明日の記憶 の商品レビュー
記憶が消えても、私が過ごしてきた日々が消えるわけじゃない。私が失った記憶は、私と同じ日々を過ごしてきた人たちの中に残っている。 『周囲の理解・支え』必要ですね。
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僕が読んだ本は多分映画化が決定する前の表紙だったもんで、実は内容を知らずに読み始めたんですよ。。内容を思い出してればきっと読まなかったのに。 というのも、若年性アルツハイマーのお話なわけですよ。あまり悲しすぎる本は普段から敬遠しているのに、まさかの悲しすぎる名作に遭遇。 知らず...
僕が読んだ本は多分映画化が決定する前の表紙だったもんで、実は内容を知らずに読み始めたんですよ。。内容を思い出してればきっと読まなかったのに。 というのも、若年性アルツハイマーのお話なわけですよ。あまり悲しすぎる本は普段から敬遠しているのに、まさかの悲しすぎる名作に遭遇。 知らずに読み始めたもんだから、逆に夢中になって図らずしもドップリのめり込んでしまったわけです。 卓越した文章力のせい(?)で余計悲しくて、感情移入してしまって、挙句の果てに自分の記憶が曖昧になっていしまう錯覚に陥ってしまって。。 いやいや大変な本です。但し、大変に悲しくも素晴らしい本です。 号泣必至。
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夫の友人からお借りしました。 広告マンである50歳の主人公が、若年性アルツハイマーに侵され徐々に記憶を失っていく物語です。 2.3年前に大恋愛というやはり若年性アルツハイマーに侵されていくドラマを観ていたので多少の知識はありましたが、本書は主人公の一人称で話が進むので、彼の恐怖...
夫の友人からお借りしました。 広告マンである50歳の主人公が、若年性アルツハイマーに侵され徐々に記憶を失っていく物語です。 2.3年前に大恋愛というやはり若年性アルツハイマーに侵されていくドラマを観ていたので多少の知識はありましたが、本書は主人公の一人称で話が進むので、彼の恐怖が手に取るように伝わりその切実さはドラマの比ではありませんでした。 自死の道がよぎりながらも最後まで自分自身に食らいついていく姿が切なく、胸を打たれました。 自分だったらどう生きるだろう、そして、自分が妻の立場だったらどう支えるだろう、あるいは年老いた両親がそうなったら私に何が出来るだろう・・・ どんな立場であれ、まずは現実を受け入れるところが最初のハードルでしょう。 予防法や治療法が見つかることを切に願います。
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2005年第18回山本周五郎賞を受賞作であり、同年の本屋大賞で2位となった作品。 若年性アルツハイマーによりどんどん記憶が薄れていく人と、それを支える家族の物語。病気だとはわかっていてもそれを認めたくない、認めてはいけないと思う心境と認めざるを得ない現実。誰にもわかってもらえ...
2005年第18回山本周五郎賞を受賞作であり、同年の本屋大賞で2位となった作品。 若年性アルツハイマーによりどんどん記憶が薄れていく人と、それを支える家族の物語。病気だとはわかっていてもそれを認めたくない、認めてはいけないと思う心境と認めざるを得ない現実。誰にもわかってもらえない苦しみと告白することへの恐怖。そうした心情が描かれている重たいテーマの長編小説だが、将来のためにも読んでおきたい作品。 いつ自分にも襲ってくるかわからない病であり、もしそうなった場合はやはり受け入れることは難しいのだろうと思う。自分が自分ではなくなる恐怖、緩やかに訪れる死刑宣告。それと向き合う強さは、どこから湧いてくるのだろうか。
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ブックオフの感動特集から。そもそも筆者の作品は好きだし、今回の”本の雑誌”特集でも取り上げられていたから、このタイミングで。それらと関係なく、久しぶりに感動作品を読んでみたい時期でもあった。という訳で、かなり期待大の状態で読んだことになるんだけど、感動という意味では、それほど大絶...
ブックオフの感動特集から。そもそも筆者の作品は好きだし、今回の”本の雑誌”特集でも取り上げられていたから、このタイミングで。それらと関係なく、久しぶりに感動作品を読んでみたい時期でもあった。という訳で、かなり期待大の状態で読んだことになるんだけど、感動という意味では、それほど大絶賛とまではいかない。それより、身につまされる度合いというか、色々考えさせられる度合いというか、そのあたりがだいぶ刺さる作品だった。アルツハイマー患者が実際にたどるであろう経験を、リアリティありありに展開させる筆致が良い。
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若くしてアルツハイマーを患った主人公の苦悩が伝わってくる。心が消えていく感覚は考えただけでも恐ろしい。。
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アルツハイマーになる主人公の話。 自分も記憶を失われていくような、 主人公と重なる感覚を覚えるほどの 引き込まれる描写だった。 今を大切に生きたい。
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若年性アルツハイマーを患ってしまう本人が語り手になっているからか、描写が淡々としてる。 切ないと思ったのと同時に、病気の進行の速さには驚いた。
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映画の内容を全然覚えてなかったので、その時はきっとつまらなかったのだと思う。今回こんなに身につまされたのは自分が主人公の歳越えたからか? 映画見なおしたい
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若年性アルツハイマー、聞いたことはあったがどのようなものかは知らず、この本を読んで少し知ることができた。アルツハイマーと聞くとお年寄りのイメージがあるが、この本の主人公は50歳。残酷な病気だと思う。自分や両親、夫が発病したら…と思うと考えさせれた。
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