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おにたのぼうし の商品レビュー

4.5

63件のお客様レビュー

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2010/02/12

節分の日の、小さな鬼のお話。 何も悪い事をしない、人(?)のいい鬼なのに、最後は黒豆になって消えてしまう、切ないお話し。 節分に「鬼は外」というのに罪悪感を感じますよ。

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2009/11/26

~あらすじ~ 節分の日に、貧しい女の子のうちに心優しい小鬼がやってくる。 切ないストーリーの中に「差別」と「優しさ」というキーワードが織り交ぜられています。 ~感想~ 物語の最後にはどこかへ消えてしまうおにた。 彼は黒い豆となって豆まきをしたいという女の子の願いを叶え、その手...

~あらすじ~ 節分の日に、貧しい女の子のうちに心優しい小鬼がやってくる。 切ないストーリーの中に「差別」と「優しさ」というキーワードが織り交ぜられています。 ~感想~ 物語の最後にはどこかへ消えてしまうおにた。 彼は黒い豆となって豆まきをしたいという女の子の願いを叶え、その手で寒い外へと追い出されることを選んだのでしょうか。 それとも、「鬼だから」という理由で差別する人間にショックを受けて死んでしまったのでしょうか。 「おにだっていろいろあるのに、おにだって」 という言葉を残して消えていくおにたがかわいそうに思う一方で 「にんげんだっていろいろあるのに」 と考えずにいられませんでした。 もしもおにたが角を隠すための帽子をかぶらずに女の子と出会い、自分が本当は優しい鬼だと訴えることができていたなら、おにたは消えずに済んだのではないか、と思います。 「人間はどうせ鬼を嫌う」 というおにたの考えこそが「いろいろある」という考えをそもそも否定してしまっています。 誰かと分かりあいたいと願うのなら自分から心を開いていかなければならない。そんな想いが残りました。

Posted byブクログ

2009/11/24

阿萬紀美子さんの作品に岩崎ちひろさんがイラストを描いた。 この組み合わせは間違いなく名作です。 節分を題材にした優しくもあり哀しい作品。 紙芝居のように皆に読み聞かせるとより親が子どもを自分の膝に乗せてしっとりと読みたい一冊です。

Posted byブクログ

2009/10/04

読み聞かせ(2009.1.27使用/小1) 節分間近…ということでセレクト。 読んでるほうも泣けてきそうなストーリーだが、 抑揚をつけずにゆっくり読むほうがいい気がする。 淡い色づかいのいわさきちひろの絵は、遠くからでは良さが伝わらないので、子ども達は床に座らせ目の前で読んだ。 ...

読み聞かせ(2009.1.27使用/小1) 節分間近…ということでセレクト。 読んでるほうも泣けてきそうなストーリーだが、 抑揚をつけずにゆっくり読むほうがいい気がする。 淡い色づかいのいわさきちひろの絵は、遠くからでは良さが伝わらないので、子ども達は床に座らせ目の前で読んだ。 女子のほうが感情移入しやすいのか食い入るように見つめてる子が多かった。

Posted byブクログ

2010/06/07

節分の日に甥っ子に読んであげたら、自分の方が切なくなってしまいました。豆まきの前に読めばよかった…!(甥は神妙な顔になってしまった;) 黒い豆はきっとおにたの悲しみと優しい心の姿でしょう。話はもちろん、いわさきちひろさんの絵も最高に合っています!

Posted byブクログ

2009/10/04

 節分の前に、子どもたちに読んであげたい一冊。  鬼が悪者ってどうして信じていたのかしら。このお話を読んだ後には「鬼は外」なんて言えなくなりますよ、きっと!!

Posted byブクログ

2009/10/04

節分に関する絵本は数あるけれど、こんなにしんみりとするお話は他にない。 あまんきみこさんの心温まるストーリーをいわさきちひろさんの絵で完成させて。 幼稚園児から小学生まで幅広く楽しめる一冊。

Posted byブクログ

2009/10/04

「人間にだっていろいろいるように、おにだっていろいろいるのにな」←おぼろげな記憶だとこんな感じ。 おにたー!!!(泣) 切ないやら悲しいやら、優しいやらあったかいやら。 仕事で読んで、泣いた一冊。

Posted byブクログ

2009/10/04

小学校の頃、イトコの家の薄暗ーい物置で読んでせつなかったな〜。だから差別とか偏見はいけないんだよ!今読んでも泣きそうになる。

Posted byブクログ

2009/10/04

あたたかくせつなく鋭い視点で描かれた物語。世の中にはいろんな先入観からくる差別がありますが、この本では登場人物の誰もが優しくまっすぐなのが救いでもありやりきれなさでもあるのです。

Posted byブクログ