十角館の殺人 新装改訂版 の商品レビュー
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どんでん返しと言えば…で必ず上がる名作。それなりに楽しんで読み進めたけど、ちょっと期待しすぎてしまったかも。例の部分はあまり驚かなかったなぁ…。 前乗りして準備してた人物って時点でヴァンは最初から怪しかったし、本土パートと島パートであだ名と本名を使い分けてるという点で、この辺りに何かトリックがありそうだと思っていたから、みんなが言ってるであろう「衝撃的な一文」は『あー、なるほどそんな感じねー』って流し読みしてしまった。 この後に十角館という特殊な建物構造を活かしたとんでもトリックがあかされるのか?とか、7人が不自然に忘れすぎてる中村千織の死のとんでもない真相が明らかになるのか?とかワクワクしながら読み進めてたら、そのまま終わってアレ?となってしまった… 期待しすぎてたの一言に尽きるけど、クローズドサークルとか不思議な館、トリックの種明かしなどの王道ミステリーの雰囲気とワクワクを存分に楽しめたなーとは思った。 確かに映像不可能だと思うけど、どうやって実写化するんだろう?
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「衝撃的な一行」があると聞いていたが、 その一行に出会ったとき、驚愕した。 ミステリ作家をよく知っていたら、もっと面白く読めたかも。 どんな風に映像になるのだろうか。 一気読みした作品だけど、読み返すことはないと思うので星四つ。
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特別にきっかけがあって読むことにしたわけではないのだけど、ちょうど読んでみようと借りたタイミングでドラマ化の発表があって驚愕した年の瀬。なるほど、これが十角館か……。さすがによく出来てて嘴を挟む場所がない。確かにこれをどう実写化するんだろと思ったけど漫画化もされてるなら近しいや...
特別にきっかけがあって読むことにしたわけではないのだけど、ちょうど読んでみようと借りたタイミングでドラマ化の発表があって驚愕した年の瀬。なるほど、これが十角館か……。さすがによく出来てて嘴を挟む場所がない。確かにこれをどう実写化するんだろと思ったけど漫画化もされてるなら近しいやり方になるのかな?見る機会を得られるといいけども。
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人の名前が全く覚えられへんかった。 飲み会で死人が出たというのに、その子の名前を忘れてしまっていることに罪悪感の無さが窺える。
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ずっと面白かった。退屈なシーンが本当に全然なかった。自分は鈍感なので最後まで犯人が絞れず、あの衝撃的な1ページは最高でした。ドキドキワクワクが止まらない一冊でした。
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ミステリーの至高、とはこのことか。と感じる作品だった。プロローグからエピローグまで一貫していて、ミステリーとして素晴らしいと感じた。犯人の手口は残虐だが、最後に明かされる怒濤の種明かしが見ていて気持ちが良い。 登場人物があだ名で呼ばれていることから、誰が誰なのか理解するまでに時間...
ミステリーの至高、とはこのことか。と感じる作品だった。プロローグからエピローグまで一貫していて、ミステリーとして素晴らしいと感じた。犯人の手口は残虐だが、最後に明かされる怒濤の種明かしが見ていて気持ちが良い。 登場人物があだ名で呼ばれていることから、誰が誰なのか理解するまでに時間を要したが、このあだ名こそがこの物語のミソだと思う。他のシリーズもある様なので、ぜひ読みたい。
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1987年9月、講談社ノベルス。 角島に建つ十角館。半年前には同じ敷地にあった青屋敷が炎上、何人もが不可解な死を遂げた。十角館に宿泊することになった大学ミステリ研究会の面々の運命は。 なるほど、これは傑作ですね、ラストも含めて。80年代、綾辻氏のデビュー作とは二重に驚きです。...
1987年9月、講談社ノベルス。 角島に建つ十角館。半年前には同じ敷地にあった青屋敷が炎上、何人もが不可解な死を遂げた。十角館に宿泊することになった大学ミステリ研究会の面々の運命は。 なるほど、これは傑作ですね、ラストも含めて。80年代、綾辻氏のデビュー作とは二重に驚きです。「あとがき」でも言及しているが、鮎川氏の旧版解説は爽快ですね。
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ミステリーの沼にはめてくれた小説、 えっ?はっ?って何回もなったあの感じはたぶん一生忘れないだろう。 今ではすっかりテレビより映画より なによりも小説派になってしまった。
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ミステリーのおすすめ本としてこの本が取り上げられてるのを見て、かなり期待した上で読み始めた。 純粋にえ!って驚いたし、 シリーズの他の本も読んでみたいと思った。 欲を言えば、千織の死についてもう少し情報が欲しかった。
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昔読んではいたのですが、久々に読み返したくなり買い直し。ページをめくって出てくる一言でええっ!?となった初読の時の気持ちを思い出し、今読んでもやはりよくできてる!と思えるさすがの良作です。
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