十角館の殺人 新装改訂版 の商品レビュー

綾辻行人【著】

2024/07/28

半分ぐらいまでは「読むのやめちゃおっか」と、何度か思うものの、最後まで読み終えることが出来たということは、それなりに良く出来てたからだと思う
何度もツッコミつつも、、

やっぱりアガサクリスティーは偉大だなぁ
またこれをきっかけに推理小説を読もっかなぁと思わせてくれた作品

2024/07/27

映像化のティーザーを見て知っていたので、映像の前に小説を読まねば！と急いで読んだ名作。

ミステリー初心者にはぴったりの作品だった。
トリックやストーリーの進み方、舞台の面白さなど、かなり前の作品だが、さすが名作、分厚い文庫本でもするすると読めた。

1点ミステリー小説について学んだのは、あくまで『謎』を楽しむものであるんだなということ。
どうしても犯人の動機が薄く感じ、いわゆる純文学などの人間の怖さと言う部分ではなく、謎や仕掛けのエンタメ性を楽しむものなのかなと。
綾辻先生の他の作品や、名作ミステリー作品をこの作品を皮切りに楽しんでみようと思った。

2024/07/27

遂に読めたミステリーの金字塔！
有名な一作であることは知っていたのですが、読書を最近はじめた自分にとっては全て新鮮で世界観に引き込まれました！
しかも、少し前に読んだ、アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」のオマージュ！あの傑作にどう挑むんだろうとワクワクが止まりませんでした

読み進めていくにつれて、何とか著者を出し抜いてやろうと色々な可能性を考えるのですが、全て先回りして潰され。。。笑　うまい具合に手玉に取られた感じで悔しい～！
結局自分は最後まで真相に辿り着けず、いわゆる「衝撃の一行」ではしばらくページにいけませんでした・・・！そうか、そんな手があったのかー！！
ここから沼にハマっていく人の気持ちが分かります。。。ミステリーって本当に面白い！

2024/07/25

確かに”あの一行”だった
衝撃的すぎました
一方的な解釈をして惨虐な事件を起こした犯人には引き気味だが、人の為に事件を起こす行動力には惚れた笑笑

2024/07/24

綾辻行人さんのデビュー作にして本格ミステリーの名作と名高い本作
『十角館の殺人』

評判どおりでめちゃめちゃ面白かった。
ミステリーに詳しい訳ではないが、絶対に騙されないぞ！と意気込んで読んだせいか、序盤から行動パターンに違和感を感じてマークしていた通りの犯人だった。
少しはトリックに耐性がついたのかも♪
いやまぐれだろうな。笑

ふと違和感を感じた理由を考えれば、犯人の行動パターンに既視感があったからだ。
もしや本作がお手本になっていたのか？
単に王道パターンなのか？

本名でなく渾名で呼び合う登場人物達、
半年前に起きた青屋敷事件と手紙との関連性、
「島」と「本土」で平行して進む構成、
どれを取ってもミステリーを楽しむ要素が詰まっている。
そして最後に待ち受ける犯人目線の独白。

犯行動機の弱さとか犯行の手荒さはさておき（えらそうに、すみません）、エンターテイメント性のとても高いミステリー小説で、ページを捲る手が止まらない。これは作り物として魅せる方の作品なんだろう。

余談だが、新装改訂版ということもあってか解説の長いこと長いこと･･･
それも含めて人気の高さを十分に堪能できる作品だった。

2024/07/24

面白かった！

あの一言までは、完全に他の人への注意や疑惑の目を向けていた。その気の逸らし方が見事だった。

思い込ませること。どこかに注意を向かせること。
そうすることで自分へのターゲットを逸らす。

そして最後には自分が蒔いた種によって、裁きを受けることを選んだ。はず。。
そこも、また結末としてまとまっていて気持ちよかった。
最後、あのまま逃げ切っていたら何かモヤっていた部分があったが、そこまで綺麗にまとめるとは。

各人物の呼び方がそこにかかってくるのか。最初、読み始めたころは、こういうのがトリックに繋がるんだろうなーと思いつつ、途中からは馴染みすぎてそんなことを忘れていた。自分も気を逸らされていることに気付かされた。

あの一行を読んだ時は、思わず1人でお風呂の中でえ！？って言ってしまった。
他の作品についても読んでみたいと思った。

2024/07/22

あの一言を言われた瞬間鳥肌がたった。
今まで読んだミステリーで1番面白かった！
見破れなかったのが悔しい。。

2024/07/21

「一文で驚く｣との前評判で、期待して読んだ。確かに叙述トリックで、前のページを遡って確認した。ただ、「殺戮にいたる病」を読んだ時ほどの衝撃はなかった。何故だろう。

2024/07/19

ニックネームや小物の使い方、人間同士の関係とか面白かった。あと終わり方も結構好き。犯人は割と最初の印象のままって感じで、その心境に入り込めるかは人次第な気もします。

2024/07/19

これが綾辻行人か！と感嘆した。
ミステリ初心者なので犯人やトリックを解き明かすことは早々に諦めてはいたものの、それなりに展開を予想しながら読んでいたのに、最後までまったく分からなかった。大変楽しく読めました。