すべては音楽から生まれる の商品レビュー
読書録「すべては音楽から生まれる」3 著者 茂木健一郎 出版 PHP新書 P17より引用 “だが、絶対的な座標軸ーーーたとえば「喜びや美の基準」と いったものさしーーーーが自分の中にあれば、日々の難事や苦し みは、ずいぶんとやわらぐものである。” 目次から抜粋引用 “音楽...
読書録「すべては音楽から生まれる」3 著者 茂木健一郎 出版 PHP新書 P17より引用 “だが、絶対的な座標軸ーーーたとえば「喜びや美の基準」と いったものさしーーーーが自分の中にあれば、日々の難事や苦し みは、ずいぶんとやわらぐものである。” 目次から抜粋引用 “音楽は微笑む 音楽との出会い 音楽と創造力” 脳科学を中心として多方面で活躍する著者による、音楽の素晴 らしさをたたえた一冊。 著者の音楽との出会いから音楽プロデューサーとの対談まで、 音楽と人が生きる事との関係を情熱的に書かれています。 上記の引用は、生きる事の基板としての音楽について書かれた 項での一文。最上の音楽は人生の座標軸になると著者はいってお られます。大学院生時代からクラシックコンサートに行き続けて いた著者だからこその考えだなと思います。 著者の人生の基盤はクラシック音楽ですが、他のなんでもいい ので、しっかりした基準・基盤を自分の中で作り上げたいもので す。 ーーーーー
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どうもピンとこなかったのは私の音楽の知識が乏しいからか。 でもこの本を読んで、クラシックを聴きたくなりました。
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第1章から第4章までが★★。第5章が★★★★。 ルネ・マルタンとの対談を興味を持って読みました。ラ・フォル・ジュルネの運営とか考え方が分かって、なるほどなーっと。
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これほど茂木さんが個性いっぱいに心の奥底から書いた本はないんじゃないかと思うほど、茂木さんの感情があふれた本でした。 要するに脳科学の権威茂木さんにしても音楽の不思議さは証明できないとのこと。 生演奏とCDとの差(両方それぞれいい)やクラシックとポピュラー音楽の違いと共通点(それ...
これほど茂木さんが個性いっぱいに心の奥底から書いた本はないんじゃないかと思うほど、茂木さんの感情があふれた本でした。 要するに脳科学の権威茂木さんにしても音楽の不思議さは証明できないとのこと。 生演奏とCDとの差(両方それぞれいい)やクラシックとポピュラー音楽の違いと共通点(それぞれいい)など意見があってよかった。 ・釈迦の無記の思想 考えても答えが出ないことは考えない 矢が刺さって、どんな弓のどんな毒の矢か考えていたら死んでしまう例で、死後や魂のことを考えないという釈迦の思想、音楽の真髄も論理的なものではないのでは。 ・モーツァルト効果はモーツァルトが好きな場合に当てはまる。自分が好きな音楽を聞くことがいい ・一千億の神経細胞からどのように意識が生まれてくるのか、という問題は現在も解明されていない。一元化では数量化できたものが、結果的に数量化できない。音楽もこれに似ている。
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茂木健一郎氏はいう 『私たちの生命は その始まりから音楽に包まれている』 ではじまる・・・ この本は 音楽とは何か を茂木氏の自己体験をつうじて、 わかりやすく 語られている。 茂木氏は 『私たちの脳の「内なるシンフォニー」は 「外から来るシンフォニー」とトキメキに満ちた出会い...
茂木健一郎氏はいう 『私たちの生命は その始まりから音楽に包まれている』 ではじまる・・・ この本は 音楽とは何か を茂木氏の自己体験をつうじて、 わかりやすく 語られている。 茂木氏は 『私たちの脳の「内なるシンフォニー」は 「外から来るシンフォニー」とトキメキに満ちた出会いを果たす』 『音楽の本質を理解することは、 生命なるものの芯を見据えることと同じである。』 私の生活には 音楽という存在がなかったような気がする。 ときおり 妙に音楽がほしいときがある。 多分 心理的に落ち込んだときが多いのだと思う。 そういうときに、音楽はじっくりと こころ に染み渡る。 ラ・フォル・ジュルネをプロデュースするルネ・マルタン氏は言う 『私は人間を信じている。・・・ 私のとって音楽とは、最も美しい言語なのです。』 ラ・フォル・ジュルネは、 音楽がむき出しで裸になって 登場する音楽の祭りだという・・・。 一度 その中にしたりたいものだ。 茂木氏は言う 『音楽とは その空気中を伝わる振動が、 一秒間に繰り返されるところの周波数を利用した芸術である。』49p 『いかに、どれだけ、耳をすませられるのか。 人生は、その勝負にかかっている。』48p 音楽 それは心を揺り動かし 心に豊穣を与える・・・。 そして、人生が大きく変わる。 こころという内面の充実 が。 茂木氏は言う 『音の奔流の中に身を浸し、吸い込み、響かせ、根づかせようとしても ほとんどのことは手の間を砂がこぼれ落ちるように過ぎ去ってしまう』 そんな時間を つくれると いいなぁ。 茂木氏は 音楽 を まったく違った視点で見る ニンゲンは 音楽に包まれ・・ 自分の 未完のシンフォニーを 奏でながら 生きていく
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スタッフ全員が一つの哲学を持つ p.148 アーティストというのは、「何かをキャッチする力」を持った人間です。身のまわりで起きていることを、常に観察している人たちです。p.164
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音楽と脳について知りたくて読書。 シューベルトの交響曲「未完成」から紹介し始め、クラシック音楽が脳へ与える影響を述べている。 著者のクラシック音楽への思いと知識が深さに驚かされる。 もっと多くの名曲をCDではなく環境の整ったホールで一流の人たちの演奏を生で聞いてみたいと思わ...
音楽と脳について知りたくて読書。 シューベルトの交響曲「未完成」から紹介し始め、クラシック音楽が脳へ与える影響を述べている。 著者のクラシック音楽への思いと知識が深さに驚かされる。 もっと多くの名曲をCDではなく環境の整ったホールで一流の人たちの演奏を生で聞いてみたいと思わせてくれる内容。 読書時間:約35分
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本編では同感できないとこも多々あれど、最後の「音楽を聴くことは、うまくサヨナラをすること」の一言に全て凝縮されているかも。 一時性が人生との共通項。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2009年、クラシック音楽をよく聞くようになり、 その参考に購読。 よく分からなかった。 が、紹介されていた モーツァルト ピアノ協奏曲第21番・第2楽章 はよく、この曲を知ることができただけでもよかった。
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「絶対的な座標軸(喜びや美の基準,ものさし)が自分の中にあれば,日々の難事や苦しみは,ずいぶんとやわらぐ。この世はままならぬ事ばかりだが,確固たる座標軸があれば,周りがどう思おうと関係ないという潔い強さを持てる。音楽はその座標軸になり得る。」 抽象的な言い回しというか,かなり...
「絶対的な座標軸(喜びや美の基準,ものさし)が自分の中にあれば,日々の難事や苦しみは,ずいぶんとやわらぐ。この世はままならぬ事ばかりだが,確固たる座標軸があれば,周りがどう思おうと関係ないという潔い強さを持てる。音楽はその座標軸になり得る。」 抽象的な言い回しというか,かなり飛躍しているんじゃないかと思うところもあるが,脳科学者的な話題との絡み(シナプスやドーパミン等)も要所要所に織り交ぜられ,興味深い。 クラシックはあまり聴かない自分も,これをきっかけに聴いてみようと思いました。(巻末にクラシックお奨めCD/DVDリスト有り。)
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