地頭力を鍛える の商品レビュー
• 著者:細谷功 • 地頭力は突き詰めると、離れて考えること • 地頭力のベースとなるのは知的好奇心 • 左脳的な論理的思考力だけでなく、右脳的なひらめきも地頭力には必要 1. 抽象化:単純に考える 2. フレームワーク:全体を考える 3. 仮説思考:結論から考える...
• 著者:細谷功 • 地頭力は突き詰めると、離れて考えること • 地頭力のベースとなるのは知的好奇心 • 左脳的な論理的思考力だけでなく、右脳的なひらめきも地頭力には必要 1. 抽象化:単純に考える 2. フレームワーク:全体を考える 3. 仮説思考:結論から考える ->これらはすべてフェルミ推定で鍛えられる。 a. 抽象化 § そもそもフェルミ推定自体が、一見つかみどころのない問題を単純化してその値を見積ること。 § いかに枝葉を切り捨てられるか □ 完璧主義にならない。時間をかけて考えても結論に大きな影響を及ぼさないことは大体で考える § 具体的事例に対して、その対策をそのまま考えるのは改善。具体的事例の根本原因をwhyで求めてからその抽象化した原因に対する具体的対策を考えるのは改革。 § 資料でも講演会でも本でも、なんでもその内容を30秒で説明できるようにまとめてみる。30秒でまとめるには本質を理解してないとできないから、抽象化のトレーニングになる。また誰に説明するかによって結論を変えるのも良し。 § 相違点ではなく、共通点を見つけるのが抽象化 b. フレームワーク § フェルミ推定はフレームワーク思考そのもの。 § 全体から考え、切り口を選定し、分類し、因数分解、ボトルネック思考を使う。 § 視点の低い人は身の回りから考えるが、フレームワーク思考では全体から考える。また、身の回りから考えるにしても、身の回りの全体的な位置付けから考えるべきである。 § 図解するのが上手い人は、コミュニケーションが上手い人。 □ コミュニケーションのポイントは、自分と相手が見ている向きを始めに共有すること。そのための簡単なツールが図解。 § プロは自分の中にマップを持ち、対象物がそのマップのどこに位置するのかを把握することができる。 § 全体から考えて、部分に向かってズームインしていく思考法または説明法が良い c. 仮説思考 § 今ある情報だけで仮説を立てることが重要。 § この情報があれば答えが出ると仮説を立てる。 § 前提条件も仮説を立てて決めていく。 § 論から考える。逆算して考える。はじめからではなく終わりから考える。自分からではなく相手から考える。手段からではなく目的から考える等色々応用できる。できることからではなく、やるべきことから。 § 仮説思考を促進する言葉「落とし所」「嘘でもいいから」 • 地頭力を高めるために自分の治すべきところ ○ 検索中毒 ->仮説を立ててから検索するように癖づける ○ 正しい答えにこだわりすぎる ○ 全体像を考えずにいきなり情報収集から始める • 知的好奇心を高める ○ 知的好奇心には、what型とwhy型があるが、地頭思考に必要なのは、why型。 ○ what型は答えを知れば満足するが、why型は答えの理由まで突き詰める。俺は完全にwhat型やから治さないと。 ○ 勝手にテコ入れトレーニングで知的好奇心を高める。 ->身の回りの物を自分ならどう改良するか考える。 • コンサルタントが地頭を鍛えるためのツール ○ エレベーターテスト ->XXXの調子はどう?とエレベーターで聞かれた時に、エレベーターに乗ってから降りるまで(約30秒)の間に答えられるように説明する ○ 1枚の絵で説明する
Posted by
読み終わった瞬間から、何事にもいい意味で疑問を持ちながら生活していこうと思いました。 仕事での「業務改革」に活かしていけると思う1冊です。
Posted by
フェルミ推定はとても興味深かった。だけど、例題とその回答の例を読んでもピンとこなかった。。。自分の持っている情報から答えを導いていくというのは理解できるのだけれど、そもそも自身の知識のベースが希薄すぎる。。。点と点を結びつける作業なのだろうけど、点の数はある程度は必要だなと思う。...
