十角館の殺人 新装改訂版 の商品レビュー
★★★★ 「イニシエーション・ラブ」をはじめとして、至るところで「最後の一行でのどんでん返し」「新本格推理の金字塔」と言われているのを見てきたので、自然と「なんとしても解いてやる」的な読み方になり、問題の一行は少し前に分かりました。しかし25年前のデビュー作でこれだけ緻密な構成...
★★★★ 「イニシエーション・ラブ」をはじめとして、至るところで「最後の一行でのどんでん返し」「新本格推理の金字塔」と言われているのを見てきたので、自然と「なんとしても解いてやる」的な読み方になり、問題の一行は少し前に分かりました。しかし25年前のデビュー作でこれだけ緻密な構成・叙述というのはやはりすごいと思います。
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読んですぐこの作品の仕掛け、犯人についておおよその見当はつきましたが分からない部分もあったので、目に飛び込んできたあの一行には「やっぱりな」と自分の推測の正しさを確認すると同時に「そうだったのか」と驚かされました。 ミステリ読み始めの方にオススメしたい作品です。
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アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』がモチーフとなった新本格ミステリ。 ふたを開けてみるといたってシンプル。そこに気が付かないよう、そして結末に納得できるだけのギリギリの情報を示して、読み手を騙す手法はやっぱり上手いと思う。 動機付けが若干弱い気もしたけど、サクサク読...
アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』がモチーフとなった新本格ミステリ。 ふたを開けてみるといたってシンプル。そこに気が付かないよう、そして結末に納得できるだけのギリギリの情報を示して、読み手を騙す手法はやっぱり上手いと思う。 動機付けが若干弱い気もしたけど、サクサク読めてミステリの雰囲気を味わいたい人なので、そんなに気にならなかった。あんまりドロドロダラダラやられると読んでて嫌になっちゃうから、これくらいがむしろちょうど良いかなぁ。 綾辻さんのこういったミステリは、もう一回読みなおしても全然楽しめるから嬉しいよね。
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後輩から勧められた一冊。アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』のあとに読むといいですよといわれ、そのとおりに。 読んでなくてもきっとラストのあの有名な1行には衝撃を受けたと思いますが、『そして誰もいなくなった』を読んでからだとさらに衝撃度がアップすると思います。 これ...
後輩から勧められた一冊。アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』のあとに読むといいですよといわれ、そのとおりに。 読んでなくてもきっとラストのあの有名な1行には衝撃を受けたと思いますが、『そして誰もいなくなった』を読んでからだとさらに衝撃度がアップすると思います。 これから読む人も、『そして誰もいなくなった』を読んでからをおすすめします。 そして新装改訂版はその衝撃の一行がページをめくった最初にくるようになっているので、新装版がおすすめです。 衝撃の1行のあとは、誰もが先には進まず、数ページ前を読みなおす作業をするのではないかと思います。
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★3.5 そこか!って感じでびっくり。 久しぶりに純粋にトリックを追ったミステリー小説を読んだ感じ。 面白かったけれど、私はミステリー小説のトリックより人間の心理とかそっちの方が好きかなーと再確認。
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出張お供ラスト。日本に帰ってきて読み切り。久々にガッツリミステリ。帯にあったとおり「一行で驚愕」。「えっ」って声でちゃったもん笑 楽しめました。
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京都大学出身で本格ミステリとして名を馳せる綾辻さんのデビュー作。 僭越ながら言わせて頂くと「普通のミステリ」である。 普通というレベルのものを作ることがどれほど大変な苦労をすることかは知っているが、デビュー作で「こんなものが書けるのか!?」と度肝を抜かれる作品が世の中にはあるので...
京都大学出身で本格ミステリとして名を馳せる綾辻さんのデビュー作。 僭越ながら言わせて頂くと「普通のミステリ」である。 普通というレベルのものを作ることがどれほど大変な苦労をすることかは知っているが、デビュー作で「こんなものが書けるのか!?」と度肝を抜かれる作品が世の中にはあるので、実直な感想を言わせてほしい、普通ですと。 でも断じてつまらないというこてではない。 おもんない! 興ざめ! という訳では決してない。 面白いのである。 鳥肌がたったくらいだ。 タイトル通りに殺人が起こっていくんだろうなぁとワクワクしながら読んでいたし(推理が楽しみという意味のワクワクw)、そのトリックにも見事に騙された。 でも解決が何だか無理矢理というか、そりゃまぁ伏線はあるんだけども、回収の仕方が「えっ、こんななの?」と今までの興奮が一気に冷めてしまった。 でもシリーズモノのようだから、別の作品も気が向いたら買ってみようかなと思う。
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プレゼントに。 いわゆる「新本格」とよばれるミステリ。脳味噌使った!って感じですごく楽しかった!その割に推理かすってもなかったけど!笑 たぶんそういう仕掛けなのだから観念する。例の一文の箇所はページをめくる手が文字通り震えた。 あともう20年以上前の本て感じも良い。言葉遣いとか、...
プレゼントに。 いわゆる「新本格」とよばれるミステリ。脳味噌使った!って感じですごく楽しかった!その割に推理かすってもなかったけど!笑 たぶんそういう仕掛けなのだから観念する。例の一文の箇所はページをめくる手が文字通り震えた。 あともう20年以上前の本て感じも良い。言葉遣いとか、喫煙者が大きな顔を出来てる感じとかね笑
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初めて読んだ時、そのたった一行に驚愕した。 今でも大好きな作家さんの一人であり、このシリーズをこよなく愛している。いわゆる「本格」の中では綾辻氏が一番好き。 特に、シリーズ通して江南くんがちょっとアタフタしていて好きだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久しぶりの新本格。 アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」をリスペクトした作品 トリックはわかってしまえば簡単で、完璧ではないのに思いこみを誘導された。探偵役が探偵の役割を果たしていないのが不満
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