十角館の殺人 新装改訂版 の商品レビュー

綾辻行人【著】

2012/06/16

久々に読み返す。
最初に読んだ時の「やられた〜」感を、今度はゆっくり辿りながら、思い出しながら。
新装改定版ということで、端々に少々手を加えてこれにて最終完成版とのこと。
本格推理ものらしく、おどろおどろとしたエピソードと、これは？あれは？と、
ひとつづつ拾って繋ぎ合わせてゆく、そんな楽しみな部分と
ううん、これがデビュー作だったとは、ほんとにすごい。楽しめました♪

2011/05/16

本当にどうでもいいサイドストーリーだけど、日曜日に仕事に行ったクリピーについて、キッチンでこの本を読んでいたとき不意に、｢三角形の内角の和＝１８０°、四角形＝３６０°、五角形は？」なんて思ってしまった瞬間に、中学２年生にタイムスリップ。ひたすら五角形の内角の和を求めました。
（つっかえてクリピーに吹っかけたところ、平行線に於けるＺの角度は同じ法則を使って求められて半切れしたのは内緒。)
それにしても数学は面白い。

結構昔(言うならば、かーちゃんの青春全盛期)に書かれたものらしく、典型的密室系ミステリー。
罪のない人は殺されないよう、登場人物全員に“過去に犯した罪”があり、かつ全員が都合よく密室に会する、むしろ誰も死なないほうがおかしい、金田一(ＯＲコナン)シチュエーション。

多分普段通り、流して読んでいたらキャラクターの特徴がつかめないまま、誰が誰か分からないまま終わってた感があろう話。
なんたって、登場人物みんなニックネームだし。（ま、それがツイストに大きくかかわってくるんですが)。
ラッキーなことに、本を読む以外ひたすらチップスを食べるしかないクリプティックのキッチンで読んでいたため、メモ片手に人物把握を頑張った自分。
お蔭で個々の特徴をしっかり掴んで、最後のキックもきちんと受け止められました。
きちんと？ええ。実際に｢・・・ぅぅぉぉぉおおおおおおおお！！！！！お前かーーー！！」って叫びました。誰もいない日曜のクリプティックのキッチンで。

人物描写が乏しい代わりに人物中心に進む話なので、是非メモ片手に読み進めることをオススメします。

2011/05/01

最高のバランス。ミステリーの王道って感じ。あーそうきたかなるほどって、気持ちよく読める。先入観だったねー。

2011/05/01

普通に面白かった。
スラスラ読めるし、おぉ！という感じではあるが、これを機に館シリーズを読みたいとは思わなかった。

2011/04/27

こういうクローズドサークル内での殺人物は、過去、クリスティーをはじめとして数ありますが、これも名作と言えるでしょうね。まず、登場人物の名前がそれですもんね(笑)

2012/12/29

借本。
著者の本はこれが初めて。
凄い！
ミステリーはあまり得意ではないけど、面白いのなんの。
苦手な人にもおすすめしたい一冊。

2011/04/16

面白かった。
アレコレと考えながら読んだけど、いい意味で裏切られた。
あの一文に出会ったときの、ぞくり、とした感覚。たまんない。

2011/04/08

こんな感じな？あんな感じかな？って考えながら読んでたけど、結局当てられなかった。ただ、特別驚く話かというとそれほどでもない・・・かな。でも、本格的なミステリーでおもしろいと思う。

2011/04/12

すげー。これの一言にすぎる。叙述トリックと知って読んでいたものの、結局誰が犯人かわからないまま"あの一文"に出会ってしまった。トリック自体に面白みを感じるタイプの人だと・・・かもしれないけど、そうでないのならかなりの確率で楽しめるはず！少なくとも、自分は楽しめた。

2011/03/30

ミステリにチャレンジしようと思い、「あ」の作者から、でたまたま手に取ったもの。面白かった、館シリーズを読もうと思った。ミステリにハマるきっかけ…当たりで良かった。