仏果を得ず の商品レビュー
大好きで、何回も繰り返し読んでいる1冊です。 芸を極めるのは本当に果てがなくて、正解もなくて、険しい道だと思い知らされた。 先人たちが積み上げてきた道の上に今の自分たちが立っていて、その道を自分が繋げていき、将来まだ見ぬ誰かがその道を引き継いでさらにその先へ繋げていってくれる。...
大好きで、何回も繰り返し読んでいる1冊です。 芸を極めるのは本当に果てがなくて、正解もなくて、険しい道だと思い知らされた。 先人たちが積み上げてきた道の上に今の自分たちが立っていて、その道を自分が繋げていき、将来まだ見ぬ誰かがその道を引き継いでさらにその先へ繋げていってくれる。 伝統芸能や伝統文化を継承するというのは本当に奥が深いと思う。 実写化するなら、、、と想像しながら読むのも楽しい。ちなみに、兎一郎は私の中では松田翔太のイメージ。藤根先生は倉科カナ。
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- ネタバレ
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文楽のことを全く知らなかったが 内容は理解できた。 でも文楽の内容は理解しきれず 読み流してしまったかも。 文楽とラブホテルなどの アンバランスさがなかなかよかった
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芸の道は、厳しい。修行の積み重ね。しかし、純粋な喜びもある。道を究める事が出来るのは、才能と努力が実を結ぶかどうか分からないが、前に進むしかない人生。
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最近、三浦しをんばかり読んでいる。 この本もまた大傑作! 本当にこの人の才能というのはどうなっているんだろう・・・? 語りと三味線がそれぞれに高めあうように、文楽の筋とこの小説の筋がからみあって、高みに昇りつめるラストシーンは圧巻。 勢いのまま、一気に読み切ってしまった!
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文楽の大夫の話。 文楽を全く知らないが、とても楽しめた。 表紙が勝田文だったので、登場人物が勝田文の絵柄で脳内再生してしまい、彼女のマンガを読んでいるようだった。
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淡々と描く熱い青春小説って感じ。 人形浄瑠璃の芸の世界をとことん突き詰めようと決意しつつ揺れたり戻ったり惑わされたり。 周囲の脇役の描写がいい味出してる。 入り込むまでしばらくかかる本。
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ふらっとNHK教育チャンネルをつけた時、たまたまチラッと見るか、ニュースで見る程度しか知らなかった文楽の世界をこの物語を通じて触れることが出来ました。三浦しをん作品にまた一つ日本の伝統職業を教えてもらえました。 真面目に芸を磨くことに向き合う主人公を取り巻き登場人物は、個性豊かで...
ふらっとNHK教育チャンネルをつけた時、たまたまチラッと見るか、ニュースで見る程度しか知らなかった文楽の世界をこの物語を通じて触れることが出来ました。三浦しをん作品にまた一つ日本の伝統職業を教えてもらえました。 真面目に芸を磨くことに向き合う主人公を取り巻き登場人物は、個性豊かで掛け合いが面白い。 苦難に直面した時も、やるべきこと、目指す先を見失わずに進む主人公のまっすぐな青年像は、頼もしいです。 でも会話が日常でありそうなやりとりで描かれているので、親近感も感じながら楽しく読めました。
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126:人と人との絡まりあいや、交わされる感情が気持ちよい物語でした。文楽はさっぱりわかりませんが、健と兎一の入り込み具合は手に汗握る心地よさ。そういう意味では前の「風が強く吹いている」に通じる部分もあるかな、と思いました。ミラちゃんが可愛い……! というか、女性陣がみんな強くて...
126:人と人との絡まりあいや、交わされる感情が気持ちよい物語でした。文楽はさっぱりわかりませんが、健と兎一の入り込み具合は手に汗握る心地よさ。そういう意味では前の「風が強く吹いている」に通じる部分もあるかな、と思いました。ミラちゃんが可愛い……! というか、女性陣がみんな強くてかっこよくて、素敵。
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文楽に人生を賭ける人たちのお話。 文楽というものを見たときはないし、 文楽に対する知識もないけれど、 何か一つのものを“バカ”になるほど好きになり、 その好きなものに一生懸命に打ち込み努力する。 そういう意味では『風が強く吹いている』と共通するところがあるし単純な物...
文楽に人生を賭ける人たちのお話。 文楽というものを見たときはないし、 文楽に対する知識もないけれど、 何か一つのものを“バカ”になるほど好きになり、 その好きなものに一生懸命に打ち込み努力する。 そういう意味では『風が強く吹いている』と共通するところがあるし単純な物語だけど、 主人公の純粋さと一生懸命さに好感と心地よさを感じました。
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図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) “好き”が過ぎるとバカになる。でも、そんなバカならなってみたい。文楽に賭ける若手大夫の熱い青春。直木賞作家が愛をこめて語ります。 文楽は守備範囲。 まったく知識有りませんでしたが楽しく読めたし、ちょっと文楽のこと知りたく...
図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) “好き”が過ぎるとバカになる。でも、そんなバカならなってみたい。文楽に賭ける若手大夫の熱い青春。直木賞作家が愛をこめて語ります。 文楽は守備範囲。 まったく知識有りませんでしたが楽しく読めたし、ちょっと文楽のこと知りたくなりました。 落語に近いんでしょうか、師弟関係。 でも文楽も恋愛もこれからじゃん?ってところでおわっちゃったのが面白かっただけに残念。
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