天使の梯子 の商品レビュー

村山由佳【著】

2009/10/04

天使の卵から１０年後のお話。夏姫と歩太が春妃の死という傷を背負いながらも、素晴らしい大人になっていた。特に歩太がいいオトコに成長してる。そのへんが嬉しくなった。慎一が主人公ではあるけれど、あくまでこれは歩太と夏姫の話だと思う。ちょっと慎一と夏姫の恋愛の描き方は物足りないような気もするが…。

2009/10/04

この本だけで独立した物語になっていますが、前作と一緒に読むと、また違った感動があります。前作は悲しい終り方でしたが、本作は未来を感じさせる終わり方です。

2009/10/04

新書で出たときに本屋で立ち読みして、文庫本化を待ってました☆
ドラマにもなってるから知ってる人も多いのでは？
『天使の卵』から１０年後の物語。
「誰に何を言われても消えない後悔なら、自分で一生抱えていくしかないのよ」っていう言葉はズシンときた。
おばあちゃんが亡くなったシーンで号泣。
大切な人がいつまでも傍にいてくれるって甘えてばっかいないで、もっと大切にしなきゃいけないんだなぁって思った。

2009/10/04

読んだ時期：2007年11月
久しぶりに村山作品を読んだ。
「天使の卵」に比べると、繊細さに欠けるものの、ストーリーの骨格がより密になり、読み応えはあった。
ピュアな面や繊細で淡い恋心を感じたいのであれば、やはり「天使の卵」の方が上だろう。
しかし、より深く冷静に人の心を感じ取りたいならばこちらの方が上だと感じる。

個人的には一本槍くんの成長が嬉しかった。人は今を、未来を見つめなければいけないんだと感じさせる作品である。

2011/07/18

村山由佳の天使の梯子を読みました。天使の卵の続編で１０年後の物語でした。夏姫と歩太も大人になって生活していますが、いまだに10年前の心の傷を負っているのでした。その夏姫と付き合い始めた年下のボーイフレンドの視点で物語が語られていきます。罪の意識を背負って生きてきた元恋人たちの再生の物語が村山由佳らしい語り口で語られていきます。年下のボーイフレンドの嫉妬の感情がほほえましく感じました。そう言えば、天使の卵は映画化されたんでしたね。今度ビデオレンタル店で借りて観てみようかな。

2009/10/04

ドラマを観てストーリーは知っていたので、購入するかどうか迷いましたが、買って正解！
天使の卵をもう一度読み返したくなりました。

2009/10/04

映画化もされた『天使の卵』の続編。リアルタイムでも作中でも10年経った今、歩太と夏姫との関係に一体どんな変化が現れたのか？そして、春妃の死をどのように捉えるようになったのか？
二人の今を克明に表している作品だと思います。

2009/10/07

著者のデビュー作「天使の卵」の10年後。現実世界でも10年が過ぎている。。。私が読んだのはそんなに前ではないけど、でも数年前。やっぱりこういう純愛小説っていいなぁって思う。まだ一度しか読んでいなくて消化しきれていないけど……

2009/10/04

これは、以前読んだ「天使の卵」の続編。１０年後の話。

私はこっちの方が断然面白かったなあ。
ずっと鼻の奥が熱いままだった。

今度、他の村上作品にも挑戦してみようかしら・・・
女流作家あまり得意じゃないんだけど、コレを読んでそう思いました。(〃∇〃)