十角館の殺人 新装改訂版 の商品レビュー

綾辻行人【著】

2023/12/04

最初は覚えた登場人物が徐々に殺されていくのが悲しすぎて読むのが憂鬱だったけど、後半になっていくにつれて推理が多くなってきて面白くてすぐ読み終わった。
何も知らない時に見てたヴァンは弱々しい人のイメージだったから、こんなこと決行できると思ってなくて、読み終わった後に恋人が亡くなった時の気持ちとか殺人に至ってる時の気持ちとか考えてううっとなった
エラリィは人殺し＆自殺と推定されてて被害者すぎるし勝手に遺族のこと考えて辛くなった、

2023/12/02

完全にしてやられた。島パートと陸パートは完全に事件パートと推理パートのような別物として考えたいたし、作家のペンネームで呼び合うことが、この結末に繋がることを少しも予想できなかったのが本当に悔しい。
クローズドサークル系のミステリーを初めて読んだが、最初にいちばん面白いのを読んでしまったのではないかという不安がある。

2023/12/02

久しぶりにミステリーを読んで、衝撃の一文まではワクワクして読み進めていた。
（安楽椅子探偵…のくだりで、島のプレートに「探偵」があったことからもしかしたら本島のモリスが犯人なのではないか…とは頭の端にはあったものの、まさかヴァンと同一人物であるというのは予想できておらず、あの一文で全身にぞくりと鳥肌が立った）
しかし視点が変わって動機を聞いて、愛する恋人を失ったから……という理由がありきたりなような気がしていまいち納得ができなかった。
殺すべき理由よりも、ヴァン本人が中村青司と同様に〈狂人〉だから大量殺人した…という風に捉えてしまい、彼の人格により起きてしまった事件なのだなと思った。となると、〈狂人〉であることを強調してしまえば動機は何でもいいのでは…？？と思ってしまいました。
別の作品を持ち出してしまい恐縮ですが、例えば鬼滅の刃であれば鬼には悲しい過去があり、鬼になった理由に涙することもありました。
本格派ミステリとなると、愛する者の死以外動機に説得力を持たせる、というのはかなり難解なことなのかなと思いました。

2023/12/01

帯に「たった一行が世界を変える」と書いてあったが、そんなことはありえない、大袈裟だと思って読み始めた本。でも実際に読んでみたら本当にその通りだった。その一行を読んだ瞬間に大きな衝撃を受けた。私の中で記憶を消してもう一度読みたい本第1位だ。

2023/12/01

会社の先輩におすすめされて。
カタカナが読めない、覚えられない私は「うぉ！そういうことか！」とはなれなかった。恥ずかしい。

火サスを観て育った私は、なんとなく動機や犯人が読めてしまった。悔しい。

2023/11/30

初めての本格ミステリ！
本の厚さ的に犯人が分かるのはまだ先だって油断した時にきてビックリ！
最初のうちは登場人物多くて覚えられなくて大変だった、、、
でも面白かった！

2023/11/30

ミステリーは好きですが、まとまった読書の時間が取りづらく、長編の多い綾辻さんの作品には手を出せていませんでした。最近時間が作れるようになったので、満を持して館シリーズに臨みました。

読み始めてすぐに苦手な「外国人名」が出てきて日和ってしまいましたが、腹を決めて読み進めることに。数日にわけてのつもりが、面白くて4時間ぶっ通しで読みました。途中から「この人」怪しいなと思ったのですが、綾辻さんはさすがに上手で、あの驚愕のセリフのページを「えっ！？」と何度も見返してしまいました。
ラストもどうなるのかとハラハラ。あの人は分かっていたのか、どうなのか…。

ミステリーの名作というのも頷ける作品でした！

2023/11/29

アナザーが好きなので、綾辻さんの作品の中で最も評価が高いのがこれだと知り、読みました。
面白すぎて、一気に読んじゃいました。
7人の大学生が離島に集められ、次々と殺されていく、、、、、、この設定だけでもう最高で、最後のたった一行に思わずふるえました笑
非常に文章も読みやすいので、老若男女誰にでもお薦めできる作品です！

2023/11/27

本書は新本格推理小説の金字塔とも呼べる作品であり、特に本書を象徴する有名な一行ーヴァン・ダインですーは30年以上が経った今でも色褪せない引力を放っている。推理小説は読んだことがなかったが、知的ゲームとして有用であることが分かったので、今後も読み進めたい。

2023/11/26

うん、面白かった。
カタカナの名前に、キャラがなかなか一致せず、
ちょっと時間もかかってしまったけれど、話の展開にグイグイ引き込まれて、途中からは一気読み。
犯人、全くわからなかった。まいった。。
これぞミステリー。