間宮兄弟 の商品レビュー

江國香織【著】

2020/09/26

ドラマを観てから興味を持った作品。江國香織にしてはお洒落さはなく、ドラマの様な大きな起伏もなし。ただの冴えない中年男兄弟の日常と、ささやかな異性交流を描いた内容。だが、背伸びせず等身大で行動している姿は現代の日本において幸せの形の一つなのではないかと感じた。ドラマはほぼ別物だけどドラマも良。

2020/08/02

( ´～` )

タイプではない作品でした

モヤっとしたり嫌な気分になったりすることもないけど
平凡で盛り上がりにかける

引き込まれなかったなぁ

2人のように読書日を作ったり
趣味を充実させるのは
楽しそう

江國香織さんの作品、1冊目
他の作品も読んでみる...？
迷い中。

2020/06/14

以下のアドレスのブログ記事をお読みください。
http://sasuke0369.blogstation.jp/archives/35356750.html

2020/06/08

予想外に面白くあっという間に読了。こんな兄弟、昨今いるのだろうか？30代独身という点では珍しくもないけど、性格も外見も似てない2人だけど想い合う様子や日々の生活は微笑ましく、独身だから謳歌できる趣味への没頭は羨ましい。2人して女性への興味はまだ捨てきれないでいるものの、一生このままの生活が続いてもいいという気持ちが交錯している気持ちも理解できる。2人の生活空間が清潔で居心地がいいという感想を若い女の子が持つのも兄弟の育ちがいいからに違いない。

2020/04/18

実家に住んでいたころ、母と妹とよく行く地元の商店街にある、ひっそりとしたカフェのテレビでよく流れていた映画がこの｢間宮兄弟｣でした。真剣に観たこともないけれど、なんとなく覚えている雰囲気からずっと気になっていたお話。
本屋で見つけたとき、作者、江國香織だったの！！読むしかない、と思って買いました。

度々挟まれる兄弟の共通の思い出。でも所々、覚えている箇所や思い入れのある部分は異なっている。私にも妹がいるので、私たちもきっとこんなふうに記憶を共有しているんだろうなと思った。悲しいことも、キラキラ光るような思い出も。

登場人物たちの日々の心の移り変わり、兄弟たちの楽しく、時に切ない、こだわりのある暮らし。読んでいて心地がいい。時々くすっと笑える。

兄弟たちの纏う雰囲気。正しい、正しくない、いい、悪いを越えたところにただあるあたたかい空気。みんなが間宮兄弟に引き寄せられ、その生活や生き方のスタイルに憧れていくさまもよかった。(恋愛以外のところで)

最後に、明信の｢季節の推移や日々の食事を、分けあえる人間がいるのはいいことだ。｣にはしみじみとしました。大切なことはシンプルなことだ、と思った。

2020/11/09

14年くらい前に映画にもなったんですね。知らなかった。間宮兄弟は世間では「イケていない」部類に間違いなく入ると思いますが、2人の生活は好きなものに囲まれていてとても居心地良さそう。何は無くともお互いがいるし、美味しいカレー、コーヒー、雰囲気のある音楽、趣味の読書やパズルなど、自分もそこに居たくなる。
弟のほう、なんだか私の兄を彷彿させられて胸が熱くなった。私の兄は天国に行ってしまったけれど、小説の中で兄に会えた気分になりました。映画も観たいな。

2019/12/18

恋人がいることや結婚することが一般的に幸せだと思われがちな世の中ですが、世間体に囚われず、自分のスタイルを持つことは大切だなと思わせてくれる。
.
カレーパーティーを開いたり、花火のために浴衣を作ったり、夜な夜なパズルをしたり、映画好きなところだったり、母親の誕生日にはレストランに連れて行ったり。
個人的な意見としては間宮兄弟素敵じゃないですか？

2019/01/29

周りなんか気にしないで、自分が楽しいと思うものの中で指針の中で、慎ましく暮らすって、実はいちばん幸せなことなのかもしれない。
読書日やりたい。やろう。三連休にでも。

2019/01/18

何年も前に映画で見てずっと原作も気になっていた作品。
間宮兄弟の人物像がリアルでどこかコミカル。
特に弟が勝手に恋心を募らせて好きな人にMDを送り付けちゃう所とか、兄の「葛原依子なんて綺麗な名前の女が俺を好きなはずない」なんて言うところとか。兄弟の世界がすごく魅力的なのに、それを知らない他の人から見ると「恋愛対象としてありえない」になるんだよね。直美ちゃんが割とクッソつまらん男と付き合い続けるのがやや引っかかった。別れてもいい案件。

2018/12/31

Amazonで別の本（確か村上春樹の本？）を注文したときに、「おすすめ」で出てきた一冊。何気なく、ついでに注文したのだが、あまり期待はしていなかった。

でも、非常に面白かった。文章もいい。江國香織って初めて読んだけど、こんな文章を書く人だったのか・・・！
16日の土曜日、あちこち出かける用事があったので、移動しながら読んでいたけど、用事の合間にも「早く続きが読みたい！」と思わせる一冊でした。何かすごい事件が起きるというわけではないのだけど・・・ね。

読みたくて読みたくてしょうがなくて、一日で読んでしまうというのは久しぶりだ。いい本でした。
翌日、江國香織の他の本も買いに行ったほどだ。(^o^)/