十角館の殺人 新装改訂版 の商品レビュー
読書メーターで評判を見かけて読んでみた。読書メーターでのコメントにも見受けられる「あの一行」が気になりつつ読んでいたけど、まんまと驚かされた(笑)しばらく意味が理解できず、何度か初めの方を読み返してしまった。この本の構成もそういう意図があったんだなあとそこで改めて納得。単純な自分...
読書メーターで評判を見かけて読んでみた。読書メーターでのコメントにも見受けられる「あの一行」が気になりつつ読んでいたけど、まんまと驚かされた(笑)しばらく意味が理解できず、何度か初めの方を読み返してしまった。この本の構成もそういう意図があったんだなあとそこで改めて納得。単純な自分としてはこの意外性を味わえただけで満足です(笑)
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上をみれば下にあり、下をみれば上にあり、母の腹を通り子の肩にのるもの、なんだ? わからんかった。w こういう小ネタが好き。
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「衝撃のラスト」と銘打たれているが、今読むとよくあるパターン(勿論当時は斬新だったのだろうが)。僕はラストよりその途中の運びが上手いと感じた。 序盤は青司が生きているのでは?庭師が生きているのでは?と+αの存在を臭わせ、また、冒頭の会話に出てきた「嵐の山荘」と似た「孤島」という...
「衝撃のラスト」と銘打たれているが、今読むとよくあるパターン(勿論当時は斬新だったのだろうが)。僕はラストよりその途中の運びが上手いと感じた。 序盤は青司が生きているのでは?庭師が生きているのでは?と+αの存在を臭わせ、また、冒頭の会話に出てきた「嵐の山荘」と似た「孤島」という状況で外部犯という可能性を消す(途中で青司は死亡していて、かつボートで移動が可能、と判明するが僕はこれをスルーしてしまった。勘の良い人ならここで本土側が怪しいと気付くのだろうか)。 結果的に「+α」の「内部犯」でなく「ーα」の「外部犯」というオチ。上手い!ミスリードというやつか? それに各々がミステリ研究会メンバーということで可能性を潰していく展開も考えながら読み進める上で良かった。まさに本格ミステリー。
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ミステリ好きなら一度は通る館シリーズ。有名すぎていまさらいうことはありませんが、今はじめて読む人がどういった感想を持つのかは気になります。
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読んでいくうちにみんなが疑わしくなってわからなくなる。でも徐々に人数は減っていく……。そして一行で全てがひっくり返る!
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某女流作家さんが読んでいる途中に本を取り落としたくらい衝撃だった…というエピソードを聞いて、これは読んでおかなくては!! と勢い勇んで手に取った本。 取り落としこそしなかったものの、 あれは確かに読んでいてなかなかインパクトのある1行でした。 いわゆる本格物をそんなに好まない傾...
某女流作家さんが読んでいる途中に本を取り落としたくらい衝撃だった…というエピソードを聞いて、これは読んでおかなくては!! と勢い勇んで手に取った本。 取り落としこそしなかったものの、 あれは確かに読んでいてなかなかインパクトのある1行でした。 いわゆる本格物をそんなに好まない傾向にあるので、全体としては「あ~、はいはい、なるほどねぇ」という感想。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
トリックが分かった後、やられた~と思いました。衝撃でした。 最初は海外の推理作家のニックネームが覚えられなくて読みにくいなぁと思ったのですが、途中から慣れてきて一人ずついなくなるドキドキ感も最高でした。 クローズド・サークルの中で一番好きな作品です。
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推理小説好きがこれ読んでないなんて信じられない!といわれるクラスの歴史的話題作。ようやくようやく読みました。なるほどねぇ。。。これはもちろんアガサの「そして誰も」に影響を受けたんだろうけど、インシテミルも、これの影響受けてたんだろうなぁ。1987年初版だからなぁ。24年もまえの作...
推理小説好きがこれ読んでないなんて信じられない!といわれるクラスの歴史的話題作。ようやくようやく読みました。なるほどねぇ。。。これはもちろんアガサの「そして誰も」に影響を受けたんだろうけど、インシテミルも、これの影響受けてたんだろうなぁ。1987年初版だからなぁ。24年もまえの作品とすると、ほんとに衝撃作だったのかもなあ。ええっ!ていうオドロキはたしかにある。大量殺人に踏み切る動機とかには、あまり同調できないんだけど、、、とにかくこれは、トリックを楽しむ作品なんだろうから、そういう視点では大満足。でも、犯人がわかっちゃってからは、再読する楽しみはあまりないかもなぁ。。。まあ、推理小説好きなひとには、1度は読んでみたらいいよ!と推せる納得の1冊!でした。
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アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を数日前に読んでいたこともあり、本作品の登場人物の設定・物語の世界観を一味違った心持で楽しめた。他のミステリー作家の代表作を読めば、さらに楽しめるだろうか。 推理と謎が交錯する様は、とても楽しめたし、何よりもことがとんとんと進むので...
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を数日前に読んでいたこともあり、本作品の登場人物の設定・物語の世界観を一味違った心持で楽しめた。他のミステリー作家の代表作を読めば、さらに楽しめるだろうか。 推理と謎が交錯する様は、とても楽しめたし、何よりもことがとんとんと進むので読みやすい。ただ、登場人物の心情や世界の描写が、時に簡素であったことから、物足りさを感じることもあった。たとえば、文中に出てくる”謎”があったとして、それに関して考える。しかし、表現が以上の理由から、出された謎と推察が結びつきやすい。つまり、ワクワク感があっという間に蒸発すると言おうか。 それにしても、叙述的トリックには「あっ」と言わされた。文字通り言ってしまった。構成もさることながら、登場人物の設定や名前等の様々なものが、うまくはめ込まれていったんだろうなぁ、と尊敬するばかりです。 楽しめました!
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なかなかの衝撃でした。これが叙述トリックか!と思わせるあの1行。他の叙述トリック物とも一味違う作品だと思います。
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