フェルミ推定はとても興味深かった。だけど、例題とその回答の例を読んでもピンとこなかった。。。自分の持っている情報から答えを導いていくというのは理解できるのだけれど、そもそも自身の知識のベースが希薄すぎる。。。点と点を結びつける作業なのだろうけど、点の数はある程度は必要だなと思う。また、コミュニケーションの箇所で絶対座標と相対座標の話は耳が痛かった。相対座標で語ってるなーって思う。相手と座標系を合わせるところから話は始めないといけないなって反省した。
Posted by
地頭力を鍛えるために必要なのは、フェルミ推定で語られているように、とりあえず考えることなのかなと思う。自分が今まで考える事を怠けていて、答絵をすぐに知ろうとしていたか、考えるのを放棄していたのかがわかる本。
Posted by
「地頭」をロジカルに分解し鍛える方法を説く。本書では地頭力強化をフェルミ推定とし、ベースに知的好奇心・論理思考力・直観力を置いたうえで、3つの思考力(仮設思考力、フレーム思考力、抽象化思考力)を鍛え方を個別具体的に解説する。3章くらいまでは大局観と本質論で楽しいのだが、思考力のパ...
「地頭」をロジカルに分解し鍛える方法を説く。本書では地頭力強化をフェルミ推定とし、ベースに知的好奇心・論理思考力・直観力を置いたうえで、3つの思考力(仮設思考力、フレーム思考力、抽象化思考力)を鍛え方を個別具体的に解説する。3章くらいまでは大局観と本質論で楽しいのだが、思考力のパートになると途端に具体的すぎるタスクのような話になってしまいやや残念。例えば仮説思考力では「そもそも仮説設定の構築能力とは」を解説せず作業の話ではいいアウトプットにはつながらない。その部分は訓練あるのみといえばそれまでだが前半がロジカルで要諦を突いた内容だっただけに、同じトーンで後半も楽しみたかった気はする。 あと10^-15が1fm(フェルミ)、10^-13が1ユカワというのは勉強になった。
Posted by
フェルミ推定の勉強にはなかったが、他は知っていることや聞いたことがある内容が多かった。 そういった内容を再認識することはできた。
Posted by
具体抽象トレーニングの細谷功さんの著作。 全国の電柱は何本あるかなど、一見途方のない問題について、 手持ちの情報を使い、短い時間でざっくりした答えを出すフェルミ推定。 単純に思考ゲームとして楽しいし、 企画やスケジュール作成、情報収集など実務面の時短スキルとしても役に立つ。...
具体抽象トレーニングの細谷功さんの著作。 全国の電柱は何本あるかなど、一見途方のない問題について、 手持ちの情報を使い、短い時間でざっくりした答えを出すフェルミ推定。 単純に思考ゲームとして楽しいし、 企画やスケジュール作成、情報収集など実務面の時短スキルとしても役に立つ。 問いに対して、身近なものから考え始めるのはこの思考スキルが足りてないらしく、自分はこれに該当していた。 身近な疑問を解きながらトレーニングしていきたい。
Posted by
コンサルの思考方法(論理的思考力)の基礎が詰まっている良本。 問題解決へのアプローチ・思考フローから、人による思考パターンの分類やそれぞれの課題分析は、自分にも共感する部分があり、自分自身の課題がクリアになった。 ロジカルシンキング系の本では、事業立案や研究分野の例などをベース...
