はてしない物語 の商品レビュー
大人も読む価値あり。
物語の構造が面白いです。ダメな主人公・バスチアンが古本屋で手に入れた「はてしない物語」。読み進めると読者の目はいつしかバスチアンの目となり、自分の読んでる本が劇中の「はてしない物語」だと気づく。やがて、現実と空想の世界も交わり、後半ではバスチアンが・・・。読んでおいて損はない本。...
物語の構造が面白いです。ダメな主人公・バスチアンが古本屋で手に入れた「はてしない物語」。読み進めると読者の目はいつしかバスチアンの目となり、自分の読んでる本が劇中の「はてしない物語」だと気づく。やがて、現実と空想の世界も交わり、後半ではバスチアンが・・・。読んでおいて損はない本。ただ、翻訳が少し古いかな。味わい深い表現なので減点ではないけど。
かっちゅう
ありのままの自分を愛することを教えてくれた本。
いじめられっ子の主人公バスチアンが、本の中の世界「ファンタージエン」を救う過程で、現実と理想のギャップに苦しみながら真実を受容していくさまは、こどもにもおとなにも「自分の物語」を始める勇気をくれます。
sayo
このあかがね色の本を選んだ当時10歳の自分に感謝している。この本と出逢えたおかげで、私は今でも読書に夢中だ。 初めて読んだ時からアトレーユとフッフールが大好きだったけど、今読み返してもやっぱり素敵!自分では無い誰かのために一生懸命になれる人は、いつだって素敵だと思う。私もそうい...
このあかがね色の本を選んだ当時10歳の自分に感謝している。この本と出逢えたおかげで、私は今でも読書に夢中だ。 初めて読んだ時からアトレーユとフッフールが大好きだったけど、今読み返してもやっぱり素敵!自分では無い誰かのために一生懸命になれる人は、いつだって素敵だと思う。私もそういう人になりたい。 私もいつかファンタージエンに行ってみたいって考えてた時もあった(今も時々考えてしまう)。自分だったら幼なごころの君にどんな名前をつけるだろうとか、アウリンを身につけたらどんな気持ちがするんだろうとか。考え出したらキリがなくて、それがすごく楽しかった。 きっと本を開けば、いつか扉を見つけられるはずだから。だからこれからもたくさんの本と出会いたい。色んな本を読んで、色んな世界を旅して、いつかこっそりお邪魔してみるの。それが、今の私のささやかな夢。 でも、これは別の物語、いつかまた、別のときにはなすことにしよう。
Posted by
「モモ」と同じミヒャエルエンデ。 これも好きな本の1冊。 どうしても自宅に欲しくて、 ケース(?)つきのハードカバー本を手に入れた。 何度も何度も読んだよ。 気づけば優しい人ってすぐそばにいるんだよね。 これからの子どもたちにも一生懸命読んで欲しいな。
Posted by
母が学生時代に読んでいた、ケース入りハードカバーの本を譲り受け、今更ながら読了。 ファンタジー世界への入り口が、赤い布張りの本であることから、物語の中で主人公が物語に入り込むように、私たちも本の中に迷い込んでしまうようだ。 今では滅多に見ない、多色刷りが現実世界と物語世界を分...
母が学生時代に読んでいた、ケース入りハードカバーの本を譲り受け、今更ながら読了。 ファンタジー世界への入り口が、赤い布張りの本であることから、物語の中で主人公が物語に入り込むように、私たちも本の中に迷い込んでしまうようだ。 今では滅多に見ない、多色刷りが現実世界と物語世界を分かりやすく分けている。 ミヒャエル・エンデの遊び心と物語表現への探究心を存分に感じられた1冊だった。
Posted by
絵本を読み進めるうちにその世界に入り込む少年、そのまではなんとなく知っていたのだが、本当の物語はその後から始まる。物語の世界の行く末を案じながら、自分を見つめ直す旅に出ることができる。
Posted by
再読。 唯一無二の読書体験がここにあーる。 わくわくのまま終わるファンタジーがここにある。 終わるけど終わらない。 はてしないんだ。 けれどもこれはべつの物語、いつかまた、別のときに話すとしよう。 個人的には、勇士ヒンレックと、オグラマール姫の、別の物語が気になる。いったいな...
再読。 唯一無二の読書体験がここにあーる。 わくわくのまま終わるファンタジーがここにある。 終わるけど終わらない。 はてしないんだ。 けれどもこれはべつの物語、いつかまた、別のときに話すとしよう。 個人的には、勇士ヒンレックと、オグラマール姫の、別の物語が気になる。いったいなにがどうした?ヒンレック。目を覚ましたのか?なんとかは盲目だもんな!
Posted by
いつか読もうと思っていた本をやっと読了。 生命の水の湧き出る泉へ通じる道なら、 どれも結局は正しい道。 大きな回り道をしたとしても。 知らない物は怖いから、今いる所に止まろうとする。 変わる事には勇気が必要。 勇気を出して踏み出しても、 動かなければ良かったと後悔に押し潰される...
いつか読もうと思っていた本をやっと読了。 生命の水の湧き出る泉へ通じる道なら、 どれも結局は正しい道。 大きな回り道をしたとしても。 知らない物は怖いから、今いる所に止まろうとする。 変わる事には勇気が必要。 勇気を出して踏み出しても、 動かなければ良かったと後悔に押し潰されるかも。 でも変わる勇気を持たなくちゃ。 半世紀以上を生きたおばさんにも響いた物語。
Posted by
本当に果てしなかったな! ファンタジーってすげー。無から有を生み出すのに、既にある有と結びつくんだもん。しかもちゃんと面白い これは子供の時に読みたかった。プレゼントされたら嬉々として読んだだろう。だからといって今が遅いわけじゃない てか『モモ』書いた人かい!そりゃおもろいわ!
Posted by
もっと早く出会っていたかった… というのが最初に思ったこと。 ハードカバーで購入したのは大正解でした! これは、今までとは違った読書体験ができた作品です。 ファンタジーが好きな方は、騙されたとおもって読んでみてほしい。
Posted by