さようなら、コタツ の商品レビュー
さすが中島京子さん。登場人物がぐっとリアルに迫ってくる。こたつを捨てた主人公の心の動きには、とても共感できた。
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色々な人たちのささいな事柄をさらっと書いている 短編集なのだけれど、 あれ、こんなこともあるのか、あるよねと 意外性や共通性が微妙に入り交じって 読んでいて爽快な気持ちになった 解説を伊集院静さんが書いていて、 伊集院さんも文才あるんじゃないかなんて考えていて ハタと気づいた 私、伊集院光さんと間違えている 伊集院静さんは立派な作家さんだよ、失礼な すっかり光さんだと思い込んで解説読んだので こんな素敵な解説書くんだなぁなんて思っていた・・・アホ 解説も良くって、2度美味しい思いをしました
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一度買ったことあったなー、この本。そんなことがないように記録つけてるのに、意味ないったら。最後の話が好きだなあ。意外と私、男やもめの話が好きかも!?
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稲葉さん所有 →11/07/30 浅上さんレンタル →11/10/29 返却(浦野預り) →12/04/22 返却
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中島京子の本の中では分かりやすい話。7つの短編。今まであまり書かれなかったシチュエーションや展開で私は好き。特にタイトルの「さようなら、コタツ」の情けない感じの彼と彼女がとても微笑ましい。
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表題に惹かれて買った一冊。 部屋の中で繰り広げられる心の声をまとめた短編集。 何処となく切ないのは、大切なものを思い出すんだけどそれが手に入らなかったり、主人公たちがそれを意識的かはわからないか理解しているからだろう。 あまりはまらなかったけど、部屋の描写が好い。
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アクがなくサラサラっとした印象。昭和の日向のような、どこか懐かしいにおいがする。「部屋」にしみついた匂いとか、空気を思い出して、ちょっとセンチな気分になったりもした。
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最初の短編「ハッピー・アニバーサリー」。いきなりレスビアンの話で、この先どうなることかと思ったのですが。。。 どの作品も、ちょっと変わったシチュエーションですが、かといって特に奇をてらうことなく、小さな日常を見事に描き出します。登場人物の心の動きが心地よく沁みて来ます。 今まで読...
最初の短編「ハッピー・アニバーサリー」。いきなりレスビアンの話で、この先どうなることかと思ったのですが。。。 どの作品も、ちょっと変わったシチュエーションですが、かといって特に奇をてらうことなく、小さな日常を見事に描き出します。登場人物の心の動きが心地よく沁みて来ます。 今まで読んだ中島京子さんの作品で一番好み。 中島さんの力量を感じさせます。
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「均ちゃんの失踪」が面白かったので、もうちょっと中島さんの本が読んでみたいな、と思って買った本。 「均ちゃん…」ほどツボではなかったけど、久しぶりに男性を自宅に招く主人公の心の動きや、部屋やディナーの準備にそわそわするかんじは、同じ女としてわかるな~と、まあまあ面白く読みました。 短編集ですが、正直、他の作品も含め全あんまり深く印象に残っていないというのが感想です。
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誰かの日常を覗き見ているような短編集。 プロットの妙とか、凄みのある表現みたいなものはあまり感じさせず、 ありそうな話をありそうな演者がつつがなく進行する。 読後に何かを受け取ったような気持ちにはならないものの、 なんだか悪い気もしない。不思議な感じ。 ユーモアもあってシチュエ...
誰かの日常を覗き見ているような短編集。 プロットの妙とか、凄みのある表現みたいなものはあまり感じさせず、 ありそうな話をありそうな演者がつつがなく進行する。 読後に何かを受け取ったような気持ちにはならないものの、 なんだか悪い気もしない。不思議な感じ。 ユーモアもあってシチュエーションもバラエティに富んでいるのだけど、 全体を通してどこか寂しげなものが漂っていて、 しょんぼり気分に浸ることができる。いい意味で。
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