明日の記憶 の商品レビュー
若年性アルツハイマー病患者の本人と家族の様々な苦悩や心の変化を描いた作品。 私も医療職として様々な認知症の患者さんと接していますが、かなりリアルな感じです。読後感も良い。オススメ!
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若年性アルツハイマーにより、少しずつ記憶を失っていき、いずれは身近な人でさえも誰か分からなくなってしまう。しかし、本人は忘れてしまっても、その人と過ごした時間は周りの人の記憶に残っている。その記憶だけでその先もずっとその人に寄り添い続けることができるか、自分だったらと考えてしまった。
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記憶が亡くなっていくことの怖さを思い知らさられました。 肉体の死、脳の死、など様々な死がありますが「記憶の死」は異質なもので、恐ろしいものだとわかりました。 それと、最後のページを読んだ時にすごく悲しくなって少し泣いてしまいました。
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あらすじ 広告代理店に勤める49歳の佐伯雅行は、公私ともに忙しくも幸せな日々を送っていた。そんなある日、彼は若年性アルツハイマーと診断される。やり場のない怒りと不安に苛まれ、徐々に記憶が失われていく夫を静かに受け止め、献身的に支える妻の枝実子との深い絆を描く。 感想 もう読みたく...
あらすじ 広告代理店に勤める49歳の佐伯雅行は、公私ともに忙しくも幸せな日々を送っていた。そんなある日、彼は若年性アルツハイマーと診断される。やり場のない怒りと不安に苛まれ、徐々に記憶が失われていく夫を静かに受け止め、献身的に支える妻の枝実子との深い絆を描く。 感想 もう読みたくない。
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実際にアルツハイマーの方と接したことはなかったけれど、この病気を忠実に再現していてとてもリアルだった。 最後のシーンで、妻のことを忘れてしまったけれどこの夫婦はきっとこれから先、お互い支え合いながら生きていくんだろうなって思えるちょっとほっこりする描写だった。
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実際にアルツハイマーの方と関わったことはないからなんとも言えないけど、すごく忠実に再現されているのかもしれないと感じました。 最後の描写はとても悲しく、辛いものでしたがどこか光を感じられる綺麗なシーンだったなと。 自分がこれからどうやって毎日を生きていくかどうやって日々を充実させ...
実際にアルツハイマーの方と関わったことはないからなんとも言えないけど、すごく忠実に再現されているのかもしれないと感じました。 最後の描写はとても悲しく、辛いものでしたがどこか光を感じられる綺麗なシーンだったなと。 自分がこれからどうやって毎日を生きていくかどうやって日々を充実させたものにしていくか...ついつい考えてしまう一冊です。
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ストレスの激しい広告営業をしながら、ある日アルツハイマーと診断される。 職場にバレないように必死に振る舞う主人公の姿は非常に切ないものがありました。 またそれを支える妻のはかない願い、アルツハイマーに効くものはないかと必死に模索する様子が伝わってきました。
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失っていく記憶、できることができなくなるって不安だろうし焦りや憤りもあるだろうし、主人公の立場と合わせて想像すると、読んでて苦しくなった。 日々こういった方に向き合う立場として、本人の心情やバックグラウンドがものすごく大事だってことや今後の関わり方を本当に考えさせられた。 最後は...
失っていく記憶、できることができなくなるって不安だろうし焦りや憤りもあるだろうし、主人公の立場と合わせて想像すると、読んでて苦しくなった。 日々こういった方に向き合う立場として、本人の心情やバックグラウンドがものすごく大事だってことや今後の関わり方を本当に考えさせられた。 最後はこれからにつながるような終わり方で本当によかったと思った。 読んでよかったと思ういい作品でした。
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アルツハイマー…やはり怖い病気だなと改めて感じた。 自分が、両親が、身内が、友達が、職場の仲間がなってしまった時、どうしたらいいのかを読みながらずっと考えていた。 その状況にならないとわからないことだらけだけど、いろんな事を学んでおこうと思った。 そう思わせてくれた、大切な本やっ...
アルツハイマー…やはり怖い病気だなと改めて感じた。 自分が、両親が、身内が、友達が、職場の仲間がなってしまった時、どうしたらいいのかを読みながらずっと考えていた。 その状況にならないとわからないことだらけだけど、いろんな事を学んでおこうと思った。 そう思わせてくれた、大切な本やった。
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2021年6月25日読了。 広告代理店に勤める佐伯、年齢はまもなく50歳。 毎日、仕事をバリバリこなしているのだが、軽い物忘れと眩暈に悩まされる。 病院で下された診断は「若年性アルツハイマー病」 一人娘が結婚、出産を控えるなかで佐伯は記憶と闘いはじめる。 闘いはじめると書...
2021年6月25日読了。 広告代理店に勤める佐伯、年齢はまもなく50歳。 毎日、仕事をバリバリこなしているのだが、軽い物忘れと眩暈に悩まされる。 病院で下された診断は「若年性アルツハイマー病」 一人娘が結婚、出産を控えるなかで佐伯は記憶と闘いはじめる。 闘いはじめると書いたが、ガツガツした闘病記ではない、途中から「これ、読後に絶対泣くやつだな」と思いながら読み進めたが、落涙まではいかなかったが、やはりウルっとはきた。 自分がこの立場になったら?、妻や配偶者、子どもがこの病に罹ったら?と考えさせられる。 陶芸、無心になれるんですかね?
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