さようなら、コタツ の商品レビュー
色々な「部屋」に暮らす様々な人たちの人生を切り取って、時にユーモラスに、時にほろ苦く描いた短編集。 相撲部屋の「かわいがり」、児童虐待・摂食障害など、重いテーマも淡々と織り込んである。 個人的には昔の彼女との再会を描いた「陶器の黄色い靴」と隣室の子供の話である「ダイエット・ク...
色々な「部屋」に暮らす様々な人たちの人生を切り取って、時にユーモラスに、時にほろ苦く描いた短編集。 相撲部屋の「かわいがり」、児童虐待・摂食障害など、重いテーマも淡々と織り込んである。 個人的には昔の彼女との再会を描いた「陶器の黄色い靴」と隣室の子供の話である「ダイエット・クイーン」が興味深かった。
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7つの短篇集。どの話も部屋の中が舞台。 人の思いや考えが揺れ動くようなストーリー。 特に明るくも暗くもないので読み流す感じにすーっと読んだ。改めて読み直したらきっと違う感想が持てる気がする。
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さすが中島京子さん。登場人物がぐっとリアルに迫ってくる。こたつを捨てた主人公の心の動きには、とても共感できた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
色々な人たちのささいな事柄をさらっと書いている 短編集なのだけれど、 あれ、こんなこともあるのか、あるよねと 意外性や共通性が微妙に入り交じって 読んでいて爽快な気持ちになった 解説を伊集院静さんが書いていて、 伊集院さんも文才あるんじゃないかなんて考えていて ハタと気づいた 私、伊集院光さんと間違えている 伊集院静さんは立派な作家さんだよ、失礼な すっかり光さんだと思い込んで解説読んだので こんな素敵な解説書くんだなぁなんて思っていた・・・アホ 解説も良くって、2度美味しい思いをしました
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一度買ったことあったなー、この本。そんなことがないように記録つけてるのに、意味ないったら。最後の話が好きだなあ。意外と私、男やもめの話が好きかも!?
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稲葉さん所有 →11/07/30 浅上さんレンタル →11/10/29 返却(浦野預り) →12/04/22 返却
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中島京子の本の中では分かりやすい話。7つの短編。今まであまり書かれなかったシチュエーションや展開で私は好き。特にタイトルの「さようなら、コタツ」の情けない感じの彼と彼女がとても微笑ましい。
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表題に惹かれて買った一冊。 部屋の中で繰り広げられる心の声をまとめた短編集。 何処となく切ないのは、大切なものを思い出すんだけどそれが手に入らなかったり、主人公たちがそれを意識的かはわからないか理解しているからだろう。 あまりはまらなかったけど、部屋の描写が好い。
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アクがなくサラサラっとした印象。昭和の日向のような、どこか懐かしいにおいがする。「部屋」にしみついた匂いとか、空気を思い出して、ちょっとセンチな気分になったりもした。
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最初の短編「ハッピー・アニバーサリー」。いきなりレスビアンの話で、この先どうなることかと思ったのですが。。。 どの作品も、ちょっと変わったシチュエーションですが、かといって特に奇をてらうことなく、小さな日常を見事に描き出します。登場人物の心の動きが心地よく沁みて来ます。 今まで読...
最初の短編「ハッピー・アニバーサリー」。いきなりレスビアンの話で、この先どうなることかと思ったのですが。。。 どの作品も、ちょっと変わったシチュエーションですが、かといって特に奇をてらうことなく、小さな日常を見事に描き出します。登場人物の心の動きが心地よく沁みて来ます。 今まで読んだ中島京子さんの作品で一番好み。 中島さんの力量を感じさせます。
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