間宮兄弟 の商品レビュー

江國香織【著】

2021/04/26

日常系小説の中でもトップクラスに好き。
明信と徹信、モテない2人の毎日。

「おもしろ地獄」というフレーズいただき。

2021/03/26

日常系の話が好きな方におすすめです。
いい意味で、感情が揺さぶられることなく落ち着いて安心して読める小説です。

2021/02/05

ちょっと〝ヘン〟でモテないけれど、心優しく真っ直ぐな兄弟の物語。兄弟の母親はちゃっかりしているし、女子高生カップルは見た目に反して良い子達で…何だかホッとした。
近くに間宮兄弟のような人がいたら、と想像してみたりもした。二人には幸せになって欲しいし、いつか続編が出るといいなと思った。

本編とは関係ないが、三浦雅士氏の解説がいまいち入ってこなかった。文庫が出版されたのは十数年も前なのだから仕方ないのかもしれないが、時代錯誤感は否めない。

2021/01/30

読んだことある江國長編の中で一番好きかも！
実写化の主人公がドランクドラゴンの塚地と若き日の佐々木蔵之介なのもすごいしっくりくる。見てないけど
江國作品は主人公が女性(特に人妻)なものが多いイメージのなかで、独身の男兄弟が主人公なのが異色で興味深い。そして例に漏れず主人公がいまいち社会性ないというか、「ふつうの人」から逸脱した部分があるのはお決まり、、、
これも5年前くらいに読んだので細かいところは覚えてないけど、それぞれ周りの女性との関係をあれこれ画策するマイペースな2人、読んでてなんだこいつら、とも思うけど愛さずにはいられないキャラクター。現実にこんな2人いたら清潔感も好感も何も感じずただ関わらずに生きてゆこうとするのだろうけど。本の中だとめちゃくちゃ魅力的。最近読んでた江國さんの作品人妻系ばかりで自分のなかでマンネリ化しつつあるからもう一度読みたいな〜〜

2021/01/30

兄・明信35歳、酒造メーカー勤務。
弟・徹信32歳、学校職員。
二人暮し。
読書家、母親思い、マイペースで人生を楽しむ兄弟だが、おたくっぽいと女にはもてない。 一念発起で恋人をつくろうと、徹信の同僚、葛原依子と、ビデオ屋の店員、本間直美を 誘って家でカレーパーティ、花火パーティーを開催する。しかし、女性二人とも 兄弟に興味なし、デートに誘うが断られる。 がしかし、兄弟の感性は次第に女性たちを動かすことになる----。

女性にとって本当に素敵な男性はどんな男性なのか。女性たちの圧倒的支持を得ている 江國香織氏の美しい日本語によるリズムある文体が遺憾なく発揮された作品。

2021/01/09

こんな幸せもあるよねと。悠々自適って言葉がぴったり。最高。
2人は彼女が欲しいだろうけど、これからもずーっと兄弟で一緒に暮らし続けてほしい。笑

2020/12/14

・読み終わって感じたこと
　主人公の2人はインドアで多趣味。落ち込むことがあっても、根が明るい兄弟。
　女性とうまくいかなくても、周りの人間に何かしらのいい影響を与えてるし、商店街や家族と深い絆で結ばれている姿にほのぼのとした。
　見た目も性格も好みの女性のタイプも全く違うのに、2人とも父親のいいところをしっかり受け継いでいる。
　人付き合いが苦手なところは、私と重なり、共感する点がいくつかあった。

・おもしろいと思ったシーン
　1.間宮兄弟、依子、直美が間宮兄弟の家でカレーパーティーを行うシーン
2.間宮兄弟、依子、夕美とその彼氏、直美が花火をするシーン
　不倫に兄弟が巻き込まれるシーンは1番読み進んだけど、結末がなんとなく想像できて、ハラハラしたかなぁ…ほのぼのはしなかったのでカウントしてません

・好きなセリフ
　「サンキュ、って格好いいだろ。サンキューじゃないんだぞ、サンキュッ」

・こういう人におすすめ
　・兄弟愛に憧れる
　・主人公の冴えない一面に思わず共感してしまう
　・おうち時間をまったり過ごしたい
　・ほのぼのしたい

2020/11/15

冴えない兄弟のちょっと"普通"とは違う日常。
ミステリーや恋愛小説に比べれば起伏はなだらかで物足りないかもしれない。
ひとつひとつの些細なできごとも、間宮兄弟本人たちにとっては人生を揺るがすほどの問題であり、それに真剣に向き合う姿がなぜかかっこいい。
心に少しツンとくる切なさもあり、印象に残る本だった。

2020/09/26

ドラマを観てから興味を持った作品。江國香織にしてはお洒落さはなく、ドラマの様な大きな起伏もなし。ただの冴えない中年男兄弟の日常と、ささやかな異性交流を描いた内容。だが、背伸びせず等身大で行動している姿は現代の日本において幸せの形の一つなのではないかと感じた。ドラマはほぼ別物だけどドラマも良。

2020/08/02

( ´～` )

タイプではない作品でした

モヤっとしたり嫌な気分になったりすることもないけど
平凡で盛り上がりにかける

引き込まれなかったなぁ

2人のように読書日を作ったり
趣味を充実させるのは
楽しそう

江國香織さんの作品、1冊目
他の作品も読んでみる...？
迷い中。