犯人に告ぐ(下) の商品レビュー

雫井脩介【著】

2020/06/27

警察ものの小説はあまり読まないので見慣れない言葉などが多くて上巻はだいぶゆっくり読んだ。慣れてくると面白くて一気に読める。

出てくる人間全員の人間性が伝わってきて面白い。
あーこの人いいわーってほっとしたり、イライラさせられたり。
キャラクター設定がいい。
犯人に小川が当たってしまうところがすごく好き。

長いけど最後しっかりまとまった感があって良かった。

2019/11/17

面白かった！今夜は震えて眠れ！は名言！！
ただ、少し前まで犯人に擦り寄っていた感からの手のひら返しが気に食わず。。
犯人逮捕が1番なのは分かるが、ちょっと気になった。ニュースコメンテーターの人、キャラクター良い。

2019/10/25

連続児童殺害事件を追う刑事が、テレビのニュース番組に出演しながら犯人探しをするという、異例の捜査を繰り広げる。

過去の失態で左遷されていた主人公が、捨て身の覚悟で事件に臨む姿は、緊迫感もあり一気に読んだ。ただ、盛り上がったわりには犯人の正体や動機などは曖昧で、ちょっと物足りなさも。
また、刑事らしからぬ容姿、組織内での不器用な身の振り方、家族への思いなどが描かれているものの、主人公の人物像がいまひとつぴんとこなかったのだが、読後他の人のレビューから映画化されトヨエツが主演していたと知り、ようやくつかめた。今、シリーズ2作目を読んでいるのだが、急にリアルな主人公に感じられそう。

2019/10/24

今まで読んだ中で一番おもしろかった。
犯人よ。。。今夜は震えて眠れ
のとこは鳥肌たった。
ところどころで登場する、間抜けな刑事の小川巡査長が微笑ましくて、殺伐とした話の中でほっこりさせてくれる。

2019/09/10

非常に面白かった。上巻がプロローグ、下巻が本編のような構成になっていますが、上巻だけでボリューム＆緊張感があり、読みやすさも手伝って上下巻ノンストップで読破。勢い余ってそのまま「犯人に告ぐ2」も購入してしまいました。

映画は観ない方が良かったなぁ。

2019/09/07

面白いのだけれど…、そのような視点で書かれているのは分かっているけれど。
警察側、一般市民側の視点のみで書かれていて、犯人側の描写がほぼないのが食い足りない感じ。
オズの魔法使いの話を思い出した。

2019/09/06

劇場型捜査に重点が置かれているからか、犯人がどうして罪を犯したのかというところまで詳しく書かれていないので、どうにもしっくり来ず。罪を犯したことが悪いのだから犯人の背景は関係ないということ…？うーん。
それでも面白かったので★4つ。もう少し逮捕後のことが書かれていたら良かったとか巻島さんが報われる話が読みたかったとかそういう私の好みは置いておけば、下巻の展開は良かったです。

2019/07/31

登場人物それぞれのキャラクターが立っていてこ気味良い。誘拐や幼児連続殺人事件などやるせない事件だが、犯人を見つけるのも至難の業。
被害者感情と警察の乖離をどう埋めるか？
捜査陣が皆同じ方向を向いていれば良いが、中には不届き者も。その攻防がイライラハラハラしながら楽しめた。

「人を叩きすぎちゃあいかんのです」「叩けば誰でも痛いんですよ」「痛そうじゃないから痛くないんだろうと思ったら大間違いだ…それは単にその人が我慢しているだけですからな」

2019/05/31

私事ですが 上巻を二冊買ってしまいやっと下巻を買って読み始めたら…
有賀って誰？？？…で もう一度上巻を読み返し それでも有賀？？のまま、下巻を読みました。あぁ～最後まで読んだときわかるのね。
で、感想ですが おもしろかったです。
植草さんをやっつける所はスカッとしたし、最後の 麻美さんとの話はぐっときました。でも、とっても頭の良さそうなバッドマンが ローラー作戦であんなに簡単に引っ掛かってしまうのはちょっと残念でした。

2022/11/05

植草の気持ち悪さが際立ち、バッドマンの存在感が徐々に薄れていってしまった。ワシとの疑いがある有賀も突然出てきたら死んでしまったりして、いっぺんに詰め込みすぎて全体としても尻すぼみな感が否めない。