犯人に告ぐ(下) の商品レビュー
月曜日に〔ニュースナイトアイズ〕の初出演を果たしてから、巻島はその週の水曜日、金曜日、そして翌週の月曜日にも出演に臨み、その四回の特集で四つの事件すべてを公開捜査にかけ終えた。
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上巻を受けてテンポよくストーリーは進んでいきます。新しい展開や上巻での伏線や謎解きも次第に進んでいき、飽きるヒマがありません。ただ、肝心の犯人たちの描写(動機や人間性など)がほとんど皆無で、いわゆる‘ミステリー’に分類してよいものか、正直微妙でした。
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今夜は震えて眠れ」 このセリフが先行しすぎているイメージがあります。 タイトルが犯人に告ぐなので仕方ない気もしますがね。 「人を叩き過ぎちゃあ、いかんのです…」 「叩けば誰でも痛いんですよ…」 「痛そうじゃないから痛くないんだと思ったら大間違いだ…それは単にその人が我...
今夜は震えて眠れ」 このセリフが先行しすぎているイメージがあります。 タイトルが犯人に告ぐなので仕方ない気もしますがね。 「人を叩き過ぎちゃあ、いかんのです…」 「叩けば誰でも痛いんですよ…」 「痛そうじゃないから痛くないんだと思ったら大間違いだ…それは単にその人が我慢してるだけですからな」 印象に残ったのは、この津田長さんの独り言のようなセリフです。 いつもは優しい津田長さんが少し怒っているような感じでした。 あと、上巻であれだけ「ワシ」を引っ張った割に、下巻では「ワシ」についての記述がほとんどなかったので、少し消化不良な感じがします。 いろいろ詰め込み過ぎているような気もしました。 あれだけ盛り込むのなら、上中下巻くらいあっても良かったですね。 火の粉がよかっただけに、少し期待外れでした。 決して悪くはないんですが。次回作に期待かな。
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ストーリー展開はテンポよし。ハラハラドキドキさせまくり。 事件は様々な事情・思惑が交錯し、非常に複雑なものとなってます。その複雑に絡まり合った糸がほどけ始めると・・・ワクワクドキドキ。瞠目ものの事実が明らかになっていくのです。毎回あっと驚かされます。そして、最後には少し涙が・・...
ストーリー展開はテンポよし。ハラハラドキドキさせまくり。 事件は様々な事情・思惑が交錯し、非常に複雑なものとなってます。その複雑に絡まり合った糸がほどけ始めると・・・ワクワクドキドキ。瞠目ものの事実が明らかになっていくのです。毎回あっと驚かされます。そして、最後には少し涙が・・・(;o;_;)o とにかく、最高ですっ!!
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スリリング!! ひとつの大きな事件と、内部紛争。 二つのストーリーが絡み合って、息をつかせぬ展開を呼んでいます。 ラストでは思わず涙してしまいました。 これはオススメです。 映画も見てみたい!!
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うん、凄く良かった。 二転三転する物語の意外性、植草を嵌めていく小気味良さ。これだけでも十分面白い作品なのだけど、犯人にも被害者にも警察にもそれぞれの家族にも、世の中に折り合いをつけながら生きていながら、しかし折り合い切れない心の襞があることがじんわり沁みてくる終章の余韻。 「い...
うん、凄く良かった。 二転三転する物語の意外性、植草を嵌めていく小気味良さ。これだけでも十分面白い作品なのだけど、犯人にも被害者にも警察にもそれぞれの家族にも、世の中に折り合いをつけながら生きていながら、しかし折り合い切れない心の襞があることがじんわり沁みてくる終章の余韻。 「いろんな意見がある社会で生きてるわけでね、みんな自分の落としどころを見つけてやってるわけですよ」 そうなんだけどね、それだけでは生きていくのは辛いわけで、それぞれの心情の吐露とそれを受け止める回りがあってこその人生と。。。
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おもしろいですねー。テンポ良く読める警察小説。主人公が格好良すぎですが、キャリア組の上司とのせめぎ合いやテレビ局同士の戦いなども描かれていておもしろかったですね。2007/09/30読了
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前代未聞の捜査方法というのは、巻島警視がテレビニュースに定期的に出演し、犯人に直接呼びかけるというもの。警察内部には、保身にはしる人間がいたり、ごく個人的な理由で情報をリークする人間もいたり。物語の行き着く先がまったく見えないまま、ギリギリのところまで読者を引っ張っていきます。映...
前代未聞の捜査方法というのは、巻島警視がテレビニュースに定期的に出演し、犯人に直接呼びかけるというもの。警察内部には、保身にはしる人間がいたり、ごく個人的な理由で情報をリークする人間もいたり。物語の行き着く先がまったく見えないまま、ギリギリのところまで読者を引っ張っていきます。映画化されて、すでにテレビでも先行放送されているようですが、どのように仕上がっているのか、気になるところです。
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