1,800円以上の注文で送料無料

香菜里屋を知っていますか の商品レビュー

3.7

45件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2009/12/15

北森鴻自体ハズレがほぼ無いけど、このシリーズが一番好き。 招待を明かすのはホントに最後の最後でいいので もっともっと連作をしていって欲しいなー。

Posted byブクログ

2010/05/14

 三軒茶屋の住宅街にひっそりとたたずむビアバー「香菜里屋」。そのカウンターで、マスター工藤が静かに、そして時には儚く解き明かす謎夜話、シリーズ完結編。  なぜか、何回も行きたくなってしまう。そんな雰囲気を漂わせるビアバー・香菜里屋。それと同じ雰囲気と作風を漂わせる香菜里屋シリーズ...

 三軒茶屋の住宅街にひっそりとたたずむビアバー「香菜里屋」。そのカウンターで、マスター工藤が静かに、そして時には儚く解き明かす謎夜話、シリーズ完結編。  なぜか、何回も行きたくなってしまう。そんな雰囲気を漂わせるビアバー・香菜里屋。それと同じ雰囲気と作風を漂わせる香菜里屋シリーズ。1作目の「花の下にて春死なむ」を読んでから、一気に4作目の本書までを読み続けてしまった。その魅力は何だったのかと振り返ってみれば、メニューにも載っていない舌鼓を打つような絶品の料理ではなく、常連客のかかえる魅力的な謎でもなく、マスター工藤の人柄や鮮やかな推理でもなく、香菜里屋が織りなすバーの空間だったのだ、なんて。登場人物と一緒に浸れた自分の場所がひとつなくなってしまったようで、なんだか寂しい。

Posted byブクログ

2009/10/07

図書館。香菜里屋シリーズ第4弾。そして最終巻。 あったらいいなぁ、と思うお店でした。 面白かったです。

Posted byブクログ

2009/10/04

 ウィスキーをベースにベルモット,ワンダッシュのビターでカクテルを仕上げながら,香月はふと邪な悪戯心を胸に抱いた。さらにツーダッシュのビターを加え,グラスを差し出すと, 「見ていましたよ」  工藤が人なつこい笑顔のままいった。 「人生にはビターが必要なんだ。そいつを教えてやろうと...

 ウィスキーをベースにベルモット,ワンダッシュのビターでカクテルを仕上げながら,香月はふと邪な悪戯心を胸に抱いた。さらにツーダッシュのビターを加え,グラスを差し出すと, 「見ていましたよ」  工藤が人なつこい笑顔のままいった。 「人生にはビターが必要なんだ。そいつを教えてやろうと思ってナ」 「それなら誰よりもよく知っています」 「まだまだ,足りないな」 「これ以上苦い味を覚えてしまうと,人生そのものが歪んでしまいそうで」  カクテルグラスの中身を一気に飲み干し,工藤が苦笑いに似たものを唇にのせる。 (本文p18-19)

Posted byブクログ

2009/10/04

最後がこれっていうのは・・・・以前から後味悪い話書くなーと思ってたけど、シリーズでこういう終わりってどうなの。 あーm脱力。

Posted byブクログ

2011/09/09

 今まで伏せられてきた香菜里屋の名前の由来や工藤・香月の過去が明らかになる。 後半は香菜里屋ファミリー総出演。 みなさんと同じく、もうこれで香菜里屋が読めないのかと思うと辛い。○○の蒸したのに○○をかけまわしてみました、ってことももうないのね。

Posted byブクログ

2009/10/04

k_69: 読み終わった時、ここに登場する人達と同じように寂しさを感じてしまった。このシリーズをずっと読んできて、私もここの常連のような気分になっている。書下ろしの一遍を読み終えた後、寂しさとともにあたたかさが心に残りました。この本を読むなら、シリーズの最初からどうぞ。

Posted byブクログ

2009/10/04

ビアバー「香菜里屋」シリーズ最終作。他作品の主人公達も登場し、賑やかながらも、ささやかに幕が引かれる。ミステリとしての謎解きは勿論、雰囲気が抜群に良い。

Posted byブクログ

2011/11/05

『花の下にて春死なむ』『桜宵』『蛍坂』に続く、[香菜里屋シリーズ]の完結編。5つの連作短編集。 これで終わってしまうとは信じられない。真相をぼかした終わり方のためか、まだ続きがありそうにも感じさせる。いや、やはり終わってしまったのか。工藤の推理はいつも「真相はこういうことかも...

『花の下にて春死なむ』『桜宵』『蛍坂』に続く、[香菜里屋シリーズ]の完結編。5つの連作短編集。 これで終わってしまうとは信じられない。真相をぼかした終わり方のためか、まだ続きがありそうにも感じさせる。いや、やはり終わってしまったのか。工藤の推理はいつも「真相はこういうことかもしれませんよ」とぼかして終わったのだから。 いずれにしても、このシリーズが終了するというのは、心乱される事件だった。 今回は、工藤や香月の過去、香菜里屋の店名の由来、そして工藤が店を開いていた理由、すべてが明らかになる。 工藤の持つ「翳」の理由はわかった。わかったからこそ、幸せを摑んで欲しい。美味しい料理で多くの客を魅了し、数々の謎の真相をみごとに推理し、その慈愛に満ちた人柄で愛された工藤が、最も大切な人の心を捉えられないわけがない。そう信じている。 後半には、北森作品他シリーズの主人公たちが続々と登場する。工藤のおいしい料理が味わえなくなるなら、今度はそれらのシリースに食指を伸ばすしかない。

Posted byブクログ

2009/10/04

三軒茶屋にあるビアバー「香菜里屋」を舞台にした物語のシリーズ第四弾(完結編)。 香菜里屋にやってくる客が持ってくる、日常生活の中の不思議な出来事の謎を、マスターの工藤さんが解決に導きます。 今回は工藤さんの知られざる過去が明らかに…。全体的に暗め、かな。

Posted byブクログ