十角館の殺人 新装改訂版 の商品レビュー
大好きな作品です! ラストは微妙ですが。。 冒頭のエラリーの言葉に共感! 「社会派式のリアリズム云々は、まっぴら…。ミステリにふさわしいのは、名探偵、大邸宅、怪しげな住人たち、血みどろの惨劇、不可能犯罪、破天荒な大トリック…。」 やはり嵐の山荘、クローズドサークルものに惹かれ...
大好きな作品です! ラストは微妙ですが。。 冒頭のエラリーの言葉に共感! 「社会派式のリアリズム云々は、まっぴら…。ミステリにふさわしいのは、名探偵、大邸宅、怪しげな住人たち、血みどろの惨劇、不可能犯罪、破天荒な大トリック…。」 やはり嵐の山荘、クローズドサークルものに惹かれます(^-^)
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正統派ミステリって感じで面白かった。トリックも種明かしも素晴らしいマジックのよう。ただ、犯人の動機というか、殺人に至るまでの葛藤がけっこうあっさり。安心して楽しめるミステリだなあ。
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衝撃の1行がちょうどページをめくったところに書かれていて、 思わず声を上げそうになりました。 登場人物は、エラリー・クイーン、アガサ・クリスティ、ジョン・ディクスン・カー、ガストン・ルルー、ヴァン・ダイン、エドガー・アラン・ポー、バロネス・オルツィの名を名乗る島にいる7名と、本土にいる江南と守須と島田の3名。 江南がコナン・ドイルの名で呼ばれていたら、守須はモーリス・ルブランと思ってしまうでしょうが! 完全に騙されました。気持ちのいい騙され方です。
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いっきに読み終わった、最後まで犯人がわからなかった。これがデビュー作とは‥、他の作品も読んでみたくなった。
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初めてのミステリーで初めての綾辻作品でした。 あの「一行」のために作られた演出達に圧巻。 最初茫然として読み返しましたとも、ええ。 トリック云々もだけど、キャラがみんな立っていておもしろい。
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私が読むミステリといえば広い意味でのミステリというくくりの本が多かったので入り込むまでにちょっと時間が掛かりましたが途中からはすんなり読めました。 なるほど帯に書いてあった「1行で世界が変わる」に納得。 きっとそれはこの1行の事を言ってるんだろうと思われる箇所を 読んだとき確かに...
私が読むミステリといえば広い意味でのミステリというくくりの本が多かったので入り込むまでにちょっと時間が掛かりましたが途中からはすんなり読めました。 なるほど帯に書いてあった「1行で世界が変わる」に納得。 きっとそれはこの1行の事を言ってるんだろうと思われる箇所を 読んだとき確かに「なにぃ!?」と一瞬ページをめくる手が止まりました。 評判どおり面白かったけれど、私はやはり殺人がおきて犯人は誰か、 トリックや手段はどうだとかよりもその時の人間心理が読みながら追える または想像できる物がすきなのかなと思ったりもした。
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無人島の館にて。。。設定はこてこれの推理小説。 つまらなくはない。 ただ、前評判が高すぎて、期待が大きかっただけに。。。
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孤島と本土を舞台に繰り広げられる連続殺人を描いた、本格派ミステリー。 登場人物の殆どが推理小説研究会のメンバーなだけあって、ミステリー好きならではの会話が多く、又、推理物の好きな読者なら反応してしまう要素に満ちている。 シチュエーションに好奇心をを隠せなかったり、ちょっと気取っ...
孤島と本土を舞台に繰り広げられる連続殺人を描いた、本格派ミステリー。 登場人物の殆どが推理小説研究会のメンバーなだけあって、ミステリー好きならではの会話が多く、又、推理物の好きな読者なら反応してしまう要素に満ちている。 シチュエーションに好奇心をを隠せなかったり、ちょっと気取ってみたり、怯えて取り乱したりといった登場人物達それぞれの動きがリアルであった。 文体も綺麗で読みやすい。 但し私には、ミステリーでよくある「次のページをついついめくって最後まで読んでしまう感覚」が味わえなかった事と、動機がすぐに読めてしまった割にあまり心に迫る描かれ方をしていないように思えた事が残念。 研究会メンバー達が互いをミステリー作家達の名前をニックネームにして呼び合うという設定や孤島と本土といった舞台を上手く生かしているところが秀逸だと感じた。
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ミステリー好きな人は一回読んでみて頂きたい一冊。 しかも、殺人の動機や手段自体は、残酷かつ身勝手なのに、全ての真相が分かり、最後まで読み終わった後、安心感や、充実感がしんみりと押し寄せてくる感じ・・・。 とにかく久々にミステリーでヒットです。
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(裏表紙より) 十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける! *** これこそ本格ミステリーという感じでした…!裏表紙に書かれているように、驚愕の結末が読めます。伏線の張り方も凄いし、まさかこの人が…!というような犯人と、そのバラし方。なるほどこういう風になっていたのか!と驚きながら種明かしを読むことが出来ます。 ☆3つなのは『インシテミル』を先に読んでしまったから、舞台、登場人物、世界観ともにそちらの方が好み+重なるところがある+勧善懲悪ではない+少し上手くことが運びすぎ?と思ったからだったのですが、十角館の方は1987年刊行(本書は新装改訂版)で、その時点でこれほどまでに完成されたミステリーがあったことが驚きの一言です。 現代ミステリー隆盛の火付け役という言葉がありますが、本当にその代表的な本なのだなぁと感じました。
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