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天使の梯子 集英社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2007/10/18 |
| JAN | 9784087462210 |

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天使の梯子
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天使の梯子
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商品レビュー
3.8
134件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
家にあったから、読んでみた。 天使の卵 という作品の続編だったらしい。 高校生のときの先生、夏姫に再開して付き合うようになった主人公慎一が主役。 喧嘩してひどいこと言ったあとに、育ててくれたばあちゃんが死んだ。 そういう系の後悔と、その気持ちをどうやって自分で処理していくか。みたいな話。 夏姫は今は先生じゃない。夏姫は過去に姉、春妃に恋人・歩太をとられ、罵声をぶつけた直後、姉が死んだ。 夏姫と歩太まだ交流があり、慎一が関係を疑う。 歩太は歩太で春妃のことが忘れられない。夏姫と付き合ってたけど春妃に一目惚れして、別れて乗り換えた。 春妃は、夏姫から恋愛相談(歩太が好き)を受けていたけど、自分が歩太と付き合ってる本人とは言い出せず。 その辺の春妃と歩太の話が『天使の卵』らしい。
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祖母を亡くして後悔し、斎藤先生に恋焦がれる慎一と、姉を亡くして後悔して立ち直れていない夏姫の話だった。 近しい人が亡くなって後悔する気持ちはよくわかるが、年下の青年が年上のお姉さんに恋焦がれるいつもの感じだと思ったのと、一本槍もなかなかにひどいやつだと思ってしまったしであまり感情...
祖母を亡くして後悔し、斎藤先生に恋焦がれる慎一と、姉を亡くして後悔して立ち直れていない夏姫の話だった。 近しい人が亡くなって後悔する気持ちはよくわかるが、年下の青年が年上のお姉さんに恋焦がれるいつもの感じだと思ったのと、一本槍もなかなかにひどいやつだと思ってしまったしであまり感情移入しきれなかった。
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『天使の卵』の方が鮮烈で、痛みや美しさがむき出しだった分、個人的にはより強く心を掴まれたし好みだなと思った。 けれども、『天使の梯子』には、喪失のその後を描く目新しさ、静かな深みがあった。 この作品は、ただの恋愛小説ではなく、哲学チックだったのが印象的で、罪と赦しの物語だったと...
『天使の卵』の方が鮮烈で、痛みや美しさがむき出しだった分、個人的にはより強く心を掴まれたし好みだなと思った。 けれども、『天使の梯子』には、喪失のその後を描く目新しさ、静かな深みがあった。 この作品は、ただの恋愛小説ではなく、哲学チックだったのが印象的で、罪と赦しの物語だったと思う。 大切な人を失ったあと、自分のせいだ、いやあいつが悪いと責め続けてしまう。罪悪感は、いなくなった人への愛でもある一方で、生きている人間の時間を止めてもしまう。歩太や夏姫を見ていると、その苦しさが痛いほど伝わってきた。 だからこそ、この物語における救いは大きい。 誰かが劇的に救済してくれるわけではない。同じように傷を抱えた他者と出会い、一緒に食事をして、言葉を交わして、少しずつ、春妃の気持ちを理解し、生きてもいいのかもしれないと思えるようになる。 歩太と春妃、夏姫とフルチンの関係もなんか似た物同士だなと思った。 元教え子という危うさや、姉と同じ人を愛してしまう禁断性は確かにある。でもこの作品は、それを単なる背徳として描くのではなく、どうしても惹かれてしまう不完全な人間を描いているように感じたみんな正しく生きたいのに、感情だけは整理できない。その不器用さが、人間らしくて愛おしいよね。 登場人物が泣くたんびに私も貰い泣きした。なんて人間は愚かで痛くて脆いんだろう。 これから、天使の梯子を見るたびに、この作品を思い出すだろう。柩も、ヘブンリーブルーもすぐ読む!
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