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天使の梯子 の商品レビュー

3.8

129件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    53

  3. 3つ

    35

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

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2021/10/18

天使の卵の続編。 天使の卵を読んでなくても読めるけど、 卵を読んでからの方が感情移入できるかなぁー。 古幡慎一(フルチン)と8歳年上の夏姫の話。 夏姫は、ずーっと姉が亡くなってから、 自分を赦せなかった。 夏姫としては、姉と同じ気持ちを味わうことで、 自分を赦せるようになってき...

天使の卵の続編。 天使の卵を読んでなくても読めるけど、 卵を読んでからの方が感情移入できるかなぁー。 古幡慎一(フルチン)と8歳年上の夏姫の話。 夏姫は、ずーっと姉が亡くなってから、 自分を赦せなかった。 夏姫としては、姉と同じ気持ちを味わうことで、 自分を赦せるようになってきた…かな。 フルチンが夏姫さん大好き過ぎで、可愛いーって 思っちゃったよ(*´艸`*)

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2021/09/16

夏姫がああいう大人になるとは思わなかった。慎一のどこが好きなのかも良くわからないけどお話としては面白かった。

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2021/06/01

素晴らしかった。最近読んだ恋愛小説の中でもナンバ―ワン。 天使の卵も良かったけど、この救いは本当に素晴らしい。 展開に無駄がなくて、最後の語り合う場面は歩太だけがあれに気付いている描写もちらほら見受けられた。 何回も読み返したい作品。スルスルと読み進められた。 ちょっと時間経って...

素晴らしかった。最近読んだ恋愛小説の中でもナンバ―ワン。 天使の卵も良かったけど、この救いは本当に素晴らしい。 展開に無駄がなくて、最後の語り合う場面は歩太だけがあれに気付いている描写もちらほら見受けられた。 何回も読み返したい作品。スルスルと読み進められた。 ちょっと時間経って感想あんまり思い出せなくて、書けてないのが残念だけど、間違いなく良かった。 読み終わった後のスタプラの感想見たら、 「時間忘れて読みふけってた。」→この感覚は個人的にすごい良い本。 「知らぬ間にクライマックスになってそのままラストまで一気読み。素晴らしいわこれ。素晴らしい。素晴らしい。素晴らしい。今の感覚で間違いなく人生ベスト3に入る小説だわ。素晴らしいな。」 「いやこの作品に出会えてよかった本当に」と書いてあって相当心来てたっぽい。 やっぱり展開が作り物だとして生きた人間の群像劇というのは血が通っていて読みごたえがあるし、感情移入してしまう。

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2019/09/30

前作で脇役だった登場人物のその後を知れて嬉しい。 失恋した人、という印象くらいだったけど、本作のおかげでその人の人生含めてもっと豊かなイメージに広がった。お幸せに、という気持ち。

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2019/06/24

天使の卵続編良かったです(涙)フルチンの一途な思いが良かった。悲しい出来事も乗り越えられてやっとすっきり。3作目も楽しみです。次は歩太が幸せになる番かな。

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2019/06/20

いい話だ...。 途中ウルっとするシーンあり、こちらがコッ恥ずかしくなるようなシーンあり、 愛って恋ってこんなんだっけかと思い出させるシーンあり、 ラストはスパと終わって、ほっこりさせてくれる。 哀しくもいい話でございました。 天使の卵の続編、シリーズもんだったのね。 前の話...

いい話だ...。 途中ウルっとするシーンあり、こちらがコッ恥ずかしくなるようなシーンあり、 愛って恋ってこんなんだっけかと思い出させるシーンあり、 ラストはスパと終わって、ほっこりさせてくれる。 哀しくもいい話でございました。 天使の卵の続編、シリーズもんだったのね。 前の話すっかり忘れていた。 再読せゃなるまい。

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2018/11/19

恋愛をテーマにしたお話が昔からとにかく苦手で、読み始めても途中で投げ出してしまうケース多々あったのですが、こんな感じで静かに一定の速度で流れていくお話は自分の日記を読み返しているようなそんな錯覚に陥り、深く深く読み入ってしまった。そして、静かに涙を流しながら読んだ。冬から春へと季...

恋愛をテーマにしたお話が昔からとにかく苦手で、読み始めても途中で投げ出してしまうケース多々あったのですが、こんな感じで静かに一定の速度で流れていくお話は自分の日記を読み返しているようなそんな錯覚に陥り、深く深く読み入ってしまった。そして、静かに涙を流しながら読んだ。冬から春へと季節が流れるような、静かで温かいお話だった。

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2018/11/18

読んでよかった。前作の読後感の悪さを、すすいでくれる解毒剤のようだった。 解説によると前作今作を、恋敵となった妹視点で書き直した作品があるとわかった。 前作のような読後感だったらどうしようと心配しつつもどんな見え方がするのか読んでみたい自分がいる。

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2017/10/31

 私が村山さんの作品に出会うきっかけとなった『天使の卵』。あれから10年後の世界を描いたのがこの作品です。  作品の登場人物にとっても10年が経っていますが、実世界でも10年経っているというのが面白いところ。もちろん、読んでいる私も書いている作者の方も10歳、年月を重ねたことに...

 私が村山さんの作品に出会うきっかけとなった『天使の卵』。あれから10年後の世界を描いたのがこの作品です。  作品の登場人物にとっても10年が経っていますが、実世界でも10年経っているというのが面白いところ。もちろん、読んでいる私も書いている作者の方も10歳、年月を重ねたことになります。  『天使の卵』では恋人歩太にふられたばかりか、姉に歩太をとられ、しかも、姉が急に亡くなってしまうという役どころだった夏姫が、この『天使の梯子』では、姉と歩太と同じ、8歳年下の彼氏と付き合うという設定がなかなか面白い。姉の恋を追体験することで、夏姫にも大きな変化、成長のきっかけが訪れる。  夏姫の彼氏はフルチンこと古幡慎一。正体不明の歩太と夏姫の関係を疑い嫉妬する。慎一が自分に自信がもてず、相手の言動に振り回されるのは、とてもよくわかるう気がします。読者は第三者なので、双方の気持ちが見えてしまっているわけですが、私が慎一だったら、きっと同じような感情に悩まされていたことでしょう。  ちょっと残念だったのは、『天使の卵』のストーリーがわかっていると、夏姫の相手が誰なのか、想像がついてしまうところ。それでも、ちょっとしたどんでん返しが待っていますが、『天子の卵』を読んでいなければもっと楽しめてたかも。  石田さんの解説がとてもいいですよ。p.294 『天使の卵』は死者の物語。『天使の梯子』は生者のものというとらえが絶妙。村山さんの気持ちの変化を上手に読み取って解説してくれています。  というわけで、続編とかカバーには期待外れのものが多いですが、村山さんの作品には外れはありません。ぜひ皆さんも一度読んでみてください。

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2017/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読2回目。「天使の卵」の続編。夏姫の恋人古畑慎一から見た夏姫、歩太の再生と過去への訣別の物語と言える。本を読んで色々な事が頭に浮かんできて感想に表すのは難しいが、愛する人に置いていかれる寂しさを消化して前に進むというのは、とても苦しいことだと思う。残された人たちは現実に生きていて、どこかでその辛さを乗り越えていかなくてはいけない。「卵」であれだけ打ちのめされた歩太にも、その機会が訪れたことは良かったなと思った。同じ物語を夏姫の視点から見たヘブンリーブルーや続編の天使の柩も読んでいきたいと思う。

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