犯人に告ぐ(下) の商品レビュー
2018年6月6日読了。 上下合わせて661ページ。 ワシとバッドマンという容疑者を「劇場型捜査」をしていく話。 映画化されているので、ストーリー知っている人も多いと思うけど、期待値よりイマイチ。 伏線も弱くサラッと読めて面白いことは間違いないけど、ライトだね。
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う〜〜ん、おもろいっ! 犯人探しよりも対情報リーク犯人戦が息をも吐かせぬおもしろさ。 物語の最後は最後で苦味が効いてる、好み。 ヤングマンは見た目からじゃなくて本質的にヤングマンだったんだなぁ、あの号泣シーンでそう思いました。 上巻の感想書く時に2の存在を知った時によもや?と思ったが綺麗に完結してくれてめでたし、めでたし。 満足しました。
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面白かった!! 劇場型犯罪には劇場型捜査を! その設定、ストーリ展開にドキドキしながら楽しめました。 下巻ではいよいよ情報が集まりだします。 犯人(=バッドマン)からと思われる手紙。本物か偽物かといったところから、本物の手紙を断定していきます。 さらに犯人に呼びかけを行い、...
面白かった!! 劇場型犯罪には劇場型捜査を! その設定、ストーリ展開にドキドキしながら楽しめました。 下巻ではいよいよ情報が集まりだします。 犯人(=バッドマン)からと思われる手紙。本物か偽物かといったところから、本物の手紙を断定していきます。 さらに犯人に呼びかけを行い、さらなる情報を引き出す巻島。 一方で、別テレビ局にその捜査情報を流す警察内部。 捜査が進展しない状況で、ついには、世間からも内部からも非難が上がり始め、その捜査の着地点が視えません。 どうなる?どうなる? って思っていたところで、ついにクライマックスへ。 巻島の「犯人に告ぐ」シーンは迫力満点でした。 「今夜は震えて眠れ」というセリフが凄みがあります。 犯人を追いつめ、逮捕することが出来るのか? さらに、上巻で伏線だろうなって思っていた巻島の家族構成もその通りに使われます(笑) そして、最後には6年前の事件について、正面から向き合う事になります。その台詞には胸が熱くなりました。 これは、とってもお勧め!
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読めば読むほど、この事件はどうやって解決するのかとのめり込んでいきました。ただ事件の解決を描くだけでなく、一度失敗を経験した主人公の心情がグッときました。
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評価は3. 内容(BOOKデーターベース) 犯人=“バットマン”を名乗る手紙が、捜査本部に届き始めた。巻島史彦は捜査責任者としてニュース番組に定期的に出演し、犯人に「もっと話を聞かせて欲しい」と呼びかけ続ける。その殺人犯寄りの姿勢に、世間および警察内部からも非難の声が上がり、いつしか巻島は孤独な戦いを強いられていた―。犯人に“勝利宣言”するクライマックスは圧巻。「普段ミステリーや警察小説を読まない人をも虜にする」と絶賛された、世紀の快作。
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上巻と同じく一気読み。面白かったので映画も観てしまった。主人公は巻島だが、読んでる最中薄い壁があるというか、巻島の真意や本音がよくわからなかったが、彼なりに重いものを背負っていたということが最後にわかった。その手法は必ずしも正しいものかどうかはわからないけど。
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若い上司のクズっぷりと、それが墜ちていくカタルシスは爽快。 でも、ラストにかけては若干物足りなさを感じる。
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一刻一刻と状況が変化していく劇場型捜査の展開が面白く、一気に読めた。 6年前とは違う、今回の被害者との交流については、絆が生まれるまでの過程は読み取れなかったけど、最後心に重く残っていた6年前の事件からようやく少し救われてよかった。 犯人については、見つかってから逮捕までが呆...
一刻一刻と状況が変化していく劇場型捜査の展開が面白く、一気に読めた。 6年前とは違う、今回の被害者との交流については、絆が生まれるまでの過程は読み取れなかったけど、最後心に重く残っていた6年前の事件からようやく少し救われてよかった。 犯人については、見つかってから逮捕までが呆気なさすぎて、そのやりとりなどもう少し深ぼってほしかった。
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「ニュースナイトアイズ」に出演する巻島に対して、犯人からの手紙が届けられます。巻島は、犯人の心情に好意的なコメントを織り込みつつ、テレビ出演を続けます。 その一方、曾根の腹心の警視・植草壮一郎は、大学の同級生で現在「ニュースライブ」の出演する女子アナウンサーの杉村未央子の気を引...
「ニュースナイトアイズ」に出演する巻島に対して、犯人からの手紙が届けられます。巻島は、犯人の心情に好意的なコメントを織り込みつつ、テレビ出演を続けます。 その一方、曾根の腹心の警視・植草壮一郎は、大学の同級生で現在「ニュースライブ」の出演する女子アナウンサーの杉村未央子の気を引くため、捜査の状況を彼女に教えていました。未央子の出演する「ニュースライブ」は、巻島の出演によって高い視聴率をあげた「ニュースナイトアイズ」に対抗するため、6年前の事件を蒸し返し、巻島に対するネガティヴ・キャンペーンをおこないます。世間も、犯人に対して同情的な巻島の姿勢に対して非難の声をあげるようになります。さらに、警察内部からも今回の捜査手法に対する批判が続出し、曾根はふたたび巻島を切り捨てることを考え始めます。 そんな状況の中で、巻島は一人、テレビに出演して犯人に対する呼びかけを続け、ついに犯人の検挙につながる手がかりを得ることに成功します。 事件の解決へ向けての筋がきちんと通っておらず、ミステリとして読めるような構成になっていないことに、がっかりしました。巻島と植草、さらにはその背後に控えている曾根との戦いの方は、それなりに楽しめる筋立てになっていますが、そちらの展開はストーリーの中心とは言い難く、どうにも物語の焦点の絞りきれないまま最終ページにたどり着いてしまったように感じました。
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上巻が効いて巻島がとても魅力的でした。 あっという間に読み終えたのに読後の余韻が長く続くのは冷たさと温かさのバランスが良いからでしょうか。
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