コンサルの思考方法(論理的思考力)の基礎が詰まっている良本。 問題解決へのアプローチ・思考フローから、人による思考パターンの分類やそれぞれの課題分析は、自分にも共感する部分があり、自分自身の課題がクリアになった。 ロジカルシンキング系の本では、事業立案や研究分野の例などをベースに,記述されているものも多いが、課題に対するアプローチの視点がフェルミ推定を引用していることもあり、本質的な課題解決の方法論が述べられていると感じた。
Posted by
フェルミ推定という問題解決方法の解説 コンサルティング業界の面接でよく使われるという。 日本の教育で決定的に足りない要素。
Posted by
結論から・全体から・単純に ネットの中毒性→考えるより先にネットを使うクセ 頭が良いの3パターン 物知り(クイズ王)→知識と記憶力 グーグルで代替え可能 機転が利く(司会者・優秀な営業マン)→対人感性力 地頭が良い(思考能力高い) 結論から→仮説思考力 ※圧倒的に生産性がアップ...
結論から・全体から・単純に ネットの中毒性→考えるより先にネットを使うクセ 頭が良いの3パターン 物知り(クイズ王)→知識と記憶力 グーグルで代替え可能 機転が利く(司会者・優秀な営業マン)→対人感性力 地頭が良い(思考能力高い) 結論から→仮説思考力 ※圧倒的に生産性がアップ・常に最終目的を意識して考えるクセ 全体から→フレームワーク思考力・もれなくダブりなく 個人の思い込み・途中の誤解による後戻りに注意 単純に→抽象化思考力・モデル化 バーサタイリスト何でも屋 ☆デジタルバーサタイル(多用途)ディスク(Digital Versatile Disc) 物理学者フェルミ 原子番号100フェルミニウム 概数計算をBack of envelope封筒の裏で 日本国内に電柱は何本か? ☆日本の面積38万平米 市街地20% 1平方キロ当たり電柱400本 郊外80% 1平方キロ当たり電柱25本 結論から考える→数式で表し因数分解できないか考える→単純に考える(市街地なら50M四方に1本…) 上司から仕事の進捗を聞かれて「2日後に出します」→上司は相場観を聞きたいだけ・2日後に出したら全く上司の希望違いもあり得る バカな職員 ネット検索中毒、完璧主義(時間切れあり得る)、情報コレクター(情報の洪水で何をすれば良いのかに迷う) 仮説なしで進む→種々の条件の組み合わせは天文学的な数・全て試すことはムリ 「自分から」ではなく「相手から」考える 売れないセールスマン(セールスマン自身の説明など聞きたくない・買う人は自分のメリットにしか興味なし) 落としどころを考える→その時点で想定する最善の着地点 全体から考える・フレームワークで考える事→思考のクセを取り払うため・自分が持っている思考のクセには気付かない(相対座標なのに絶対座標だと思いがち) よく知る小さい駅で待ち合わせ・出会えず→お互いまさか出口が2つあるとは思わず→コミュニケーションの誤解はこの状態 図解することに関する本→適切に図に描く=相手と同じ座標軸で話す フレームワークの例 3C(customer company competitor) 4P(product price place promotion) 漏れなくダブりなく活用できるようにあらかじめ用意した箱 対立概念型(〇、×の点を書く) 数直線型(高中低・短期中期長期) 順序型(plan do check時点を書く) 単純分類型(都道府県ごと・産業分類ごと) 異視点型(3C、心技体、QCD品質コスト納期) 付箋を使った→J法→思考のクセから脱却できない・普段の思考のアイディアの延長になってしまう KJ法では必ず小分けから大分け(逆ではオレに従え!状態になるから) 因数分解 売上=売価×数量=(定価と割引率の関係)×(市場規模×シェア) 単純に考える→本質にせまるために抽象化 モデル化でシンプルに考える →自然落下の数式 図解して考える→格子状にする 枝葉を切り捨てる 牛を球とみなす(ローレンス・M・クラウス「物理学者はマルがお好き」) 海岸線は直線とみなす 情報量が増えると本質が見えなくなる 過度の一般化にも注意 最近の若いもんは!…→ある意味で思考停止の一例 知的好奇心にも2種類 問題解決に関する好奇心why 知識に関する好奇心what エレベーターテスト、流れ星に3回の願い言えるか?→片時も忘れず願いを単純に凝縮した形で強く心に思い続けているか?
Posted by