十角館の殺人 新装改訂版 の商品レビュー
犯人が最後まで分からず、犯人が分かる場面でとても驚いた。 この作品は実写化無理だろうなと思っていたら実写化しているようで驚き。
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日本人の物語なのに、ミステリ研究会の登場人物が全て片仮名ニックネームなので、横文字ネームが苦手な私にはまず名前とキャラクターが覚えにくかったです…。 登場からずっとニックネームで呼び合い、本名の説明がないのは何でかな~と疑問に思っていたら、そこにトリックがあったとは。 (映像...
日本人の物語なのに、ミステリ研究会の登場人物が全て片仮名ニックネームなので、横文字ネームが苦手な私にはまず名前とキャラクターが覚えにくかったです…。 登場からずっとニックネームで呼び合い、本名の説明がないのは何でかな~と疑問に思っていたら、そこにトリックがあったとは。 (映像化の場合はどうやってバレないように 配役にするのかな?)気になります。
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ぬお!!!! と思わず声が出てしまう程の衝撃。 いやはや、お見事です。 いつか読んでみたいと思っていたこの作品、楽しく読むことが出来ました。 読んで良かった〜。 実写化もされましたが、そちらを観ようか観まいか迷い中です。
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小説だからこそ楽しめるミステリー。漫画や映画などメディアが多様化する時代に、小説の面白さを教えてくれる。 絶海の孤島で謎の館、次々起こる殺人、傑作と言われるのも納得の一冊だった。
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読んだのは図書館で予約した、30周年の記念刊行本。 33名もの作家によるお祝いのエッセイが書かれたスペシャルブックレット付き! めちゃ得した気分♪ 十角館の殺人 限定愛蔵版 2017年発刊 講談社 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?...
読んだのは図書館で予約した、30周年の記念刊行本。 33名もの作家によるお祝いのエッセイが書かれたスペシャルブックレット付き! めちゃ得した気分♪ 十角館の殺人 限定愛蔵版 2017年発刊 講談社 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000190500 ーー ミステリーフリークに聞けば名前があがるこの作品。 いつか読んでみたいとは思っても、なんだか気軽に手を出していいのか?そんな畏怖の念もあり、ついに! 読み始めるとすらすら進んでいくページ。 ミステリー好きの大学生のさながら合宿とでもいうか、人生謳歌している。 喫煙の多さとか女性のファッションとか、1987年という時代を感じつつも、学生の自由さや好奇心旺盛な、若者の空気が楽しい(…あとに惨劇に慄くとこになるが) 人物のニックネームが推理作家の名になっていてカタカナに弱い私には馴染むまで戸惑ったが、ここにも伏線が張られていたとは。 十角館という建築物からして魅了的だし、連続殺人で追い詰められていく心理描写にはハラハラしっぱなし。 島パートと本土パートと時間軸を追いかけながら、これがどこで接点をもつのか気になってしかたなかった。 コイツが犯人だ!と目星をつけていたのに見事に外れた、、 そう、『衝撃の一行』!! 答え合わせをしても、距離や時間がそんな上手くいく??っていう気もしたけれど、こんなトリックを仕掛けるのがもう驚き。数々の謎も伏線回収はバッチリ。 お決まりの名探偵が現れるのをまっていたが、、 ラストの締め方まで、お口あんぐり…。 もういちど最初から読み直したい! いまならネットにスマホ、写真に動画撮影、DNAなどなど、ミステリを解明してしまうものがあふれている。 当時は頭のなかだけで想像して展開して解明しようとする、楽しむ余韻があるのも良い。 ミステリって面白い! ファンの方々に『あの一行を読んだショックをもう一度味わいたい!』と言わせる作品の力よ。 どうやらこの作品からミステリの新しい窓が開かれたらしい。 そして本作を読み、小説家を目指した人も多数!! そういう作家からのお祝いコメントが詰まっている「スペシャルブックレット」を読めたのもラッキーだった。
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この話は、離島である角島と本土で話が同時並行で進んでいく。最初は角島の登場人物7人全員が有名ミステリー作家のファーストネームで呼び合っているところがとっかかりにくく、睡眠導入にちょうどいいなあくらいのつまらなさだった。本土は普通に苗字と名前で呼んでいて、なんでこっちだけなんだと思...
