十角館の殺人 新装改訂版 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
とても読みやすい作品でスラスラと展開に飽きることなく、 喰いつくように読んでしまいました。 エラリィの発言にすごく納得した私ですが、 やはりミステリ、推理小説というものには ドロドロとした日常で起こるのではなく 密室、無人島などというような非日常シチュエーションを期待してしまいます。 そしてこの話はその期待を裏切らない、 本当に素敵な純ミステリだ、と 終始感心してしまいました。 あらすじとしては無人島に滞在することになった7人の学生 その島内で連続殺人が起き、、、、というようなお話です。 7人の学生がそれぞれミステリ作家の渾名を持っており 私はそこが1番入りやすかったかなぁ、と思います。 有名な作家さんの名前が使われているというだけで ミーハーな私の興味を引くのには十分すぎる内容です。 そして綾辻さんがこれらの本を読んできたんだろうな、と想像するとまだまだミステリを語るには自分は読みたり無さ過ぎる、と思いつつもレビューを書いています、、、。 個人的にはエラリィか紅さんが怪しいと思ってたのにな~ ページをめくった時思わず「え?」と声に出てしまいました。 私は勿論、守須はモーリスが来るとばかり考えていました(作家の知識は少しあっため)。 そして私は彼の背格好、服装、言動から完全に物静かでクールなバイク乗りというイメージで「守須」という完璧な一人の人物像を描き出した状態で話を読み進めていたため、 「モーリス」ではない呼ばれ方であると知った時の衝撃たるや。 本当に作者の思い通りにひっかかってます、、、。 あの一行でそこまで読んだ話が走馬灯のように目の前を過ぎりました。 うーん、すごい。 切迫した雰囲気を犇犇と感じることができ、自分が感情移入しやすいからかわかりませんが、まるで自分が狙われているのでは、、、という恐怖心さえ抱きました。 所謂「新本格」と呼ばれるものは初めて読みましたが、 なるほど、これは熱狂的な読者がいるのが納得できました。 もう少し早く出会っていたかった!と思わせるようなとても素敵なミステリです。
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全てはあの一行の為に作られていると言っても過言ではない。上手く騙された感が一気に襲ってくるのがいい!
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半年前に悲惨な事件があった孤島 角島に集まった7人のミステリ研の少年少女たち。 そして今度は自分たちが、悲惨で壮絶な連続殺人に巻き込まれる。 犯人は内部犯か。それとも外部犯か。それとも。
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話の進め方や凝りに凝ったトリックは本格派ミステリーの肩書きを納得させる物だった。孤島に閉じ込められるというよくあるパターンだなと思ったが、やはりミステリー、最後にあっと言わされた。
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十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級な、驚愕の結末が読者を待ち受ける! '87の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が...
十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級な、驚愕の結末が読者を待ち受ける! '87の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。
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どんで返しというよりかは、その叙述トリックに驚かされる。 どんどんと真犯人判明に向けて突き進んでいくので、スラスラ読めます。 しかしこの手のトリックはどんなに警戒して読んでいても、その時が来るまで判らないものです。。。 核心の1行を読んだ時に思わず「えっ!?」と言ってしまう...
どんで返しというよりかは、その叙述トリックに驚かされる。 どんどんと真犯人判明に向けて突き進んでいくので、スラスラ読めます。 しかしこの手のトリックはどんなに警戒して読んでいても、その時が来るまで判らないものです。。。 核心の1行を読んだ時に思わず「えっ!?」と言ってしまう作品でした。
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面白かった。おそらく出た当初に読んでいれば、ものすごい衝撃だったと思う。ただ、当時、自分はガキンチョだったので… 今となっては似たような展開もあったりしたような。登場人物のタバコに対するこだわりに時代を感じた本でした。
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「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせる孤島もの。犯人がヴァンだとは思ったが、それが守須と同一人物だとは読めなかった! 名作と言われるだけのことはあるミステリーだった。
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おすすめのミステリを聞くと大抵挙げられるこの作品にやっと挑戦。 下敷きにしている先行の作品があるのでそちらのイメージに釣られて引っ掛かってしまいました。意外な真相の配置が巧みでこれだけでも評価したくなります。
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面白かったけど、そこまでではなかったかなぁ。いや、犯人は読めませんでしたが•••。叙述トリックも鮮やかだし。なんでだろう。
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