さようなら、コタツ の商品レビュー
むー。自分のない人たち。何を大事に思い、何を考え、何をしたくってそう生きているのか。疑問に思ったことがないため、自分に自信がない、ふわふわと生きる人たち。最後の短編、「私は彼らのやさしい声を聞く」はよかった。最後のお話がなかったら、もう中島京子はいいや、って思ったと思う。
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ほとほと、と沁みてくる。 既知が多少増えて、鈍感になった感情をまさぐられるような。なんで理由付けが必要なんだろう。意味を探しちゃうんだろう。
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それぞれの部屋で繰り広げられる人間ドラマの短編集だが、あまり心に残るものがなかった。さらさらっと読める。
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中島京子さんの本は2冊目。 最初に読んだのが第143回直木賞受賞作の【小さいおうち】。 実はこちらも☆2つの評価。 2冊づけて☆2つ。 相性が悪いのかなぁ・・・
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まぁ,自分に小説の鑑賞眼がないのでなんともいえないが,そんな素人を最後まで読ませたのだからそこそこ上手な物語なのかもしれない。今,目次をみて,ぱらぱらやってみても,しばらく前によんだはずなのに,物語がだいたい思い出せる。機会があれば別の作品も読んでみよう。
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部屋と住人にまつわる短編集。 ハッピーエンドばかりではなく、ほろ苦いものもあった。 生活しているといいことばかりではないけど 小さな幸せを感じながら、日々前をむいて暮らしていく。
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「暴力はそれ自体に意志がある。理不尽な暴力の意志はそれを行使する誰かに取りつくときに、行使される者をすでに見つけている」 ちいさいおうちが面白かったので。おしゃれなんだけど、個人的にはまぁ普通くらい。
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ちょっとが永遠になりませんように、 一人でいるときに嫌なことが起こりませんようにと、 自分の人生をまだ 自分の手では切り開けない 年頃の女の子は、 いつもいつも胸の中に抱えている不安を、 小さくぽつんと口に出して、 それから星のまばらな空を見上げる。 (ハッピーアニバーサ...
ちょっとが永遠になりませんように、 一人でいるときに嫌なことが起こりませんようにと、 自分の人生をまだ 自分の手では切り開けない 年頃の女の子は、 いつもいつも胸の中に抱えている不安を、 小さくぽつんと口に出して、 それから星のまばらな空を見上げる。 (ハッピーアニバーサリー/さようなら、コタツ/インタビュー/陶器の靴の片割れ/ダイエットクイーン/八十畳/私は彼らのやさしい声を聞く)
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『部屋』をテーマにした7話。 様々な視点から描かれていて、どこか不思議な感覚あり。 2012.12.24
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中島 京子さん”さようなら、コタツ ”読了。「へやのなか」にまつわる7つの短編。いずれのお話も傑作!設定が面白いのですが、妙にリアル‥すごいなぁ‥相撲の大部屋の話なんて、初めて読みました‥お勧めします!
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