この話は、離島である角島と本土で話が同時並行で進んでいく。最初は角島の登場人物7人全員が有名ミステリー作家のファーストネームで呼び合っているところがとっかかりにくく、睡眠導入にちょうどいいなあくらいのつまらなさだった。本土は普通に苗字と名前で呼んでいて、なんでこっちだけなんだと思っていたが、それが結末への布石であり、最後の離島と本土の話の交わり方が本当に綺麗かつ衝撃的だった。記憶を消してもう一度読みたいそう言える作品だった。
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ミステリーをあまり読んでこなかったので、色々なところでおすすめされているこの本をまずは手に取ってみました。衝撃の一行と呼ばれる部分は一瞬気付かずに読み進めてしまったのですが、あとから「ん?おかしいぞ?」と気付いてじわじわと衝撃が広がりました。(笑)そしてすぐに二作目の水車館の殺人...
ミステリーをあまり読んでこなかったので、色々なところでおすすめされているこの本をまずは手に取ってみました。衝撃の一行と呼ばれる部分は一瞬気付かずに読み進めてしまったのですが、あとから「ん?おかしいぞ?」と気付いてじわじわと衝撃が広がりました。(笑)そしてすぐに二作目の水車館の殺人を買いに行きました、それくらい面白かったです。
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本当に良かった。本格的にミステリーを読み始めるにあたって最高の滑り出しになった作品。 多くは語らない。もう一度読むべきだぞ、私。
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ついに、ようやく、というか、やっとこさで「新たなミステリーの時代を開いた」と言われている綾辻行人さんのこの作品を読む事ができました。バカな私は数年前まで綾辻さんとこの作品の存在は知っていたものの、その内容や重要性・位置付けについては全く知りませんでした。やはり、ブクログの威力は凄...
ついに、ようやく、というか、やっとこさで「新たなミステリーの時代を開いた」と言われている綾辻行人さんのこの作品を読む事ができました。バカな私は数年前まで綾辻さんとこの作品の存在は知っていたものの、その内容や重要性・位置付けについては全く知りませんでした。やはり、ブクログの威力は凄まじいですね。 作品のプロット、構成、主人公達の視点等々については本当に素晴らしい。ただ、「そして誰もいなくなった」をモチーフにして作られた作品であることがわかっていたので、プロローグで誰かわかっていない「犯人が殺人計画を綿密にしたためてガラス瓶に詰めて海に投げ入れた」ところで、「一体誰が犯人なのか?この瓶が見つかった時点で犯人は死んでいるのか生きているのか?」わからないものの、作品の最後の方で瓶の中のメモにより、事件の全容が明らかになる場面を想像してしまいました。少し残念。(作品ではメモにより明らかになったわけではありませんでしたが) ただ、アガサの作品と異なり、現場となる「島」とそこから離れた「本土」で、事件の発生と謎解きが「異なる人物達」で同時並行的に行われる。この展開がとても刺激的で、ほぼ一気読みに。 もちろん、犯人が誰なのかは全く分からないまま「衝撃の一行」というか「一言」に突入してしまいました。そしてエピローグを読んで頭が混乱してしまったのでした。 さらに私は(最悪なことに)未だにどうして登場人物のS氏が犯人を見破ったのか?(いや見破ったのではなく犯人が自滅しただけかもしれませんが)正確に理解できていない状態のままなのです。読み返してみようか?どうしようか?と逡巡しているところです。 綾辻さんの「新装改訂版あとがき」を読んでいると「そうなのか」ということがいくつか出てきました。 まず、綾辻さんと私は同い年、というか生まれた西暦が同じで、まさにこの作品が描かれた頃は大学を卒業して社会人になって間なしの頃。ちょうどワープロが各課に一台ぐらいあったでしょうか?いやいや、ワープロではなくNECの98シリーズでした。アプリは一太郎と花子。世の中ではワープロ専用機が出回っていました。時代背景がほぼ重なっているんです。場所は異なるのですが、作品の中に流れている音や匂いが少しわかるような気がします。 大学生のことを1回生、2回生・・4回生と言っていたのは京大だけではなく、関西の大学はみなさんそう言っていたように思います。私も東京に転勤してしばらくしてから、友人が「ちょうど大学3年生の頃・・・・」というような話しを聞いて大きな違和感をおぼた事がありました。 まあ、この歳になって綾辻さんの作品を初めて読むと言うこともあるのです。極めて稀なのでしょうが。 まだ、読み返すかどうか?迷っています。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
たった1行で全てが本当にひっくり返る! その1行がページめくった最初にきてるので、間が生まれて読み手をさらに引き込ませます。 ミステリーの名作に名の上がる理由がわかりました。納得の作品。
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