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仏果を得ず の商品レビュー

4.1

317件のお客様レビュー

  1. 5つ

    99

  2. 4つ

    128

  3. 3つ

    62

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

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2016/03/06

2014年12月21日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「今年一番わたしのおすすめ」。チャンプ本!

Posted byブクログ

2016/02/23

何かに一所懸命、一生懸命に打ち込むということは難しく、時には命を削る事にもなる。しかし、取り組めば取り組む程時には道が見え輝かしい希望や楽しみが見えるのだろう。何事も正面から向き合う事の難しさよ。

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2015/11/30

文楽の世界で芸の力を磨くため、演目を理解するため苦悩し、成長し、舞台で実る過程はものすごく面白くて好きなのですが…どうも主人公に絡んでくる母娘にイラっとしちゃって…。 話が面白くて集中している時に、水差された感じになるからかなぁ。嫌いじゃないんだけど、タイミングが。 でもこの娘の...

文楽の世界で芸の力を磨くため、演目を理解するため苦悩し、成長し、舞台で実る過程はものすごく面白くて好きなのですが…どうも主人公に絡んでくる母娘にイラっとしちゃって…。 話が面白くて集中している時に、水差された感じになるからかなぁ。嫌いじゃないんだけど、タイミングが。 でもこの娘の成長した姿は見たいかも。 で、実際の文楽はやっぱ難しそうなので、見たいとは思わないかなぁ。コトバ遣いとか、きっと理解できないし。

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2015/11/22

高校の修学旅行で人形浄瑠璃・文楽を観劇した健は、義太夫を語る大夫のエネルギーに圧倒されその虜になる。 以来、義太夫を極めるため、傍からはバカに見えるほどの情熱を傾ける中、ある女性に恋をする。芸か恋か。 悩む健は、人を愛することで義太夫の肝をつかんでいく―。 若手大夫の成長を描く青...

高校の修学旅行で人形浄瑠璃・文楽を観劇した健は、義太夫を語る大夫のエネルギーに圧倒されその虜になる。 以来、義太夫を極めるため、傍からはバカに見えるほどの情熱を傾ける中、ある女性に恋をする。芸か恋か。 悩む健は、人を愛することで義太夫の肝をつかんでいく―。 若手大夫の成長を描く青春小説の傑作。 文楽、一度観てみたいな。

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2015/07/20

今回は趣味に走り過ぎだよ、しーをーんー。 文楽なんて国語か古典の授業で聞いて、「あ、そう。」くらいにしか思い入れのない者にとって縁遠い世界の話で、取っ付き辛いことこの上ない。まぁ、林業が縁遠くないかと問われれば同じくらいの距離感ではあるのだけれども。 現実世界と同様、辛い状況をこ...

今回は趣味に走り過ぎだよ、しーをーんー。 文楽なんて国語か古典の授業で聞いて、「あ、そう。」くらいにしか思い入れのない者にとって縁遠い世界の話で、取っ付き辛いことこの上ない。まぁ、林業が縁遠くないかと問われれば同じくらいの距離感ではあるのだけれども。 現実世界と同様、辛い状況をここは修行と耐え偲びつつ、その趣きが変わってくるのはオカダマチと藤根先生が粋な女性とのイメージで像を結ぶ「日高川入相花王」辺りから。 兎一郎のバチ捌きや大夫の語り口の表現にさすがしをん上手いなぁと感心。 読了後は、文楽、観てもいいかもなんて思っている自分がいた。 できるなら内子座がいいな。

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2015/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文楽に魅せられて。 義大夫の健の奮闘記。 文楽一座として日々公演と練習に明け暮れる日々。 銀大夫師匠の言いつけで、とっつきにくい三味線の兎一郎と組むことになった健。 小学校へ出張義大夫講座で知り合ったミラちゃんの母親に一目惚れしてしまった恋の行方。 銀大夫師匠夫婦のいざこざを収拾することになっててんやわんやと義大夫と三味線の絆。 公演で大役に大抜擢されるも恋の行方に心をかき乱され練習に集中できない健の苦悩。 師匠と弟子、義大夫と三味線の熱い絆。 文楽という伝統芸能にたいする熱心な気持ちがあってこそ成り立つ技術。 真智さんに思いを寄せる健が、郵便や携帯もある時代に思いを伝えられないもどかしさが切なかった。 文楽まったく無知でも大丈夫。 意外と(?)だらだら読んでしまったけど 後半は熱い気持ちが伝わってあっという間だった。 好きだと思えるものが一つでもあればとても幸福だね)^o^(

Posted byブクログ

2015/03/21

予備知識なく目について手に取り読み始めましたら、義太夫の話でありました。授業で少し聞いたことある演目がいくつか登場し、あの人形浄瑠璃はこんな話だったんか〜。 研修所出で人間国宝の銀大夫師匠に弟子入りして10年になる建。 師匠に言われ組むことになった、少し難しい三味線の兎一兄さん...

予備知識なく目について手に取り読み始めましたら、義太夫の話でありました。授業で少し聞いたことある演目がいくつか登場し、あの人形浄瑠璃はこんな話だったんか〜。 研修所出で人間国宝の銀大夫師匠に弟子入りして10年になる建。 師匠に言われ組むことになった、少し難しい三味線の兎一兄さん。 大きな役に抜擢され芸に苦悩したり、一目惚れしたり。 こんなに打ち込めることがあるのも幸せだし、それが一生かけられる仕事だというのも幸せ。 わたしには、ないかも。何よりも大事なんて。 そしてやっぱり、読後は心が温かいのです。 いい話でした。

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2015/02/23

文楽は馴染みが無いのですけど、とても楽しく読めました。文化を継承していくのって本当に大変なんだと改めて思いました。相方の兎一郎とも最初はどうなるのかとハラハラしたけど、それも芸を愛するが故とわかれば愛しいキャラでした。仏果を得ず…最終章でこの意味が分かったとき目頭が熱くなりました...

文楽は馴染みが無いのですけど、とても楽しく読めました。文化を継承していくのって本当に大変なんだと改めて思いました。相方の兎一郎とも最初はどうなるのかとハラハラしたけど、それも芸を愛するが故とわかれば愛しいキャラでした。仏果を得ず…最終章でこの意味が分かったとき目頭が熱くなりました。面白かったです♪

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2015/01/08

 義太夫の修行に明け暮れる30歳前後の青年。義太夫の出会いと同じく、小学生の教え子の母に一目ぼれ。芸の厳しさと、師弟関係の細やかな情景がうまく描かれる。章が、浄瑠璃の演目になっており、古典が身近なものに感じられるようにできており、著者の技量の高さに脱帽。

Posted byブクログ

2014/12/24

文楽が橋下市長同様に全くわからないせいか、イマイチ入り込めず。まぁ、ヤオイものと同様に作者の思い入れが強い感がありますが、後半からラストはちゃんと締めてくるあたりは流石。

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