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はてしない物語 の商品レビュー

4.6

559件のお客様レビュー

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大人も読む価値あり。

物語の構造が面白いです。ダメな主人公・バスチアンが古本屋で手に入れた「はてしない物語」。読み進めると読者の目はいつしかバスチアンの目となり、自分の読んでる本が劇中の「はてしない物語」だと気づく。やがて、現実と空想の世界も交わり、後半ではバスチアンが・・・。読んでおいて損はない本。...

物語の構造が面白いです。ダメな主人公・バスチアンが古本屋で手に入れた「はてしない物語」。読み進めると読者の目はいつしかバスチアンの目となり、自分の読んでる本が劇中の「はてしない物語」だと気づく。やがて、現実と空想の世界も交わり、後半ではバスチアンが・・・。読んでおいて損はない本。ただ、翻訳が少し古いかな。味わい深い表現なので減点ではないけど。

かっちゅう

ありのままの自分を愛することを教えてくれた本。

いじめられっ子の主人公バスチアンが、本の中の世界「ファンタージエン」を救う過程で、現実と理想のギャップに苦しみながら真実を受容していくさまは、こどもにもおとなにも「自分の物語」を始める勇気をくれます。

sayo

2024/04/29

いつか読もうと思っていた本をやっと読了。 生命の水の湧き出る泉へ通じる道なら、 どれも結局は正しい道。 大きな回り道をしたとしても。 知らない物は怖いから、今いる所に止まろうとする。 変わる事には勇気が必要。 勇気を出して踏み出しても、 動かなければ良かったと後悔に押し潰される...

いつか読もうと思っていた本をやっと読了。 生命の水の湧き出る泉へ通じる道なら、 どれも結局は正しい道。 大きな回り道をしたとしても。 知らない物は怖いから、今いる所に止まろうとする。 変わる事には勇気が必要。 勇気を出して踏み出しても、 動かなければ良かったと後悔に押し潰されるかも。 でも変わる勇気を持たなくちゃ。 半世紀以上を生きたおばさんにも響いた物語。

Posted byブクログ

2024/04/28

本当に果てしなかったな! ファンタジーってすげー。無から有を生み出すのに、既にある有と結びつくんだもん。しかもちゃんと面白い これは子供の時に読みたかった。プレゼントされたら嬉々として読んだだろう。だからといって今が遅いわけじゃない てか『モモ』書いた人かい!そりゃおもろいわ!

Posted byブクログ

2024/04/08

もっと早く出会っていたかった… というのが最初に思ったこと。 ハードカバーで購入したのは大正解でした! これは、今までとは違った読書体験ができた作品です。 ファンタジーが好きな方は、騙されたとおもって読んでみてほしい。

Posted byブクログ

2024/04/14

たとえ回り道でも自分の道は自分で決めるということ、本当に迷った時にそっと助けてくれる親や友達の大切さ。大人になるとまた違った目線で読めます。ハードカバーで残しておきたい永遠の名作。

Posted byブクログ

2024/03/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

後半はシリアスでダークなファンタジー。おさなごころの君が時に残酷な「神」のように思えるほど、告知無しであのアウリンの代償(記憶が失われ最後には廃人となる)は厳しすぎる。 きみは狂っているとアトレーユに言わせ、その手で彼を刺すなど、児童文学と思えないほど酷。 最後、アトレーユがバスチアンの記憶の代弁者、そしてバスチアンが始めた全ての物語を終わらせる代行者となる。バスチアンが現実に帰れ救われたのは全てアトレーユのおかげ。そのアトレーユの愛は彼も命の泉の水を飲んだから……。そこは生来のものであってほしかった思いもある。 理不尽に重すぎる代償や、現実世界とファンタージエンの相互作用についてなど、若干世界観や設定に腑に落ちない点あるが、それを差し引いても流石の名作。娯楽としても道徳や教養としても万人に勧められる間違いない作品。 蛇足だが映画はツッコミどころしかなかった。改めて原作が素晴らしいことがよく分かった。

Posted byブクログ

2024/04/02

童話館ブッククラブの配本。 この書物にまつわる仕掛けは読書家には有名なところであって、私もそれは心得ていたけれども。実際にバスチアンと同じタイミングで文章をたどるのをやめ、絹張りの表紙を見返した瞬間にそのシンクロぶりに笑ってしまった。ああ、Outer WildsやUnpackin...

童話館ブッククラブの配本。 この書物にまつわる仕掛けは読書家には有名なところであって、私もそれは心得ていたけれども。実際にバスチアンと同じタイミングで文章をたどるのをやめ、絹張りの表紙を見返した瞬間にそのシンクロぶりに笑ってしまった。ああ、Outer WildsやUnpackingや、私の愛するビデオゲームと同じ類の作品なのだ、これは。 中盤、主人公バスチアンの心の動きに不穏なものを認め、彼はいつか自分が目を背けているものに向き合えるのだろうかと、読み手の私も胸をざわつかせていただけに、終盤の残酷な展開のあとに訪れる「ヨルのミンロウド坑」のエピソードに涙がとまらなくなった。 そのまま最後まで泣いていた。 最後まで読んだ読者にはわかるのだけど、この私の涙すら作者のエンデは織り込み済みなのだ。シンクロぶりに気づいて、最後の最後にまた笑った。 児童文学のイメージが強く、読み慣れない大人は敬遠しがちかもしれないけれど、エンデの極彩色の想像の世界は幼いうちには処理し切れなかったかも、とも思う。 589頁の長篇なので読むのに体力がいるが、未読の方には強くお勧めしたい、人生の1冊となり得る本。

Posted byブクログ

2024/03/14

読み終わるまでほんっとうに果てしなかった…。 読んでも読んでも「え!?まだ残りこんなあるの!?」の繰り返し。でも長くて飽きるということは全くなく、ずっと面白かった。 現実世界とファンタジーの冒険の繰り返しでこのあとどうなっていくんだろうと読み進めていくのが楽しかった。 また数年読...

読み終わるまでほんっとうに果てしなかった…。 読んでも読んでも「え!?まだ残りこんなあるの!?」の繰り返し。でも長くて飽きるということは全くなく、ずっと面白かった。 現実世界とファンタジーの冒険の繰り返しでこのあとどうなっていくんだろうと読み進めていくのが楽しかった。 また数年読み返したいなと思った本。

Posted byブクログ

2024/03/04

読んだのは結構昔なので忘れかけてるけど読み進めるのがしんどかった記憶。でもこの本は私の想像力の豊かさを創ってくれたと思ってる。

Posted byブクログ