カツラ美容室別室 の商品レビュー
男女に友情はあるのか。この作品には作者の考えついた答えが書いてあります。物語はとても静かに進行していきます。
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高円寺に越してきた主人公が知り合った「桂美容室別室」の人たちとのかかわりが淡々とつづられる。エリと恋愛関係になるかと思ったが、友人以上になることに面倒くささを感じてそれ以上進むことをしない。そのほかの人たちに対しても必要以上に距離を詰めることをせず、そのくせ人とのつながりでじぶんの形が保たれていると考える主人公は、触角を触れ合うだけの昆虫を連想した。それでも、最後の花見では新しい一歩が始まる予感がして、さわやか。
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連続ナオコーラ! 人間関係が素敵すぎる! 物語に激しい展開はないけれど、高円寺が舞台なのも素敵だし(昔友達が暮らしてたので2週間ほど滞在したことがあるため) キャラクターもちょっと変わり者が多くて素敵。 全体的に人間くさく、それを山崎ナオコーラらしさがモロに出ている1冊だったと...
連続ナオコーラ! 人間関係が素敵すぎる! 物語に激しい展開はないけれど、高円寺が舞台なのも素敵だし(昔友達が暮らしてたので2週間ほど滞在したことがあるため) キャラクターもちょっと変わり者が多くて素敵。 全体的に人間くさく、それを山崎ナオコーラらしさがモロに出ている1冊だったと思う。 良かった!サラっと読めるから一息読書にオススメ
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美容師とお客さんとの関係が近くて、自分は好きだった☆ ストーリー的には、美容師じゃなかったら楽しく読めたかな?と思ったので、☆3つで!
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この方の作品は高校の時に読んだ 人のセックスを笑うな以来。 題名にわくわくして借りたけれど なんだか淡々とした話だった。 盛り上がるかと思ったら盛り上がらず 友情へとなった恋。 だからジャンルは恋愛ではなく青春。 暇だったから最後まで読んでも不快ではなかったという感じ。 ただ 男女の間にも友情は湧く。湧かないと思っている人は友情をきれいなものだと思いすぎている。友情というのは、親密感とやきもちとエロと依存心をミキサーにかけてつくるものだ。ドロリとしていて当然だ、恋愛っぽさや、面倒さを乗り越えて、友情は続く。走り出した友情は止まらない。 走り出した友情は止まらない。はよくわからないけれど この文章が好き。 友情ってきれいな響きだけど 実際同姓異性関係なく、とくに異性はだけれど 表面上には出ないし出さないようにしているけれど エロとかやきもちとかも どこかにはあって、 そういう恋愛っぽさやドロリとしためんどくささがあっても仕方がない。 そういうのも含めて友情なのだと 今までの価値観をひっくりかえすような文章だった。 今後、友情って言葉にもやもやすることがあると思うけれど、 そうやって割り切って付き合っていけそうなきがする。 思い返せば、高校のころとかそんなことで同性でも悩んだなぁ… この文章のために このゆるい物語はあったのではないかと思うほどである。
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普通のサラリーマン青年である佐藤淳之介が高円寺に引っ越し、小卒の自由人で友達の梅田さんに誘われ散髪に行った桂美容室別室。そこの店長は桂さんと言って、カツラをかぶっています。TPOによってカツラを着替えたりも。美容室には店長の他にふんわり穏やかそうででも世渡り上手な子と人づきあいが...
普通のサラリーマン青年である佐藤淳之介が高円寺に引っ越し、小卒の自由人で友達の梅田さんに誘われ散髪に行った桂美容室別室。そこの店長は桂さんと言って、カツラをかぶっています。TPOによってカツラを着替えたりも。美容室には店長の他にふんわり穏やかそうででも世渡り上手な子と人づきあいが得意でなく不器用なところのある子とふたりの女性スタッフが働いて居ます。ストーリーはあることはあるけれどそれほど重要ではなく、梅田さん、淳之介、カツラさん、そして女性スタッフたちの、愛情めいた友情のようなものが徒然と描かれます。あっという間に読み終わってしまいましたが不思議な余韻の残るお話。梅田さんは読んでいてリリー・フランキーさんのイメージがちらつきました。おもしろかったです。
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盛り上がりそうで盛り上がらない。 うまくいきそうで うまくいかない。 そんな男女間がとてもリアルに表現されてた。 淡々としていてあまり印象に残ってないのが正直な感想です。
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ぷつんぷつんと切れた映画のような小説・・・というのが率直な印象。 カツラをかぶる店長の美容室を舞台に、主人公を中心とした数人による物語。 この小説は内容うんぬんよりも空気感が好きかどうかで好みが分かれると思う。 主人公のぽつぽつとした語りで進む物語は大きな事件が起きるわけでもない...
ぷつんぷつんと切れた映画のような小説・・・というのが率直な印象。 カツラをかぶる店長の美容室を舞台に、主人公を中心とした数人による物語。 この小説は内容うんぬんよりも空気感が好きかどうかで好みが分かれると思う。 主人公のぽつぽつとした語りで進む物語は大きな事件が起きるわけでもない。 ただ、自分がこの登場人物の輪の中に入ったら心地よいだろうなあ・・・という読後感は悪くない。
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映画で「人のセックスを笑うな」を観てずっと読んでみたい作家だったので期待が大きく、カツラを被っている美容師さんときてワクワク感いっぱいで読み進めたけれど、どの文章も心に何も残さずスルスルと落ちていってしまいました。前記の映画では部屋のストーブで暖まってくる空気の匂いまでもが感じられるようでこれは凄腕の作家かもと思っていたのにあれは映画監督が凄腕だったのかもですね。
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第138回芥川賞候補作。 主人公のサラリーマン佐藤淳之介と風来坊の梅田さん、カツラの美容師カツラさん、美容師エリ、桃井さんのお話。 高円寺が舞台で、あの風景を思い出しながらあの雰囲気に合った飄々とした話だった。 それぞれのカラミも面白かった。淳之介とエリの友情、何かアリだな。うんうん。 「オレとの会話が、オレに対する思い遣りに欠けた、ひとりよがりな会話になっていることに、エリは気がつかない。」ああ。
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