香菜里屋を知っていますか の商品レビュー

北森鴻【著】

2011/06/24

読み終えてしまいました。
香菜里屋シリーズ。

いろいろ思ったけれど、これで香菜里屋にもういけないんだなーってことが、悲しいな。

2011/06/23

こちらにレビューがかかれてあります。↓

http://booklog.jp/users/ohsui/archives/4062768348

2010/10/15

「香菜里屋（かなりや）」シリーズの最終巻。
「ラストマティーニ」「プレジール」「背表紙の友」「終幕の風景」「香菜里屋を知っていますか」の５編収録。

あ～、終わってしまいました。
でもまあ、終わるならこうだろうな、っていう終わり方でしたね。
常連さんも一人ひとりいなくなってしまったり。

最後の「香菜里屋を知っていますか」は他のシリーズの登場人物も出てきて嬉しかったです。
総決算という感じ。
そういえば「ラストマティーニ」のバーテンさんが辞めてしまう理由と「背表紙の友」の背表紙の入れ替えはどこかで読んだ記憶があったのですけど。
気のせいかな？

それにしても工藤マスターのその後が気になります。
どのお話もそうですが、切ない余韻を持たせる作品ばかり。
素敵なお話が終わってしまって寂しいです。
続きを書いてほしかったです。。。

2010/10/14

結構このシリーズ気に入っていたんだけどなぁ。
工藤さんの秘められた過去って、こんなもんだったのか・・・。
なんだか無理やり作ってませんか？この最終巻。
３冊目までの上質な物語に酔っていたのに、一気に酔いが覚めました。
他シリーズとのリンクも特に功をなさず、これなら必要ないくらいです。

あぁ、残念・・・。

2010/08/01

マスターが客の不思議な雑談にそっと答えを提供するビアバーがついに閉店して、馴染みの客たちが惜しむ話。
香菜里屋シリーズ最終作。

愛する店の閉店ということで、全体的に寂しめ。
ミステリ要素は薄いです。
シリーズ前作未読のかたにはつらいかと。

2010/05/28

北森鴻の美味しそうシリーズ。「メイン・ディッシュ」 よりこっちのが面白かった。大根のテールスープ煮込み作ってみよう。

2010/05/24

常連達が語るビア・バー香菜里屋の思い出　ビア・バー香菜里屋は、工藤マスターの料理とともに事件の謎が解決する不思議な店。突然たたまれた店と若かりし頃の工藤の秘密が今明かされる。シリーズ完結編。

2010/04/20

ミステリー作家・北森鴻さんが心不全で亡くなったという。
今朝、ロバート・Ｂ・パーカー氏への追悼記事を書いたばかりだったが、まさか、愛読中の作家さんがなくなるとは！

次回作が出版されるのを楽しみに、すべての作品を読んでいる。
２００９年は新作が出なかった。そろそろ出てもよさそうな…次のどのシリーズなのかな？と楽しみにしていたやさきの訃報。４８歳は、あまりに若すぎる。
斬新なシチュエーションと魅力的な登場人物。ほのぼのとユーモアがそこはかとなくただよう文体。
とにかく魅力的な作品群。
とくにビアバー香菜里屋シリーズは、すでに閉店してしまったが、またいつかどこかでテリアのエプロンをつけた工藤マスターがひっそりと香菜里屋をオープンするのではないかと、楽しみに待っていた。、その夢もかなわないものになってしまった。

冬狐堂・宇佐見陶子、・民俗学者・蓮杖那智、下北沢の雅蘭堂、親不孝通りのテッキとキュータ、花師兼絵画修復師・佐月恭壱、そして香菜里屋の工藤マスターと、シリーズの顔はみんな魅力的。
これだけ魅力的な作品を生み出してもらって、まだまだ次が読みたい！と願うのは、欲深かもしれないが、もっともっとわがままを聞いて欲しかった。

そして、最後に、私を北森ワールドに引き込んだ作品の紹介をして、お悔やみの言葉に代えたいとおもう。

その作品は長編デビュー作「狂乱廿四孝」。
明治初期、脱疽のため右足に続き左足を切断した名女形・沢村田之助を必死にもり立てる歌舞伎界を舞台に、幽霊画をめぐって起こる連続殺人事件。歌舞伎、浮世絵、江戸の名残を残す風俗と人間模様、随所に登場する実在人物など、魅力満載。
デビュー作にして、第六回鮎川哲也賞を受賞した時代ミステリー。北森鴻、３２歳時の作品。

大切な友を亡くしたような喪失感。残念でならない。

2010/01/23

ビアバー香菜里屋シリーズ
桜宵
蛍坂
花の下にて春死なむ
香菜里屋を知っていますか

メイン・ディッシュと同じく、料理部分を読むだけでも
価値がある。これらも図書館で借りたものだが、
メニュー再現のため文庫を購入予定。

香菜里屋みたいな店があったら毎日でも通いたい！
あとマスターのその後がものすごく気になる。

2009/12/30

香菜里屋シリーズ最終巻。香菜里屋の謎が明かされ、そして終焉……淋しい気はしますけれど、けっして嫌な感じの終わり方じゃないですね。
やはりラスト、表題作が秀逸。蓮丈那智や宇佐見陶子、越名集治とオールスター揃い踏みの豪華さもさながら、「香菜里屋を知っていますか」この言葉がしんみりと胸にしみこみました。