扱われる表面的で断片的なことしか知らなかったことが、そこで生活していた人にとってはどういうことだったのか、知識としては知っていましたが全然ちゃんとわかっていなかったので、こんなことが本当に起こっていたのかと、本当に今更ながらですが、ショックを受けました。 状況はそういう苛烈なものですが、書かれているのはどこの世界にもある、父と息子の葛藤、友情、階級や民族差から起こる社会での理不尽な扱い、恋愛、、、と、イスラム社会を今まで全然知らなくても難なく共感できる普通のことです。個人的にはアフガニスタンやイスラム世界のことがすごく興味深かったですが、物語そのものももちろんとてもいいお話でした。特に男の人は、感動するのではないかな??、と思いました。 とても悲しいお話ですが、読後感はすっきり穏やかです。いいお話でした。

Posted byブクログ