十角館の殺人 新装改訂版 の商品レビュー
「あれっ!?」と思わず言ってしまう種明かしは、ミステリーとしてとてもおもしろかった。思わず読み返したくなる作品。 殺害動機は少し薄っぺらい。それと、登場人物の名前が覚えづらかったせいで、例の一文で驚くのが遅れたのが残念。私はあれ?ってなったのは人数を数えた時。遅すぎる。
Posted by
"ミステリー"という概念そのものを表すような素晴らしい作品でした。まるで自分が十角館に迷い込んでしまったかのような恐怖と臨場感を最後まで味わえます。 登場人物それぞれが個性的でよかったです。ただ、覚えるのに時間がかかりました(..;)エラリイがすきです☺︎ 島...
"ミステリー"という概念そのものを表すような素晴らしい作品でした。まるで自分が十角館に迷い込んでしまったかのような恐怖と臨場感を最後まで味わえます。 登場人物それぞれが個性的でよかったです。ただ、覚えるのに時間がかかりました(..;)エラリイがすきです☺︎ 島と本土、それぞれのパートに違った怖さがあり、どんどん人が消えていく様子がリアルでゾクゾクしました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
孤島もののミステリを読むのは「そして誰もいなくなった」以来かもしれない。 少し前の小説だけど、古さを感じず夢中になって読めた。 「十角館の殺人」というタイトルからして、館の全員が殺されることは分かっていたけど、最後まで生き残ったエラリイが死んだと分かったときは悲しい気持ちになった。 エラリイはとても探偵らしいキャラクターだったので、ミステリをよく読む人からすると、思わず好きになってしまうような人物だと思った。 最後の種明かしは、なんだかとてもドラマチックというか、ここまで読んだからこその意表のつきかたで、心の中で「うわ〜〜…」と悔しくなった。もっとはやくに気づくべきだった!! いくつかの事実や気になるなあ〜と感じた一文が、全部犯人を指し示していた…気づけなかったところも当然あるけど、読者に「あれ?」と思わせるのも上手だな〜と思った。 最後の犯人の独白は、この6人の殺人が思ったより偶発的に、感情的に行われていたことが分かって意外に思った。 最後の壜のくだりがなくても、島田潔が真相を明かすことになっていたんだろうか? 物語の本筋とは関係ないが、島田潔が初めて登場したときに、「ちょっとちょっと笑」となった。 でもその島田潔にカッコいい謎解きパートを与えないのはなんでだろう? とにかく「占星術殺人事件」読んでて良かったあ!!!
Posted by
どんでん返しミステリーの代表作を今さらながら拝読した。 狙った訳ではないが「そして誰もいなくなった」の次に読んだこの作品は、外枠の設定こそ似てはいるものの、全く違う世界観と展開がページをめくる手を止めてくれなかった。 そして、新装改訂版だからこその、あの場面の表し方、魅せ方、、 ...
どんでん返しミステリーの代表作を今さらながら拝読した。 狙った訳ではないが「そして誰もいなくなった」の次に読んだこの作品は、外枠の設定こそ似てはいるものの、全く違う世界観と展開がページをめくる手を止めてくれなかった。 そして、新装改訂版だからこその、あの場面の表し方、魅せ方、、 あぁ、もうこれ以上は言えない 笑 30年以上も前に書かれたものでありながら、それを感じさせない描写と、どんでん返し小説に溢れ返ったこの時代に今もなお読者に与え続けられるあの絶対的な衝撃をもって唯一無二の小説として確立させたことがこの作品の凄さだと思う。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どんでん返し部分はハードル上げすぎたせいで そこまではビックリしなかった。 最近、アヒルと鴨のコインロッカーを 読んじゃったってのもあってだと思う。 でも、叙述トリックものはおもいろいなー だけどストーリーは最高に良かった! やっぱり館ものというかクローズドサークルものは ワクワクしちゃう!笑 読みながら「いつ死ぬんだろう?」「どうやって死ぬんだろう?」って期待ちゃってる自分がいる笑
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった!けど、名前を覚えるのに苦労したし、小説家の名前も別に詳しくないからあの一行も最初はサラッと読み過ごしてしまっていました。その後の警察とのやりとりで「ん??」ってなって改めて読み返して、そういうことか、と。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
叙述トリック大好きで、おすすめを検索すると必ず入っているし、なんなら上位なので期待して読みました。 正直…どんでん返しどこ?!という感じ。 犯人が誰かすぐわかった!とかそんな頭脳明晰読者じゃないんだけど、新聞記事で「誰か生き残ってる」と思って、あだ名と照らし合わせて…その次の頁くらいでもう自白のモノローグがあったから。 するすると読み終えてから、【あの1行】ってどの1行?? と思ってネット検索してみた。 本来ならこの1行で、ドーン!だったのか…。 引き継がれるってあったから、勝手に引き継がれてると思ってた。そういや彼はまだ在籍してるんだっけ。 この作品が発表された当時に読むことが出来ていたなら、すごい!って素直に驚けたのかなぁ。 1987年ですって…。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
YouTubeの本のレビューでこの作品を何度も見かけ、 ミステリー初心者におすすめ!とされているにもかかわらず、読んでないじゃないか、わたし!と手に取った一冊。 孤島の不思議な建物に集まった大学生たちが次々と殺されていく、というオーソドックスな本格ミステリー。 難解な京極堂シリーズを読んだあとということもあってか、読みやすくてあっと言う間に読了。 一番怪しげなあの人が犯人だ!(当たってた)と ごく始めの段階でピンと来たものの、その結末は一筋縄ではいかなかった。 “名前”と言うひとつの試みが この物語を複雑に、そして結末を鮮やか逆転させた。そこが良かった。 本を読みながら気になった点をメモしているんだけど、 そのメモの中で、「ほぼ全員がタバコを吸う」というのは 実際には謎の部分には全く関係なく、当時の時代的なものだったのには苦笑い。 絶対何かある!と思い込んでた。。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かったけど、予想外の部分はほぼなく少し残念。 20年前の作品であり、当時はそんな感じだったのかと思う部分が面白かったりした。 ここからは完全にネタバレの内容 ヴァン=守須=犯人 しか考えられな過ぎて、ミスリードである事を逆に祈ってた。 守須が犯人じゃなければ登場する意味も本土の下りもほとんど意味がないくらい。 むしろ、これがミスリードでさらに恋人の死の真相も違うってのを期待していただけに消化不良。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
犯人は島に行ってる人だとあたりはつけていて犯人自体には驚かなかった。 あだ名が犯人のミステイクに繋がるのは結構ミステリを読んでいなければいけないのでは?って思った。 正直エラリィは犯人ではないと思ったので、ヴァンかポウが死んだ女の子と付き合っててその仇かなと思ったらその通り過ぎて… 最後自分で描いた手紙が自分に届きそれを結局は人に託すという悪になりきれないところもなんかモヤモヤした
Posted by